音楽はダウンロードして聴くスタイルが主流になりつつある現代。一方で、昔懐かしいカセットテープがブーム再燃の兆しと聞く。今さらカセットテープ?と思ってしまうところだが、カセットでのリリースに力を入れているインディーズレーベル「ZOMBIE FOREVER」の森幸司氏は言う。 「アメリカのインディーズレーベルやバンドが、カセットテープにダウンロードコードを付けて売る方法が流行っていて、日本でも音楽好きの人の間で徐々に注目が高まっています」 このようにCDのおまけとしてカセットテープを付けたり、テープにダウンロードコードを付けたりするリリースが増えているそうだ。今年1月には、気鋭のレゲエバンド、TAMTAMが「謎のカセットテープ」をタワーレコードで無料配布したことも話題に。 「作り手側としては、自分で作れて500~1000円で売れるので、在庫を抱えず、身の丈に合った音楽販売ができるのが利点