サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Switch 2
heart-net.nhk.or.jp
もくじ潜在的な患者数は少なくない人間の心はマルチ・ネットワーク強い感情の動きが症状を生み出す平穏な生活で症状は軽快する相談窓口/支援団体/サービスなど潜在的な患者数は少なくない長年、解離性障害の患者の治療にあたってきた専門医・岡野憲一郎さんにお話を伺いました。 解離性障害の症状としては、主なものとして以下の四つがあります。それらがひとりの人に重なって現れることもあります。 ①解離性同一障害:複数の人格が入れ替わる多重人格として知られる。 ②解離性健忘:記憶の一部分が飛んで、思い出せなくなる。 ③解離性遁走:ふだんの生活圏から離れて、知らない場所に行ってしまう。 ④離人症:自分や世界についての現実感がなくなってしまう。 解離性障害は「100人に1人の割合で発症する」というアメリカでの研究データもあるくらいで、実はありふれた病気だと考えられています。しかし、患者は解離性障害であることを隠すこと
障害があることと女性であること、それが重なったとき、どのような悩みに直面するのでしょうか。 過去の調査では、多くの障害のある女性が、性被害を受けたり、子どもを産むことを反対されたりといった経験があると示されています。 性や生殖の悩み、家族や介助者との関係、仕事や経済的なこと… どんな支援が必要なのかを考えていくために、みなさんの体験談やご意見をお寄せいただきました。
障害や病気のある兄弟姉妹がいる“きょうだい”のみなさんが抱える、悩みや不安。 「姉のケアで忙しい親には、なかなか甘えられない」 「親がいなくなったあと、弟の面倒はどうしたらいいのだろう」 「恋人や結婚相手に兄の障害を受け入れてもらえるか不安」 「実家から出たいけれど家族を見捨てることにはならないか」など… 近くにいる友人や家族には言いにくいこと、兄弟姉妹への思いなどみなさんの声をお寄せいただきました。 (※2023年2月放送)
「診断をどう受け止めたらいいかわからない…」 「誰も相談する人がいない…」 「助けを求めた療育機関がいっぱいだった」 「周囲の理解を得られなくて、孤立した」 幼稚園や保育園をやめざるを得なかったケースもあると聞きます。 子どもと笑顔で向き合うために。 子どもたちが元気で大きくなるために。 いつか社会で自立していく日のために。 発達障害のある子どもの子育ての現状と親御さんの思いを、お寄せいただきました。 ※このカキコミ板は、2013年4月のハートネットTVで募集したものです。
都道府県、指定都市等が設置する機関で、児童虐待の通報のほか、子育てに悩む家庭の支援や出産・育児の相談にも応じています。相談・通告は匿名でも可能で、秘密は守られます。 児童相談所全国共通ダイヤル:189(いちはやく)(局番なし) ※24時間対応。最寄りの児童相談所につながります。 ※一部のIP電話等からは利用できない場合があります。こちらの一覧表にある各児童相談所の電話番号をご利用ください。 一覧表 ※NHKサイトを離れます
もくじ「躁」と「うつ」を繰り返す「躁」状態とは「うつ」状態とは社会的損失が大きい病気であると気づきにくい相談窓口/支援団体/サービスなど躁」と「うつ」を繰り返す「最高」から「最低」へと気分が激変します。 双極性障害の「双極」というのは、「2つの極がある」という意味です。著しく気分が高揚する「躁(そう)」状態と、意欲が低下し憂うつになる「うつ」状態という正反対の状態を繰り返すこころの病です。かつては「躁うつ病」と呼ばれていました。 うつ病と混同されやすいのですが、うつ病は「うつ」状態だけが現れます。それに対し、双極性障害は「躁」状態と「うつ」状態を繰り返すもので、両者は異なる病気です。双極性障害のうち、社会生活に支障があるほどの躁とうつを繰り返すタイプをI型、軽い躁(軽躁)とうつを繰り返すタイプをII型といいます。そのほか、軽い躁と軽いうつを繰り返したり、躁とうつが同時に現れたり、必ずしも診
臨床のかたわら、地域での暮らしの支援を行う多職種チームACT-Kを立ち上げ、医療と福祉の垣根を超えた活動で当事者との関わりを続けてきた。 統合失調症は、およそ100人に1人がなる、とても身近な病気です。しかし、「どんな病気なのか知らない」という方も多く、誤解が生じやすいとも言われます。ハートネットTVでは、統合失調症の当事者が周囲の人に「これだけは知ってほしい!」というお悩みやお困りごとについてのアンケートを実施。その結果、245人の統合失調症のみなさん(家族、支援者の代筆含む)が回答を寄せてくださいました。アンケートを監修した精神科医・高木俊介さんの考察と合わせて、結果をご覧ください。 症状で困っていること アンケート調査は、大きく3つの設問があり、それぞれに選択肢と自由記述欄を設けました。実際の問いに沿って、結果を見ていきましょう。 【1】あなた(当事者)が、ご自身の症状で困っているこ
「自分は依存症かもしれない」と悩んでいる方、「やめたいのにやめられない」と苦しんでいる方、家族や恋人、友人の「依存症かもしれない行動」に困っている方…どんな方でも歓迎です。何か一つでも、あなたが楽になるきっかけが見つかることを願っています。 監修:松本俊彦(独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部/自殺予防総合対策センター) どこからが依存症? 最近、「依存症」という言葉は、ニュースやワイドショーなどで何かと使われるようになってきました。しかし、依存症に関する正しい知識はまだまだ世の中に広く知られているとはいえず、誤解や偏見も多いのが実情です。そうした中で、さまざまな情報が氾濫し、自分や家族の状態に「これって依存症?」と混乱する人が増えているようです。 そこで、まず、初めに「依存症」とはどういうものなのかを整理しておきましょう。私たちの心身の健康を損なう
そもそも「発達障害」ってなに? 番組に寄せられる、乳幼児期の子育てに関する不安やお悩み。 なかでも多いのが、「うちの子は、もしかして発達障害なのでは」という不安の声です。そもそも「発達障害」とは、どのようなものなのでしょうか。 発達障害は、脳の働き方が他の人と少し異なっているために起きるといわれています。「ある特定の分野だけが極端に苦手」など、周りからはわかりにくい障害です。 発達障害には、主に3つのタイプがあります。 ●自閉スペクトラム症 ことばの遅れ、コミュニケーションが苦手、特定のものへの強いこだわり などが特徴 ●ADHD(注意欠如・多動症) 注意力が散漫、落ち着きがない、衝動的 などが特徴 ●学習障害 読み、書き、計算などの学習のうち、特定の学習(ひとつ、または複数)に関して極端な困難がある これら3つのタイプは、互いに合併して起きることもあります。 脳波や血液検査などでは診断が
ここ数年、精神医療や福祉の現場で、「精神疾患の親に育てられた子ども」の存在に、少しずつ光が当たるようになってきました。そこで明らかになってきたのは、当事者が抱える壮絶な生活の実態と生きづらさです。親に病識がなく未受診だったり、周囲の大人から病気のことを説明してもらえないなど、理由の分からないまま混乱の日々を送っていたという人が少なくありません。「家族のことは誰にも話せない」「自分がなんとかしなくては」と抱え込み、「誰も助けてくれない」と絶望したり、「親を殺したい、でも見捨てられない」などの葛藤に苦しんだという声。さらには、大人になってからも、自己肯定感が持てない、対人関係の困難さなど、さまざまな生きづらさを抱えるケースが多いと言われています。しかし、こうした問題は、社会にほとんど知られていません。 そこで、子どもたちの苦しみを少しでも減らすために社会はどう向き合えばいいのかを考えるため、精
「親は障害のある兄にかかりきりで、孤独だった。兄なんかいなくなってしまえ、と考えてしまい、そのたびに罪の意識にさいなまれる」「結婚して何年も経ってから、夫は発達障害だと分かり、戸惑っている」「統合失調症の母のことを、誰にも知られたくない…」など、ハートネットTVには、障害のある当事者だけでなく、その家族からも様々な「声」が寄せられています。 障害者本人の陰に隠れ、こうした家族の抱える問題が取り上げられることはほとんどありませんでした。そのため、社会の理解は進んでいるとはいえません。障害者本人だけではなく、家族も孤立しないような状況を作っていくには、どういった支援が必要なのかを考えるため、家族の誰かに障害がある人たちが抱える悩みや思いをお寄せいただきました。 また、下記の質問にもお答えいただきました。 ◆質問1:あなたとその「家族」の関係や障害について。 1.子供に障害がある 2.親に障害が
もくじ出生前検査とは検査結果でつらく悩むことになる可能性もさまざまなサポート支援情報出生前検査とは出生前検査とは、産まれる前におなかの赤ちゃんの状態を調べる検査です。大きく「非確定検査」と「確定検査」に分けられ、以下のような種類があります。 【非確定検査】 ・超音波検査(エコー検査) ・新型出生前検査(NITP) ・母体血液マーカー検査 【確定検査】 ・羊水検査 ・じゅう毛検査 まず、通常は「非確定検査」を受けます。身体への負担が少なく、あくまで、病気や障害の可能性を調べる検査です。その結果、陽性だった人は、診断を確定するために羊水検査などの「確定検査」に進みます。妊婦健診で行われる超音波検査も、出生前検査のひとつです。 日本では2013年から行われている「新型出生前検査(NIPT)」は、血液検査によって採血した妊婦の血液から、おなかの赤ちゃんにダウン症候群、18トリソミー、13トリソミー
もくじ身近な病気幻覚・妄想やる気が出ない・感情の起伏がない記憶・注意・判断などの力が低下発症と再発相談窓口/支援団体/サービスなど (監修:東京都立松沢病院 岡崎祐士院長 ※所属は監修時) 身近な病気統合失調症は、およそ100人に1人がなる、とても身近な病気です。 「統合失調症という病名は聞いたことがない」という方も多いでしょう。しかし、実際には、およそ100人に1人がなる、とても身近な病気なのです。また、若い人が発症しやすい病気です。発症する人の80%は、15歳から30歳の間に発症すると言われています。 原因ははっきりとはわかっていませんが、ストレスが関係していると言われています。誰もが発症する可能性のある病気です。 それにしても「統合失調症」は、病名を見ても、どんな病気かわかりにくいですね。人間の脳の働きは、神経のネットワークによって生まれます。見たり聞いたりした情報を処理する、考える
「難病」と聞くと、大変な病気で、“体が動かない”・“日常生活が不可能”というようなイメージを持つ人は多いかもしれません。一方、難病についてのご意見の中には、「外見からは難病だとわかりにくい」ことからくる悩みも少なくありません。(記事『これだけは知って欲しい!難病当事者が困っていること』)認知や理解がされにくいという苦労や、サポートがあればもっと自分らしい生活ができるのに、という悔しい思いも… そこで “見た目にわかりづらい難病”に関連する、就職活動や職場での苦労、恋愛や結婚など、生活の様々な場面での悩みや、解決方法、アドバイスなどを、お寄せいただきました。 (※「チエノバ」2019年2月7日放送)
もくじ 境界性パーソナリティー障害(BPD)とはよくある困りごと治療と回復へのために周囲の人ができること相談窓口/支援団体/サービスなど境界性パーソナリティー障害(BPD)とは 境界性パーソナリティー障害は、青年期までに発症することが多い精神疾患の一つで、英語ではBorderline Personality Disorder、略してBPDとも呼ばれます。 気分の不安定さや著しい衝動性などを特徴としていて、症状は多種多様ですが、代表的なのは次のようなものです。 ・見捨てられるのが不安で、必死にしがみつき相手を困らせる ・自殺企図や自傷行為を繰り返す ・めまぐるしく気分が変動する ・対人関係が両極端(理想化と過小評価)を揺れ動き、不安定 こうした症状は周囲の人にとって負担になりがちですが、多くの場合、本人も「感情のコントロールができなくて苦しい」「見捨てられるのが怖い」「自分には価値がない
2013年、ハートネットTVのカキコミ板に1通の投稿が寄せられました。 「カサンドラ症候群とは、発達障害者への報われない支援の毎日から、精神的苦悩や疲弊が大きくなりすぎて、パートナー自身が精神的にサポートが必要になる状態のことです。こういったまだ手の差し伸べられていない支援が必要な人のことも取り上げてもらえないでしょうか?」(たけ) このトピックは、発達障害のあるパートナーなどとの悩みについての投稿をまとめたものです。 「カサンドラ症候群」とは、国際的な診断基準で認められた疾患名ではありませんが、パートナーや親しい人などとのコミュニケーションに悩み、心身に様々な不調が現れる状態を言います。
教えて!本田秀夫先生 発達障害の子ども・家族のお悩み相談【子育て編】 更新日:2024年12月12日 20時06分 「動画ばかり見る」「不登校になった」「将来、一人で生活できるの?」など、発達障害の当事者である子どもやその家族、子育てに関する悩みはつきません。そこで、発達障害のスペシャリストとして30年以上にわたって当事者や家族に寄り添ってきた、信州大学医学部附属病院の精神科医・本田秀夫さんに、数々のお悩みに答えていただきます。発達障害にまつわる問題解決のキーワードは「あせらず、ゆっくり」だという本田さん。ゆっくり走る鈍行列車に揺られながら、解決のヒントを探っていきます。 動画を見続ける子ども、どうしたらいい? 信州大学医学部教授・本田秀夫さんと一緒にやってきたのは、新潟県の妙高高原駅。ここから鈍行列車に乗り込み、発達障害のお悩み相談がスタートです! 信州大学医学部教授・本田秀夫さんと安部
もくじ 視線恐怖とは不安や恐怖を感じる脳のしくみさまざまな種類の視線恐怖苦しい時には専門家に相談を認知行動療法相談窓口/支援団体/サービスなど視線恐怖とはアメリカの精神疾患の診断基準で、世界的にも広く用いられている“DSM-5”によれば、視線が怖くてたまらないという「社交(社会)不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)」の症状のひとつとされています。日本では古くから“対人恐怖”として研究が進められてきました。 社交不安には、視線の恐怖以外にも、様々な症状があります。食べているところを人に見られるのが怖い「会食恐怖」。人前で字を書こうとすると手が震えてしまう「書痙(しょけい)」など。すべて人と接する場面での不安です。 不安や恐怖の感情は、人間が生きていくために大事なものです。ただ、程度がひどくなり、恐怖感や、不安感が大きくなりすぎると「病気」の症状になっていきます
もっと知りたい「性」のこと。疑問・質問にお答えします! 更新日:2024年08月23日 15時10分 男の子のカラダ “ネタ”にされがちな男子の性。でも、実はひとりで悶々と悩む人が多いのも事実。決して“デマ”や“空気”に惑わされないで。 Q 仮性包茎はむけていた方がいい? 「仮性包茎が恥ずかしいです。普段からむけていたほうがいいんですか?」(10代男子) A そんなに悩むことはありません。 仮性包茎の場合は、大きくなった時に出てくるため、それほど悩むことはありません。ですが真性包茎の場合はずっと皮をかぶったままなので、ちゃんとできるかな? と心配になりますよね。正確な数字ははっきりしないものの、日本人男性の7割前後が仮性包茎と言われています。仮性包茎が恥ずかしいなら、多くの男性が恥ずかしい生き物になってしまいます。ちゃんと皮をむいて洗っていれば、仮性包茎自体に医学的な問題はありません。 Q
このサイトは、障害や病のある人、「生きづらさ」を抱えている人、支える家族や共感する人たち、さらには社会を変えたいと願う全ての方々のための総合情報サイトです
不器用でも身体を動かすのは楽しい 小学4年生のS君は、注意欠如・多動性障害(AD/HD)の疑いがあり、運動にも苦手さがあります。そのため、神戸市のしあわせ村にある「神戸医療福祉センター にこにこハウス」に月2回療育に通っています。 S君の支援にあたっているのは、診療部リハビリテーション科の作業療法士(OT)である勝原勇希さん。療育の現場で13年間子どもたちの支援を行ってきました。現在、日中OTとして働きながら、夜間、大学院にも通い、中井昭夫さん(武庫川女子大学教授・小児科医)のもとでDCD(発達性協調運動障害)について学んでいます。 作業療法士の勝原勇希さん 午後4時、S君は父親に連れられてくると、ひっきりなしにリハビリテーション・ルームの中を走り回ります。思いつくままにトランポリンに乗ったり、床に転がったり、運動が苦手とは思えないほど活発に動きます。 「協調」という脳機能の発達に課題のあ
精神保健全般に関わる公的な相談窓口で、各都道府県に1カ所以上設置されています。保健、福祉、心理等の専門スタッフがおり、アルコールや薬物の問題を含む、さまざまな心の問題や病気で困っている本人や家族および関係者の方からの相談を受け付けています。 全国精神保健福祉センター一覧|全国精神保健福祉センター長会 ※NHKサイトを離れます
あまり世間に取り扱われていない脇見恐怖症を取り上げていただきたいです。 脇見恐怖症とは視界に人(重度になると物)が入ると、その対象物に視線がいってしまう症状です。たとえその人を見ようと思わなくとも、自然とみてしまいます。それにより相手に不快な思いを与えてしまい、罪悪感を抱きます。 例えば私の場合、道を歩いているとすれ違う人を否応なしに見てしまうため、申し訳なくて始終下を向いています。 この病気に苦しむ方は大勢いらっしゃいます。また、自身が自覚していないだけで実は脇見恐怖症だったということも多いです。まだまだ認知度が低いため、大勢の方々に病気の存在を知っていただきたいと思うのです。 ※この投稿は、ハートネットTVのカキコミ板に書き込まれたものです。
Q. 人見知りや恥ずかしがり屋との違いは? 小学1年生の息子は家ではよくしゃべるのですが、学校ではあまりしゃべりません。ただ恥ずかしがっているだけで、人見知りが強いのかなとはじめは思っていましたが、学校の先生からは場面緘黙かもしれないと言われました。場面緘黙は人見知りとは違うのでしょうか。また、場面緘黙とはどんな症状なのかも教えてほしいです。 A. 場面緘黙とは自分の意思と関係なく話せなくなる症状です 人見知りや恥ずかしがり屋との違いは、「特定の場面で話せない状態が1か月以上長く続くこと」「リラックスできる場面でも話せないことが続くこと」です。入園や入学で新しい環境に入って、慣れるまでは口数が少ないことはよくあることです。しかし、人見知りや恥ずかしがり屋の子どもでも、学校に慣れて緊張がなくなれば話すことができます。 場面緘黙の症状がある子どもは、家庭ではごく普通に話すのに、家族以外や学校で
もくじ8050問題とは内閣府によるひきこもりの実態調査8050問題とは「80」代の親が「50」代の子どもの生活を支えるという問題で、背景にあるのは子どもの「ひきこもり」です。ひきこもりという言葉が社会に出はじめるようになった1980年代~90年代は若者の問題とされていましたが、30年以上が経ち、当時の若者が40代から50代、その親が70代から80代となり、長期・高齢化。こうした親子が社会的に孤立し、生活が立ち行かなくなることもあり、社会問題になっています。 内閣府によるひきこもりの実態調査2016年の実態調査では、ひきこもりの人たちは全国で54万人と公表されました。しかし、この調査は対象が15歳から39歳までの若者で、8050問題として表れているひきこもりの実態を反映していませんでした。2018年に40歳から64歳までの中高年層を対象にした調査が行われると、中高年のひきこもりは推計で61万
「見捨てられるのが不安で、必死にしがみつき相手を困らせる」 「自殺企図や自傷行為を繰り返す」 「めまぐるしく気分が変動する」 「対人関係が両極端で不安定」 ・・・あなた自身や家族・周囲の方に心当たりはありませんか? このような感情・行動・対人関係の不安定さから、社会生活に著しい苦痛や支障を引き起こしているのが「境界性パーソナリティ障害(BPD)」です。名称はあまり知られていませんが、苦しんでいる当事者や、対応に苦慮している家族は相当いると言われています。うつ病や不安障害、摂食障害、依存症などの背後に境界性パーソナリティ障害があるケースも少なくありません。 当事者の悩みや根底にある思い、そして、周囲の人も苦しんでいるという切実な声などをお寄せいただきました。 ※このカキコミ板は、2015年9月のハートネットTV「チエノバ」で募集したものです。
聴覚に障害のある方など、音声による110番通報が困難な方が、スマートフォンなどを利用して、文字や画像で警察へ通報可能なシステムです。 スマートフォンに専用アプリをダウンロードし、氏名、電話番号、パスワード等を登録して利用します。文字でのチャットで、国内のどこからでも、通報場所を管轄する警察本部に通報できます。スマートフォンのGPSを利用し通報場所の位置情報を通知。写真の撮影・送付が可能。ネットワークの状況によっては、利用できないこともあります。 「110番アプリシステム」(警察庁) ※NHKサイトを離れます 全国各地の消防本部で、音声による119番通報が困難な人のために、FAXやメールによる通報を受け付けています。スマートフォン・携帯電話からインターネット接続機能を利用して緊急通報ができる「NET119緊急通報システム」を導入している地域もあります。 利用には登録や申請手続きが必要です。地
2018年4月。兵庫県三田市で、障害のある長男(42)を自宅敷地内のプレハブ小屋のおりに監禁したとして、父親(73)が逮捕された事件。これまでに父親は「精神疾患がある長男がものを壊して大きな音を出し、近所から迷惑と言われ、おりに入れるようになった」などと説明。父親は、20年以上前に長男について市に相談したこともあり、数回にわたり職員が家族と面会していました。また5年前にも、妻が親族と共に長男の将来について相談に訪れていたとみられるも、いずれも福祉サービスや医療に繋がっていませんでした。 家族による監禁は、決して許されることではありません。 一方で、精神障害者の家族会全国組織・全国精神保健福祉会連合会が行った調査では、精神障害者の家族の7割が「日常的にストレスを抱えている」という結果も出ています。 ご家族と暮らす精神疾患当事者のみなさんが、自宅での生活で生きづらさを感じるのはどんな時ですか?
性は多様であるという考え方が広がってきました。私たちの身近にも、性的マイノリティー「LGBTQ+」に当てはまる人は多くいるといわれています。 L:Lesbianレズビアン。女性として女性が好きな人。 G:Gayゲイ。男性として男性が好きな人。 B:Bisexualバイセクシュアル。男性と女性どちらも好きになる人。 T:Transgenderトランスジェンダー。生まれたときに割り当てられた性とは違う性を自認している人 Q:Questioning/Queerクエスチョニング、クィア。自分の性のあり方が分からない、決めていない人。 +:プラス。多様な性で、LGBTQにカテゴライズされない人。 の頭文字を取ったもので、当事者が自分たちのことをポジティブに語るときの呼び名として、また、さまざまな性的マイノリティーが社会に向けて活動する際の“連帯”を表す言葉として、北米やヨーロッパで使われ始めました。
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『NHK福祉情報サイト ハートネット | NHK ハートネット』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く