民法の全体像「民法とは」 ここは、民法の全体像「民法とは」を講義している教室です。 今回は,民法とはどんな法律か?についてお話しますね。 民法とは,市「民」のことについて定められた「法」律ということで,「住む家を借りた」だの「結婚する」だの「車を買った」だのという,私たちの普段の生活について定められた法律,ということができます。 ただ,この言い方は,かなり不正確でして,もう少し民法の特徴を捉えた言い方をすると, 民法とは,「私法の一般法で実体法に分類される法律である」となります。 こんなことを,のっけから言われると,とたんに,頭の中が「???」となりますよね。 でも大丈夫ですよ。今回は,これらについて説明をしていきますね。 1.公法と私法 まず,今の日本国の中には,たくさんの法律がありますが,これをざっくり分類すると,公法と私法の2つに分類できます(中間的な「社会法」も含めた分類もできます