叶わなかった昔の恋だけど、幼馴染がずっと好きだった。 途中から執着なのか、幸せだった過去に縋りついてるのか、あるいは本当に好きなのかわからなくなってしまったけど、あれほど一人の人を真剣に思い続けることはこの先の人生であり得ないと思う(当方20代前半)。 またあれくらい人を好きになりたいなあと思いつつ、辛いから勘弁だなあとか、もう大人になっちゃったから無理だよなあとも感じている。 ところで、どうして幼馴染ってあんなに魅力的だったのだろうか。どうして自分は、それ以外のものを信じられなくなってしまったのか。 思春期の感性が鋭すぎたのか、美化された思い出と郷愁がごちゃ混ぜになってしまったのか。自分の体験に引っ張られて、ラブコメでは幼馴染ポジションのキャラしか推せなくなった。現実の恋愛でも、他人を信じようとすると心のどこかでブレーキが掛かるようになってしまった。 受け入れて生きていくしかないのでしょ