東京都の猪瀬知事が去年12月の東京都知事選挙の前に大手医療法人「徳洲会」グループ側から5000万円の資金を受け取り、徳洲会が東京地検特捜部の強制捜査を受けたあとに全額を返却していたことが分かりました。 この資金提供について猪瀬知事は会見で、「選挙のためではなく個人的な借入金だ。すぐに返すつもりだったがチャンスがなく返却が遅れてしまった」などと釈明しました。 猪瀬知事の説明によりますと去年12月の東京都知事選挙のおよそ1か月前、徳洲会グループの徳田虎雄前理事長と入院先の神奈川県内の病院で面会し立候補に向けて支援を要請したということです。 その後、徳洲会側から資金提供の申し出があり告示日直前の去年11月中旬ごろ、衆議院議員会館にある前理事長の次男の徳田毅議員の事務所で、知事本人が徳田議員から現金で5000万円を受け取ったということです。 知事はこの金の存在を陣営の関係者には一切伝えず、貸金庫に