私も常々地方人口減少というのをざっくり語っても意味はなくて、流出年代や男女別での数字をしっかり捉えて見直すことが大切と言っています。よく地方には「就職先がないから」みたいな話がありますが、正確には「就職したいような仕事、職種がなく、現代的なキャリア設計が不可能だから」というのがあります。 以下のコラムでも触れたように、人口動態をみれば明瞭に女性のほうが男性よりも都市部に流出しているのがわかります。これはもともとの地方に女性対する処遇や環境に問題があることを示していて、東京が悪いとか都市部がどうのこうの言う前に、相対的に「嫌だ」と思われている点を地方側の経営者などが変えなくてはなりません。 日本有数の優良雇用があり、経済成長もしている愛知県ですら女性流出は甚だしく、男性は流入するけど女性は出て行きまくり、とんでもない男女比率になっている自治体が存在しています。つまりは給与がそこそこよくて、福
