先頭車両が連結されたJR西日本の新型車両「227系」。〝耳〟が特徴的だ=26日午前、大阪府東大阪市の近畿車両 JR西日本は26日、来年春に山陽線や可部線など、広島県を中心に投入される、新保安システムを搭載した新型車両「227系」を、製造元の近畿車両(大阪府東大阪市)で報道公開した。JR西によると、広島地区への新型車両の導入は32年ぶり。 先頭車両の前部には連結時にホームの乗客の転落を防止する部品が取り付けられ、まるで耳のような特徴的なデザイン。車両側面には広島カープを連想させる赤の縦ラインをあしらい、座席も赤を基調にした。 新保安システムは車輪の回転数から走行位置を計算。ホームの形状や信号機の位置、制限速度を登録したデータベースや地上センターと照合し運用するため、自動列車停止装置(ATS)よりも幅広い運転支援ができるという。ドアとドアの間に乗客が傘などを挟んで引き抜こうとした際に先端部分の