今回の台風21号の影響で4日から5日にかけて各地で猛烈な風が吹き、気象庁によりますと、全国の風の観測点のうち、近畿や四国、それに北海道など99の観測点で、統計を取り始めてから最も強い最大瞬間風速を観測しました。 また、東海や北陸でも風が強まり、福井県敦賀市で47.9メートル、中部空港で46.3メートル、金沢市で44.3メートルを観測し、東海で21、北陸で12の観測点で観測史上最も強い値を観測しました。 その後、5日明け方にかけては北海道でも風が強まり、新千歳空港で33.4メートル、江別市では33.1メートル、美唄市で30.5メートル、帯広市で25.7メートルを観測するなど、北海道の22の観測点で観測史上最も強い値を観測しました。 この結果、全国927の風の観測点のうち、99地点で観測史上最も強い最大瞬間風速を観測し、記録的な暴風となりました。