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今回は代替画面バッファに関する雑多な事を書いてみようと思います。 普通のユーザーには役に立つ事はほとんどないと思いますが、こんな事も有るんだと読んで貰えたら幸いです。 3種類の代替スクリーン切り替え命令 vi等の全画面を使うプログラムを実行した時、終了した時に実行前の画面状態に戻したいという要望から代替画面バッファは生まれました。 この機能はxtermでの独自拡張として生まれました。そしてxtermで使われている内に、いくつか不具合が見つかってきました。この不具合に対処する為に、xtermは既存の命令の動作を変更するのではなく、動作が少し違う新しい命令を新設するという選択をしました。その為、現在では3種類の代替画面切り替え命令が存在します。 端末のモード ここで、代替画面切り替え命令のベースになっているモード切り替えについて触れます。 端末には、”キーボードロック”や”挿入モード”、
termcapとterminfo 端末エミュレータとと切っても切れない関係にあるのが、termcap&terminfoデータベースです。このtermcap&terminfoデータベースですが、書かれている内容が文字や記号の羅列で意味がとりづらく、「よくわからないけれどこう書けば動く」というような黒魔術的な扱いがされる事も多いようです。 今回はこのtermcap&terminfoデータベースについて書いてみたいと思います。 どんな物か termcapやterminfoは、端末の動作の違いを吸収するためにあります。 dateやcatなどの大多数の一般的なコマンドでは文字列を順番に出力するだけなので、端末の違いが影響する事はほとんどありません。これに対しviなどの画面全体を使うようなプログラムでは、カーソルを指定した位置に移動したり、指定した位置に新しい行を挿入するといった操作が必要になりま
去年の暮の話ですが、色々なAdvent Calendarが開催されるのを見て、端末&端末エミュレータ関連でもAdvent Calendarをやりたいなと思いました。ですが、その時はすでに12月に入って2週間近く経っていたので、来年でいいかと流してしまいました。ただ自分の忘れっぽさを考えると今年の年末もまた忘れていそうだなと思い、年が明けたのでせめて三が日の間だけでも似たような事を出来ないかなとやって見ます。(飽きっぽいのでかなり弱気) # そもそも初日から遅刻してるし。orz まず初日は端末エミュレータの特殊機能である“代替画面バッファ (Alternate Screen Buffer)”について書いてみます。 機能概要 viなどでは画面全体を利用して表示を行いますが、viを終了した時に編集中の画面が消え、vi起動前の画面に戻った事はないでしょうか? この時に使われている端末の機能が代
この記事は ターミナルマルチプレクサ Advent Calendar 2011 : ATND の15日目です。14日目は yoshikaw さんの 開発版GNU Screenでマウスを使う でした。 GNU screenやtmuxには色々な機能がありますが、その中の一つにコピーモードがあります。コピーモードを使えば、あるウィンドウで選択してコピーをしたテキストを別のウィンドウに貼り付ける事が出来ます。 このコピーモード、使っている内にコピーした内容をOS/ウィンドウシステムのクリップボードに反映したいと思うこともあるのではないでしょうか? screenやtmuxをローカルのコンピューターで動かしている場合は比較的簡単で、コピーした内容をxselやpbcopyなどのクリップボードの内容を設定できるコマンドに渡すという方法が使えます。しかし、screen/tmuxをリモートのサーバ上で動かし
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