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安部公房『箱男』読書会 : 東京大学文学研究会公式ブログ
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安部公房『箱男』読書会 : 東京大学文学研究会公式ブログ
4月24 安部公房『箱男』読書会 カテゴリ:読書会 二年の吉田です。 4月20日に行われた第2回新歓読書会の... 4月24 安部公房『箱男』読書会 カテゴリ:読書会 二年の吉田です。 4月20日に行われた第2回新歓読書会の報告です。 参加者は新入生7名にサークル員6名でした。 題材は安部公房の『箱男』。執筆に六年の歳月を費やし、1973年新潮社より刊行されています。難解と評されがちな公房の中でも、とりわけ晦渋な作品といえるでしょう。新入生から頂いた本作品の感想においても、そもそも物語として何が起きたのか、挿入されている写真は何か、と構成そのものへの疑問が目立ちました。ある程度の読みやすい作品が新歓読書会で求められる必須要項だとすれば、選択そのものが全く大した過失だといえます。しかしながら、作品全体はともかく、部分としては大変に親しみやすく、面白い。構成としての画期的な新しさも含めて、二読、三読に耐えうる傑作です。 さて、あらすじに関してですが、どうしても割愛せざるをえません。『箱男』では要約なんぞとい