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検索エンジニアが集う!「検索技術勉強会」レポート - Qdrant、Elasticsearch、Vespa 活用事例 はじめに 検索基盤グループで機械学習エンジニアをしている渡會です。 2024年10月10日に検索技術勉強会が主催する「Search Engineering Tech Talk 2024 Summer」が開催され、株式会社ビズリーチは会場スポンサーをさせていただきました。 この勉強会は、「検索」/「検索システム」に関わる技術や知識を共有する場で、UI・UXやランキング、検索エンジンなど、検索に関わるトピックを扱っています。 今回、筆者を含むビズリーチプロダクトの検索基盤グループのメンバーがイベントに参加したので、そのレポートをお届けします。 検索基盤グループは、事業成長優先で着手できていなかった「ビズリーチ」の検索システムの負債解消や検索品質の向上に取り組むため、2022年に
はじめまして。HRMOS労務給与プロダクト部でエンジニアをしているgenと申します。 2022年4月に株式会社ビズリーチに中途入社して以降「HRMOS労務給与」の開発を行ってます。 給与計算システムの開発には広範な給与計算業務の知識が必要であり、定期的な法改正への対応も求められますが、前職では食品卸のお客様に対して業務システムの開発を行っており、入社時点では給与計算の知識を全く持っていませんでした。 労務給与プロダクト部では、エンジニアは必ずしも給与計算業務に精通しているわけではないという前提の上で「業務知識の深い理解」や「法律で明記されていない細部の明確化」ができるようになるために「業務スペシャリスト」と協力して開発を進めています。 この記事では、業務知識を持たない私のようなエンジニアでも法的要件があるプロダクト開発ができるようになる開発業務プロセスについて、給与計算システムの月額変更届
はじめに 検索基盤グループの加藤です。 ビズリーチプロダクトでは2年ほど前に検索機能に関する開発や改善を行うチームが組成されました。 最初はプラットフォームの検索APIリプレイスから始め、現在はサービス内の検索結果ランキング(並び順)の継続的な改善に取り組み始めています。 検索結果のランキングを改善するためには、その効果を正確に評価できる仕組みが不可欠です。 しかし、これまでのところ評価の仕組みが不足していて、改善の効果を客観的に測定することが難しい状況にありました。 そのためランキング改善を進めるにあたって、まず評価のための仕組みを整備することからはじめました。 今回はその取り組みの中でもABテストでInterleavingを導入した際の話をします。 Interleavingは評価手法として便利なシステムですが、どんな状況でも安易に導入するものではありません。 実装にあたっても検討すべき
「HRMOSタレントマネジメント」目標・評価チームでは日々スクラムを実践し、アジャイル開発を目指しています。 私たちのチームは開発の中で、以下の課題に直面しました。 🚨 開発者にとって、他の開発者やプロジェクトへのサポートや連携に入りづらい 仕様や見積ドキュメントが標準化されておらず、開発案件の進め方や知識が属人化していました。 これにより、開発者がどう他の開発者やプロジェクトへのサポートや連携に入って良いのかわかりづらくなっていました。 🚨 PO・EMにとって、開発の計画が立てづらい サポートへの入りづらさによるコミュニケーション工数の増加、および仕様見落としによる手戻り工数の増加により、ベロシティ見積の信頼性が低下していました。 これにより、プロダクトオーナー(以下、PO)・エンジニアリングマネージャー(以下、EM)は不測の事態に備えたバッファ工数込みで見積らざるを得ず、開発の計画
はじめに 採用管理システム「HRMOS採用」は、企業の採用活動の効率化や採用データの可視化・分析により、採用決定数の向上につなげることができるクラウドサービスです。 この度、HRMOS採用のSREチームでは、技術負債解消のためにログ運用基盤のDatadog Logsへの移行を行いました。その取り組み内容を紹介します。 計画以前のログ基盤構成と課題 サービス開始以降、ログの運用管理はEFKスタック1で構築された基盤を利用していました。サービスが成長にするにつれログ増加などの環境変化も伴い、時間経過とともに様々な課題が生まれてきました。 なお、トラフィックの規模感としては数百万件/日(平日)、数十億件/月ほどログ件数があります。 移行以前のログ基盤の構成イメージを以下に示します。 課題1 インフラの運用負荷が高い OpenSearch の運用負荷 Amazon OpenSearch Servi
はじめに 即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」の採用企業様向け管理画面の開発を行っている岡﨑と申します。 早速ですが、みなさんは、プロダクト開発において以下のような経験がありますか? 前提 プロダクトの機能リリースについて、期日が決められていて、プレッシャーがかかっている 経験 リリースを優先するために、「TODO」コメントで技術的な課題を残す 技術的な課題を改善したいが、時間が取れない この記事では、私が所属するチームが上記のような「悩み」や「課題」を持ちつつ、 「高い内部品質が速いスピードを生む」状況を実現するために取り組んだ開発プロセスについて、@t_wadaさんを講師としてお招きした「質とスピード」の社内研修をきっかけに改善に取り組んでいることや今後取り組もうとしていることをご紹介します。 「保守性」に対するチーム内の課題感 私たちが運用しているビズリーチシステムはサー
第38回人工知能学会全国大会 (JSAI2024) でマーケティングAIに関する研究発表を行いました! こんにちは! 即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」でデータサイエンティストをしている林勝悟といいます。 2024年5月に第38回人工知能学会全国大会(以下、JSAI2024)が静岡県浜松市で開催され、全国の大学や企業の研究者が一堂に会し、AIに関する研究発表が行われました。 Visionalグループは当学会に協賛し、株式会社ビズリーチから業務の一環として開発したマーケティングAIに関する研究発表やスポンサー展示を行いました。 本稿では弊社の研究発表や興味深かった研究について紹介いたします。 ビズリーチのマーケティングAIの研究発表 「ビズリーチ」は人材マッチングプラットフォームであるため、現在はマッチングのレコメンドが主なAI技術領域になりますが、それ以外にも自然言語処理や検
はじめに HRMOSプロダクト本部で人財活用システム「HRMOSタレントマネジメント」のプロダクト開発をしている輿水です。 私たちのチームには、プロダクト開発を進める上で次のような課題がありました。 プロダクトオーナー(以下、PO)の業務が多岐にわたり、ドキュメントの更新が大きな負担となっていた 要件や仕様について最新の情報を把握することが難しく、ステークホルダー間でのコミュニケーションコストが増大していた これらを解決するため、私たちのチームは「エピック主管」という仕組みを導入しました。これは、エンジニアがリードしてドキュメント管理を行い、プロジェクトマネジメントの役割も果たすことで、POやエンジニアリングマネージャー(以下、EM)の業務負担を削減するものです。 本記事では、エピック主管とは何か、そしてその役割や成果について深く掘り下げて紹介します。 この記事では、プロダクト開発において
スパイクしなければ開発計画が不確実なものになる、しかしそのスパイクがいつ完了するのかわからない、そのような経験はないでしょうか。スクラムでは、ソフトウェア開発の不確実性を乗り越えるためにスパイクを実施しますが、スパイクそのものの不確実性は残ったままです。スパイクとは不確実なものを早期に確実なものに変えるための手法であり、不確実性をはじめからなかったことにできる魔法のアイテムではないからです。 私は HRMOSプロダクト本部で人財活用システム「HRMOSタレントマネジメント」のプロダクト開発をしているエンジニアの Suzaking です。私たちのチームでは、未経験の技術要素を使用し、1スプリントで完結せず完成までに数ヶ月を要する機能を開発した際に、スパイクの不確実性という課題に直面しました。 この記事では、私たちのチームがスパイクそのものの不確実性にどのように向き合い、どうやって乗り越えたの
モダンな品質組織に変わるには。ビズリーチのSODA構想 ~JaSST’24 Tokyo 登壇レポート~ ソフトウェア業界全体のテスト技術力の向上と普及を目指して、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)が主催するソフトウェアテストシンポジウム「JaSST’24 Tokyo」が2024年3月14日・15日に開催されました。 株式会社ビズリーチからは、SODA推進グループの高橋裕之が、株式会社カカクコム 荻野 恒太郎様と共に、近年の品質組織に求められていることを「ビズリーチ」や「食べログ」での品質部門改善の事例を交えてお話させていただきました。このブログでは、株式会社ビズリーチの発表内容のご紹介と、当日いただいた質問への回答をご紹介させていただきます。 また、このお話の続編となる事例について、4月16日より開催の「DevOpsDays Tokyo 2024」の登壇にてお話しする予
セキュリティ人材の不足が社会的な問題になっているのは皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。日本は3年連続で1組織あたりのサイバー攻撃が世界一の状況にありながら、欧米と比べ国家的な支援制度・法制度が乏しく、せっかくの人材も海外へ流出し、国内の少ない人材のパイを奪い合っているのが現状です。 Visionalグループでは、全社横断組織としてセキュリティ室があります。今回はそんな社会課題の解決と、Visionalグループが目指す事業とセキュリティの真の「共存」への1つの解決案として、セキュリティ室が実施する「サイバーセキュリティ社内留学制度」をご紹介できればと存じます。一方通行の文章とならないよう、実際に参加された留学当事者にも忌憚無く語っていただきました。皆様の組織のセキュリティ施策のご参考になれば幸いです。 まずは自己紹介です。私、佐藤はCEH (Certified Ethical
「業務で学んだことをアウトプットする機会はありますか?」「部署を横断するつながりはありますか?」 いずれも自社の採用活動に関わる中で、学生の方からよくいただく質問ですが…。答えはもちろん「Yes」です! Visional には、グループの各プロダクトに所属するエンジニア、デザイナーなどが参加する LT 大会「プロダクト交流会」があります。コロナ禍によって薄れてしまった横のつながりを復活させるべく、2023 年より有志メンバーにるプロジェクトとしてスタートしました。 去る 10 月、第 3 回の交流会のテーマは「秋の新卒フィーチャー会」。 2023 年 4 月に新卒入社し、現場に配属されてから半年間のリアルな苦悩や学びを、新卒社員がシェアしてくれました。 この記事では、登壇したうちの 4 名に話を聞き、その舞台裏に迫ります。聞き手は 2015 年に新卒入社し、プロダクト交流会の運営メンバーで
即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」でプロダクトマネージャーを担当している原田と申します。 「ビズリーチ」は、採用企業様、ヘッドハンター様、求職者様それぞれに特化した機能を提供しています。私はこのうち採用企業様向けの領域を担当しております。 この記事では、採用企業様向け領域において、機能、利用者、データ等の急速な拡大に比して顕在化する「表示速度・処理速度上の問題」を解決するために、クロスファンクショナルなチームが協力しあい、本質的な課題に優先度をつけ、大きな改善を果たしたプロセスをご紹介します。 背景 | 「表示速度」の課題 「ビズリーチ」は累計27,000社以上の企業様に導入いただいており(2023年10月末時点)、急成長を続けています。 これに伴い、データ量の増加とシステムの負荷が増大しており、お客様からのフィードバックと自らが利用した経験を通じて、この「表示速度が遅い」と
Visionalグループ 株式会社ビズリーチでは、2023年4月に入社した新卒プロダクト職(エンジニア/デザイナー)を対象とした新卒研修を約3ヶ月の間実施しました。最初の約1ヶ月間はビジネス職と合同で顧客志向を中心に学び、その後はプロダクト職としてモノづくりのプロセスや品質の基礎を学びました。 研修を通して得た学びや変化について、受講した社員が3回にわたりご紹介します。 本記事では、テスト駆動開発(TDD)の日本での第一人者として知られる和田卓人(@t_wada)さんを講師としてお招きし、品質の大切さを学んだ「TDDワークショップ」について、プロダクト職(エンジニア)の渋谷がお伝えします。 TDDワークショップの概要 ワークショップの構成 TDDとはプログラム実装前にテストコードを書き、そのテストに適合するようにコードを実装する開発手法です。今回のTDDワークショップでは、@t_wadaさ
「品質」は重要だと言われることは多いですが、「品質とは何か?」「品質を確保する/向上させていくために何をすれば良いのか分からない」ということは多いのではないでしょうか? 会社の組織規模が大きくなると、それに伴い新たに問題が発生することもあります。 「品質を確保する/向上する」方法については状況によるところが多く、完璧な正解はないと思っています。 株式会社ビズリーチの品質改善グループでは、プロダクト開発の品質をより良くするためのプロセス改善活動を行っており、BizDevOpsを円滑にする品質改善開発プロセスモデルを定義しました。この記事では、プロセスモデルを定義するための株式会社ビズリーチの状況を踏まえた私たちの考え方や、定義したプロセスモデルの実践について、「コンセプト編」と「実践編」に分けて紹介します。 本記事は後編にあたる実践編になります。まだコンセプト編をご覧になっていない方は前編記
「品質」は重要だと言われることは多いですが、「品質とは何か?」「品質を確保する/向上させていくために何をすれば良いのか分からない」ということは多いのではないでしょうか? 会社の組織規模が大きくなると、それに伴い新たに問題が発生することもあります。 「品質を確保する/向上する」方法については状況によるところが多く、完璧な正解はないと思っています。 株式会社ビズリーチの品質改善グループでは、プロダクト開発の品質をより良くするためのプロセス改善活動を行っており、BizDevOpsを円滑にする品質改善開発プロセスモデルを定義しました。 この記事では、プロセスモデルを定義するための株式会社ビズリーチの状況を踏まえた私たちの考え方や、定義したプロセスモデルの実践について、「コンセプト編」と「実践編」に分けて紹介します。 本記事は前編にあたるコンセプト編になります。 品質改善グループについて Visio
Visionalグループ、株式会社M&Aサクシードは法人・審査制M&Aマッチングサイト「M&Aサクシード」を提供しています。この業界はDX化の大きな可能性を秘めており、弊社のエンジニアも日々新規プロダクトの開発に勤しんでいます。 現在は立ち上げフェーズということもあり、スピード感が求められる中で開発を進めていますが、今後の事業成長を見据え、QAチームとしてデリバリーの増大に追いつくためにプロダクトの品質を高める必要があると考えました。そしてプロダクトの品質レベルを高めるための1つとして、プロダクト外の「組織品質」を改善する取り組みを行いました。 この記事では、 そもそも組織品質とはなにか なぜ組織品質に着目したのか その結果プロダクトの品質がどう改善したのか についてご紹介します。 「M&Aサクシード」の開発組織構成について 「M&Aサクシード」には複数チームから成るサービス開発グループが
即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は2009年にサービスを開始し、スカウト可能会員数は190万人以上(2023年1月末時点)のユーザーにご利用いただくサービスに成長しました。 今回、その「ビズリーチ」の認証基盤としてIDaaS(Identity as a Service)のOkta Customer Identity Cloud(Powered by Auth0)(以下Auth0という)の導入を行いました。 本記事では認証基盤を刷新するに至った背景とAuth0を用いて100万を超えるユーザーをログアウトさせることなく移行した方法についてご紹介いたします。 前提 本記事で得られる情報 本記事を読むことで以下のような情報を得ることができます。 IDaaSを選ぶ理由 IDaaSを用いて認証・認可を運用中のプロダクトに組み込んだ事例 運用中のプロダクトに組み込む際に発生しうる課題と対
このブログでは、ビズリーチが推進するSODA構想(SODA : Software Outcome Delivery Architecture)についてプロダクト組織の観点から説明しています。プロダクト組織が進むべき未来に向かうための「計器飛行」とは何か、計器飛行のポイントやプロダクト組織が目指すべき方向について解説します。また、航空機が「空の上でなんの標識もないのに」ちゃんと目的地に行ける秘密と照らし合わせて、プロダクト組織における「ロードマップ」と「マイルストーン」の重要性に触れます。全3回(前編・中編・後編)の前編。 はじめに ビズリーチでは、プロダクト組織が進むべきゴールに向かうための「計器飛行」を実現すべく、その土台となるSODA構想(SODA : Software Outcome Delivery Architecture)を進めています。 今回のブログでは、SODA構想とは何か
はじめに 「HRMOS タレントマネジメント」(以下、「HRMOS」)では1年間かけて、自動 E2E テストの導入から開発・運用をしてきました。 最終的には、画像のように ChatOps でいつでも簡単に開発者が E2E テストを実行できる環境が整備されました。 この記事では、1年間で溜まった知見をもとに主に以下の内容に触れていきます。 「HRMOS」における自動 E2E テストの導入の理由 自動 E2E テスト(Autify)の導入までの道筋 自動 E2E テストの DevOps 連携 自動 E2E テストの活用による品質担保 自動 E2E テストの導入や、その活用法に悩んでいる方の助けになれば幸いです。 「HRMOS」における自動 E2E テストの必要性 「HRMOS」では日々ユニットテスト、インテグレーションテストなどの様々なテストが CI で動いています。 加えて、開発者も bra
私は「大きな社会の課題解決に挑む会社であること」、「不確実な状況下で事業づくりにチャレンジができること」に惹かれて新卒でVisionalに入社してから、約3年半新規事業でソフトウェアエンジニア兼プロダクトマネージャーとして手探りながらも事業開発に関わってきました。本記事では、その経験を元に、エンジニアから見たプロダクト開発における越境についてご紹介します。 これまでプロダクト開発を進める中で、事業の解決すべき課題にフォーカスするためには特定の役割のみに閉じているカタチでは実現できないと感じる場面が多くありました。世の中に価値あるプロダクトを提供するために、職種や立場にとらわれず、個々がオーナーシップを持って役割を染み出しながら、事業開発に向き合うということをここでは「越境」としています。 ここからは、私が「BizHint」で実際に行った「メールマガジン配信」における制作改善業務の具体的な体
今回は以前ご紹介した記事「HRMOS」の従業員データベースシステムのAWSリージョンをオレゴンから東京に移行した話の中でも少し触れていた、 「Amazon Cognito user pools ユーザーの別アカウントへの移行」 について、具体的にどのように行ったかをご紹介します。 Amazon Cognito user pools のアカウント間移行は、我々にとって初めての経験の連続でした。世の中で発信されている情報も少なく、社内にも知見が無いため、AWS サポートの方と連携を取りながら進める必要のあるものでした(対応可不可の判断の多くで AWS サポートへの確認も行っています)。この貴重な経験がお役に立てると思い、今回の取り組みで得た知見を共有させていただきます。 パスワード再設定などのユーザーアクションを極力なくすためにどのような移行方法をとれるかを検討 要件 移行に関係する仕様と移行
Visionalグループ 株式会社ビズリーチは、お客様への価値提供を高めていくために、モノづくりのプロセスをよりよくするための活動を行っています。今回は、「Regional Scrum Gathering Tokyo 2023」への登壇と合わせ、これまでの登壇やブログで発信したプロセス改善に関わる内容をまとめました。 改善活動についての発信まとめ 『「エセ自己組織化」症候群から脱却し、約束を守るプロフェッショナルなアジャイルチームになるには -アジャイル時代のマネジメント進化論-』Regional Scrum Gathering Tokyo 2023 Visionalは、2023年1月11日(水)より開催の「Regional Scrum Gathering Tokyo 2023」に協賛しています。セッションにて発表した内容についてご紹介します。 世の中のスピードの変化に合わせ、開発手法に「
去る2022年9月29日(アメリカ時間)にState of DevOps 2022が公表されました。 State of DevOpsとは、年に1回DORA(Google Cloud内のチーム)が発表しているソフトウェアのデリバリーパフォーマンスに関する調査結果レポートです。State of DevOpsでは、ソフトウェアデリバリーパフォーマンスの指標でもあるFour Keysや、Four Keysの改善効果が高いとされるケイパビリティについての詳細な内容が記載されています。 株式会社ビズリーチでは、日々プロセスをより良くするための活動を行っており、今回State of DevOps 2022の発表に伴い私が所属するプロセス改善部内でState of DevOps 2022に関する調査と議論を行いました。今回はプロセス改善部でまとめた内容を前編と後編の2部に分けて紹介したいと思います。 後編
ソフトウェアデリバリーパフォーマンスに関する考察(前編) - State of DevOps 2022では何が示されたのか 去る2022年9月29日(アメリカ時間)にState of DevOps 2022が公表されました。 State of DevOpsとは、年に1回DORA(Google Cloud内のチーム)が発表しているソフトウェアのデリバリーパフォーマンスに関する調査結果レポートです。State of DevOpsでは、ソフトウェアデリバリーパフォーマンスの指標でもあるFour Keysや、Four Keysの改善効果が高いとされるケイパビリティについての詳細な内容が記載されています。 株式会社ビズリーチでは、日々プロダクト開発のプロセスをより良くするための活動を行っています。今回State of DevOps 2022の発表に伴い私が所属するプロセス改善部内でState of
「HRMOS」シリーズでは多数存在する機能間での体験を統一するための様々な取り組みを続けています。 今回、HRMOSプロダクト本部プラットフォーム開発部では、ユーザー体験の向上とアーキテクチャ改善を目的として 「HRMOSタレントマネジメント」 内に複数あった認証基盤を統合しました。 本記事では、認証基盤統合に至った背景と、それをスピーディかつ安全に進めるために行ったプロセスや工夫をご紹介します。 構想から完遂までの約6ヶ月間の内、設計およびプロトタイプ作成に要した前半3ヶ月、実際に本番システムに段階的に変更を加えていった後半3ヶ月という大まかな流れに沿って説明します。 統合前の課題 「HRMOSタレントマネジメント」は内部的に「従業員データベース機能」を提供するモジュールと「評価管理」などの機能を提供するモジュールに分かれています。実はこれらのモジュールはそれぞれ個別の製品として同時期に
去る10月14日、技育祭2022[秋]に登壇させて頂きました。 本記事では、そのとき頂いていた質問に答えたいと思います。 プログラム言語は知っておいた方が良いか? 「アウトプットを小さく」とはどういう意味? ビズリーチではQCDSのうち、どこを固定しているのか? の3本です。 なお、「技育祭」とはサポーターズさんが主催する「エンジニアを目指す学生向け」テックカンファレンスです。最近は、春と秋の年2回開催されています。私のセッションは189名の方が聴きにきてくれたそうで、ありがとうございました! 当日は、「はたらく」前に知るべきIT企業5つのヒミツ、と称してセッションを担当しました。資料はこちらになります。 セッション冒頭では、Miroで簡単なアンケートを取りました。まず最初に『どこで聴いてくださってるんですか?』と質問したところ、なんと全国津々浦々から聴いてくださっていました。勝手に関東の
はじめに 「HRMOS」では主に AWS を利用してサービスを運用しているのですが、 この度稼働中のサービスをオレゴンから東京にリージョン移行を行う という一大プロジェクトを遂行しました。 AWS も今や東京や大阪リージョンがあり、日本でサービスを展開するならばこれらを利用すると思われるのでリージョンまるごと移行する機会というのはなかなか出会えないのではないかと思います。 このプロジェクトは私たち SRE チームが2020年11月ごろから約1年ほどかけて実践したもので、主になぜこのようなプロジェクトを実施する必要があったのか、どのように進めていったかを中心にご紹介します。 プロジェクトで実践した技術的な話を詳細に書いているととても長くなってしまうため、そちらはまた別の機会にご紹介したいと思います。 プロジェクト発足 「HRMOS」の従業員データベースシステムというのは「HRMOS」シリーズ
はじめに HRMOSプロダクト本部の徳吉です。 この度、株式会社ビズリーチの社内表彰の場で、FY22下期の最高技術賞を頂きました。 評価を頂いた取り組みの一部として、「M&Aに関わる作業を年2回実施」「IEYASU、イージーソフト社のシステムDD(システムデューデリジェンス)」がありました。この取り組みは社内のエンジニアを含め一般的にあまり身近ではなく、謎過ぎる、かつ興味を持って頂けそうな内容なので、この場を借りて、「M&Aに関わる作業」について深掘りして解りやすく紹介させていただきます。なお、IEYASU株式会社、イージーソフト株式会社は現在株式会社ビズリーチの一員となっています。 ※文中では「システムデューデリジェンス」については「システムDD」と表記します。 M&AになぜシステムDDが必要なのか M&Aの際にシステム会社を買収する場合、IT資産としての現在の価値だけでなく未来的に維持
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