今のひとはあまり知らないかもしれませんが、ディズニーのアニメが、商業的にも作品的にもダメダメだった時代があります。 長編アニメのリストを見れば、「ロビン・フッド」が1973年(日本公開はずっと遅れて1975年)、次の「ビアンカの大冒険」が1977年(日本公開はなんと1981年)です。この間、ディズニーアニメの商業的価値は地をはっていました。 劇場公開時に「ロビン・フッド」を見に行ったわたしがいちばんあきれたのは(地方とはいえ、観客10人程度?)、同じ絵、同じ動きがくりかえし、違うシーンで出てくるところ。すでにTVアニメではあたりまえのテクニックだったのでしょうが、あのディズニーが、劇場用長編で、それをやるかー、という感想でした。 ときは流れて2016年。花沢健吾『アイアムアヒーロー』21巻(2016年小学館、552円+税、amazon)について。 いやもうなんだよこれは。 同じアングルの同