富山の冤罪事件で、証拠が「捏造」されていた、ということが問題になっていますが、 http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070605#1181001049 これが捏造であれば、捜査機関(特に警察)やっていることは捏造だらけ、という面があります。 例えば、問題になっている被疑者作成の見取り図ですが、いきなり被疑者に書かせて、それを供述調書に添付する、ということをするのではなく(そうする場合もありますが)、何度か(重要なものであれば何度も)下書きをさせ、その間に、取調官から、種々の情報を与え、極端な場合は取調官が「ここは、こうじゃないか」などと言いながら書き加えたりして、最終的に、そういった下書きを見ながら「清書」させる、ということが、かなり広く行われています。これは、ほとんど警察でのことですが(検察庁ではそこまで時間はかけられない)、検察庁では、そういった形で「刷り込ま
はてなブックマーク - 痛いニュース(ノ∀`):光市母子殺害事件 弁護側「死姦は蘇生行為」と主張 どんだけ煽られやすいんだよ、と。 伝えられているような主張は、確かにかなり無理があるというか、苦しいと見えます。死刑を避けるためになりふり構わない、というように見える。弁護団は21人。つまりこの主張を頭のおかしな主張、と捉えるなら、21人が足並みを揃えて異常な行動をとってることになる。もし本当そうなら、相当に異常な事態だし、ということは「そういう見方のほうがおかしい」って可能性もそれなりにあるってことだ。 弁護団の代表は安田好弘という人物なんですね。凶悪犯の弁護をずいぶん引き受けているらしい。安田弁護士自身が逮捕されたときには、多くの弁護士が弁護しようとしたとのことで、同業者からの信頼はかなりあるんでしょう。被害者遺族会の中にも彼を支持する人がいる、と Wikipedia にはありますね。少な
朝日新聞の記事に、 「赤ちゃん」から育て直す 神戸児童殺傷から10年 というものがあった。 内容は大変興味深いもので、10年前の 神戸連続児童殺傷事件 の犯人、酒鬼薔薇聖斗が少年院に入り、退院するまでの更生教育を簡単に紹介したものだ。 「世の中は弱肉強食。自分が年下の子を殺しても、大人が自分を死刑にすればつじつまは合う」と言い切り、「生きることを強いる大人は嫌いだ」と、裁判関係者や肉親の面会を拒んだ。 こんな事を言っていた少年が、 「総括期」に入って約5カ月後の03年秋、男性は職員らに言った。 「ご遺族に会い、僕にどのような人生を歩めと言われるのか、聞かせてほしい。言われる通りに生きていきたいのです。僕が更生するとはどういうことなのか、償いながら生きるとはどういうことなのか教えてほしい」 こう言えるようになるまでの6年5ヵ月、どれほどの山や谷があった事だろうか。 この記事をブックマーク
えーと、この山形は、中学生が一人でに丸まったマットへと頭を突っ込んで窒息死してしまうようなお土地柄でありまして(十代をまことに楽しく過ごさせていただいた私にとって、あれは黒人にとってのロドニー・キング事件並みにグツグツとくるものがある)、被害者とその親族に対する権利というものも何とかならんのかと思うわけですが、それでもやっぱり、一般市民が犯罪者に裁きを下すという制度には抵抗を感じるのであります。 おそらくそれはウエスト・メンフィス3(以下WM3)のような冤罪事件を知ってしまったからかもしれません。一般市民による裁きというのが、どれほど恐ろしいものかを紹介するのに、これほどふさわしいヤマはないでしょう。 すでに映画秘宝系のライター、町山智浩氏や高橋ヨシキ氏のテキストによって詳しく語られている話ではあるのですが、ネットで検索してもロクに引っかかってはこないところを見ると(そりゃ英語では山ほど語
わたし的棚ぼた一万円選書 急に千葉さんに手渡された封筒、開けてみたら1万円札が1枚。何ごとかと思えば、同期の出張を代わったお礼をもらったらしい。 「葵はワンオペで育児してくれたから」と半分わけてくれました。 泡銭の1万円 これはもう、わたし的1万円選書をしろという思し召しなのでは……
Author:春霞 ・社会問題について、本当のところ法律的にどうなのかを検討しています。裁判例の検討もしています。 ・判り易さを心掛けていますが、法律論のレベルをあまり下げていないので、難しいかもしれません。 ・演奏会の評論も少し。 ・過去のエントリーに対して、度々追記しています。 <12月28日付お詫び> 私事の問題がやっとよい方向となり、エントリーを更新する時間を設けることができました。エントリーの更新とともに、コメントへのお返事もしていきたいと思います。 <7月27日付“再びお詫び”> 4月頃から切実になってしまった私事の関係なのですが、再び同様の事態が生じており、コメントへのお返事をする時間がなかなかとれずにおります。エントリーの更新よりも、コメントへのお返事をするべきという気持ちも強いので、大変心苦しく思っております。ただ、郵政選挙がブログを開設した動機であったため、政権交代選挙
気がするんだが、どうか。 『NATROMの日記 - 信仰と狂気〜吉村医院での幸せなお産』で『幸せなお産(ウェブ魚拓)』とか言う胸クソ悪い文章を知ったわけだが、実は初見ではせいぜい 〃∩ ∧_∧ ⊂⌒( ・ω・) はいはいオーガニックオーガニック `ヽ_っ⌒/⌒c ⌒ ⌒くらいにしか思ってなかった。文章の最後には最低の結末が書いてある。心安らかに過ごしたい人にはあまりお勧めしない結末が。 で、だ。どうやら俺が先日読んだ後、この話の当事者が2名、コメント欄に書き込みをしていたらしい、というのをさっき天漢日乗さんで知ったので改めてコメントを読み返し、ついでにYahoo! blogの方にもエントリしていた奴を読んでみた。*1 ……いや、もうこの竹まつさんて人、駄目でしょ。色んな意味で。赤ちゃんの身に降り掛かった不幸の真相についてもあまりの事に開いた口が塞がらないと言うか。コメント欄も、最後の方
■援交フィールドワークをしつつ女子高生を擁護していた頃の私は「自己決定=自己責任 原則」を旗印にしていたが、「人は自分のことを決定できない」「人は自分の責任を取り きれない」など稚拙な批判に遭った。 ■イラク人質事件での「自己責任」大合唱を聞くにつけ、「自己決定=自己責任原則」の 専門家たる私としては心強い限り(笑)。と思ってよく聞くと「政府に逆らう奴は自分で ケツを拭け」だと。三度ヘソで茶を沸かした。 ■政治家から国民までこれほど民度が低いとは。福田元官房長官は「政府に迷惑をかけて おいて」だと。「外務省職員は寝てないんだ」とさ。雪印食品の社長に噛みついた記者の 「俺だって寝てないんだ」発言を思い出す。 ■取材で眠らないのは記者の仕事。パスポートを持つ国民の救出で眠らないのは役人の仕 事。国民の憲法的命令に服するは公僕たる役人の本務。犯罪者だろうと国民救出に全力を 尽くすのは憲法的義務。
»iDea iPhoneにしろ何にしろ、偉大な発明というものはちょっとしたアイデアやひらめきから生まれるもの。 日常の何気ない場面で思いついたアイデアが、後に大きく花開くことだってあるはず。 そんなアイデアの卵を取りこぼしたくない方にオススメのガジェットがこちら。 『iDea』 一見、ただのテーブルナプキンと見間違えてしまうくらいシンプルなデザイン。 それでは、『iDea』の機能を見ていこう。 『Space』 アイデアを書き留めるのに十分なスペースを装備。 突然アイデアが降臨したときでも迅速に書き留めることが可能。 『Compatibility』 落書き、図表、スケッチ、あるいはただのテキストでも、『iDea』はあらゆるフォーマットでアイデアを記録できる。 他のプラットフォームからでもシンプルなdrag-and-jot(ドラッグ&メモ)操作でiDea上にデータを移動可能。 『Share』
「幸せなお産」というコラムを見つけた。「有機野菜・無添加の素材をつかったオーガニック料理」を配達するお店のサイトのコンテンツ*1で、「人生マクロビオティック」「オーガニック生活のすすめ」といったコラムの中の一つである。たまたまうまくいった例を紹介して自然分娩を賛美するのはよく見かける。このコラムも「病院での人工的な分娩ではなく、自然な分娩を行いうまくいったハッピー」という内容だろうなと読者諸君は想像されるかもしれない。しかし、このコラムはその想像の斜め上をいく。 ■幸せなお産 (■魚拓)(オーガニックエッセイ たけまつばなし一覧) 多少長いので、要約する。両親ともに「お肉も食べない無添加のバリバリオーガニック生活」を送っていた。妊娠が判明し、近所にマクロビオティックの助産院があったが、「逆子は法律上、助産院では産めない」。大阪の病院では「あなたの骨盤ではこの大きな頭の赤ちゃんの自然分娩は無
はてなブックマークから辿り着いた記事だったと思います。 かなり重い内容ですので、ご注意下さい。 NATROMの日記「信仰と狂気〜吉村医院での幸せなお産」 記事中のURLは既に削除されています(その前に読みました)。魚拓の方は残ってます。 お断りしておきますが、ワタシは医療関係者ではありません。 最初読んだ時は、この子の為に酷いと思いました。そして、現代医学のおかげで誕生時に母を失わなかった者として、「んじゃ、ワタシ達母子は『目が死んでる』んかい」とも。 その後、コメント欄に寄せられた搬送先の病院関係者と思しき書き込みから、エホバの証人の輸血拒否事件の時に感じたように、巻き込まれた(いや、現在進行形か)医療関係者の方の苦悩に頭が下がりました。 そして、更にその後。果敢にも(?)ご本人(?)登場。 詳しくはコメント欄をご覧頂きたいのですが、最初は怒りしか感じなかったですね。 でも、その内に、こ
とんでもない話しを読んでしまった。 NATROMの日記:「信仰と狂気〜吉村医院での幸せなお産」 こちらのblogに「幸せなお産(web魚拓)」というコラムが紹介されているのだが、そのコラムの内容がとんでもなかったのだ。 今は当該記事は消されているらしいのでWeb魚拓を見ていただきたいのだが、とりあえず「幸せなお産」に書かれている事の概略をまとめてみる。 関西で有機野菜・無添加の素材をつかったオーガニック料理のデリバリー業をやっているとおぼしき夫婦に子供が授かった。 自然分娩を希望するが、近所にあるマクロビオティックの助産院では逆子だったので、法律上助産院で出産不可となり、産院を紹介される。 産院で胎児の頭の大きさと、産婦の骨盤の大きさの関係で、経膣分娩は無理と判断され、帝王切開を勧められる。 お灸や体操など試みるも逆子は治らず、帝王切開の日程が決まる。 しか
≫はあちゅう主義。:911陰謀説 有名な9.11の陰謀話に喰い付いてるよ。 これ見て、思い出した。しかも、前に叩かれたはあちゅうのエントリーを探そうと思って、グーグルで「はあちゅう これはひどい」と打ったら一発だった。笑。 ≫はあちゅう主義。:小娘が何か言ってます。 これは“教育改革必要、愛国心は重要、ニートは非国民、人間力落ちてる”っていうエントリー。 この二つを読んで、なんかピンときちゃった。 最初のエントリーは、「今まで知らなかったけど、世間やマスコミで流れている9.11に関する情報にどうも嘘があるらしい。しかも今まで教えられてきた歴史まで捻じ曲げられているらしい。ユダヤ人が裏で歴史を捏造してうまい汁を吸っているらしいぞ」。 って内容。 後者は(ちょっと深読みが混じるけど)「今まで知らなかったけど、最近ニートが増えているのはリベラル思想が生んだねじれのようだ。どうも私たちが受けた戦後
ニュース23の愛国心特集をチラ見。 まあ、予想通り。 というよりも、あまりにも陳腐な展開にあらためてびっくりいたしました。 香山リカの言う「プチナショナリズム」は、「プチナショナリズムと言ってみたかっただけちゃうんか」というレベルのおとぎ話だと思う。 たしかに、ネット右翼という現象はあるし、全体として、現代の若者が「右傾化」しているのは事実だ。 が、現在あらわれている「右傾化」は、必ずしも「反動化」や「保守化」ではない。 というよりも、ここで言う「右傾化」は、従来の区分でいうところの「右翼」「左翼」とは無縁な座標軸の上で起こっている現象であって、とすれば、正確には「右傾化」ではない。 あえて名付けるなら「強硬化」「粗暴化」ぐらいな傾向だと思う。 以下、うまくまとめる自信がないので、箇条書きにする。 まず前提。 従来の(つまり昭和時代の)枠組みでは、右翼とは「反共的」「国粋的」「保守的」「伝
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