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shomotsugura.hatenablog.com
「よむ」というと、何をよむか、となり、そりゃあ現在では、テキストを、ということになるだろう。 テキストを読むことを、漢語で「読書」というしね。 しかし、やまとことのはたる「よむ」は、もともとテキストがやまとのくににない時代からあった動詞なわけである。 ということから「よむ」の語誌文献を調べてみたところ、9件ほど見つかったのだが。 ちょっと問題なのは、9件のうちいちばん面白い議論を展開している兵藤裕己説(1990)が語誌の専門書誌や、汎用雑誌記事索引で見つけられないことである。 ん? なんでわちきがそんなもんを知っているのかってか? 魔人ぢゃよ。文献魔人に教えてもらったのぢゃよ。それはともかく。 本居宣長以来「よむ」はもともと物を声を出して数えることだということになっているんだ。「月読みのミコト」という神様の名前、それが文字のない時代によむが使われている例なんで、月齢を声を出して数えるという
近視眼的に考えると、本は個人で自由に勝手に黙って読むもの!と言ってはばからないむきもある。しかし、歴史的にはどうだったか。ラジオやテレビから類推すれば、本でさえそうでなかったことが想定され、それを実証するのが本書、ということになる。 民俗学からの一撃! 次の本をほぼ読了。第三部は飛ばし読み。 川島秀一『「本読み」の民俗誌―交叉する文字と語り』勉誠出版2020/6 「本読み」の民俗誌―交叉する文字と語り 作者:川島秀一発売日: 2020/06/12メディア: 単行本 著者川島, 秀一, 1952-は震災で自らも被災した気仙沼の民俗学者。彼の問題意識は巻末の「まとめに」にあるように、どちらかというと読むより書くにあり、それを本書では「読む」ほうでまとめたもの。そういう文脈では、当方の本書の読み方は、読むほう、つまり読書史として読んでしまうので、著者の関心のコアからずれてしまうだろうが、本書の読
こんなんもらった(´・ω・)ノ 柳与志夫『デジタルアーカイブの理論と政策: デジタル文化資源の活用に向けて』勁草書房 (2020/1/30) ざっと見た第一印象を書くなり(。・_・。)ノ デジタルアーカイブの理論と政策: デジタル文化資源の活用に向けて 作者:柳 与志夫出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2020/01/30メディア: 単行本 3300円とはずいぶんと安い設定だなぁ(゜〜゜) けふの夕方ポスト見たら入っててびっくり(@_@;) 感謝々々ですぢゃヾ(*´∀`*)ノ゛ さっそくざっと見たらいろいろ面白いことが書いてある。 わちきディジタルアーカイヴ論に興味あんまないんだけれど、それゆゑ、流行りの概念でこういった俯瞰できる概念説明や政策論の本はありがたい。たった3300円で専門家の話が聞けちゃふ。 そもそも「デジタル・アーカイブ」なる言葉は、日本発祥だとあって、びっくり(@_@
次の同人誌の通信販売分の入手方法について、頒布者さんからのお知らせです。 トム・リバーフィールド編、書物蔵監修・解説 『昭和前期蒐書家リスト 趣味人・在野研究者・学者4500人』 (トム・リバーフィールド、2019年11月)1,650円 先日の文学フリマでほぼ売り尽くしてしまったので今回、一定部数重版いたします。 重版分は12月26日以降に発送予定です。次のように申し込んでください。 委託先さまへの事前予約について ・購入したい方は、委託先「金沢文圃閣」さんに次のサイトから直接メールなどで連絡してください。 https://kanazawa-bumpo-kaku.jimdo.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E5%90%88%E3%81%9B-%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0%E8%AB%8B%E6%B1%82/ ・メールなどには郵便番号
忙しいので、楽しみにしていた次の本をあらあら読了す 本の索引の作り方 / 藤田 節子. 地人書館, 2019.10 メディア: この商品を含むブログを見る とてもよい本で、本作りをする人はすべからく読むべし、という結論になるが、実際に本の索引づくりで苦労した経験が複数回あるわちきならではの批評をば。 実際のインデクシングで一番、重要かつ困る(というか迷う)のは、p.117にある「オーバーインデクシング」か「アンダーインデクシング」に陥ること。つまり、索引後(見出し語)を多く取りすぎたり、少なくしかとらなかったりすること。それを避けるためのガイドラインについて、本文量との対比(p.106)やノイズ語(「付随的な語」p.115)の不採録などで示されているが、これではちょっと足りないと思う。そんなことはそもそも不可能ごとだとの記述も本書に(ページメモし忘れた)あったが、そこをなんとか言語化してほ
縁あって荒木優太さんの編著「在野研究ビギナーズ」(明石書店、2019.9)を入手。昨日、暁ふ頭公園で一気読み。本日スタバにて読了したので、ここに感想をば(´・ω・)ノ 大学に所属していないけれど学術論文を書く15名の方々による実践記録集。俸給生活者でありながら学問を実践している人たちの半自叙伝でもある。学問ジャンルは、工学、医学など機械や巨費が必須の学問を除いた自然科学や人文、社会科学といったところ。 在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活 作者: 荒木優太出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2019/09/06メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 冒頭の荒木さんの前書きと、あともうひとかた誰だったか、日本の学会発表なるものは、質疑でお偉いさんのずれた話を延々きかされるとか、懇親会で愚痴をいいあうとか、そんなあるあるがあるらしく。歴史ある大規模学会の通弊なのだろうなぁ。 在
月曜夕方、アットワンダー2Fでの座談会「巻号ナイト2巻1号通巻2号」を見聞してきた(´・ω・)ノ 前半は雑誌歴50年になんなんとする成人漫画雑誌ボンの、コンテンツ変遷と、巻号表示についての話。後半は池川佳宏さんの巻号論。次のコピーも配布された。 池川佳宏. 雑誌書誌の巻号や日付に関する報告. マンガ研究. (24), 2018-03, 131-138. いろんな気づきがあった。何から書こうかな。 雑誌「漫画ボン」の100号飛ばし 事例として雑誌「ボン」は通号を100号分(マイナス方向に)飛ばすミスを1994年10月号でやらかしてしまっており、それが当時の編集長に聞いても、原因不明だったという話があった。 1994年9月号:通巻339号 1994年10月号:通巻240号 でも、それでさしたる問題もなく現在の539号(本来なら640号)まで来ているとも現編集長さんの認識であった。 わちきが思う
オタどんが、軽く調べて、「「高岡本店」ではなく「高岡書店」が正しいようだ」としたのだが、https://jyunku.hatenablog.com/entry/2019/02/10/200354 どうやら事態はもっと複雑だったらしい。 これはオタどんも引いている後藤金寿編『全国書籍商総覧』(新聞之新聞社、昭和10年)をよくよく分析的に読んで判明したことなのぢゃが、昭和10年段階で、高岡書店には、 出版業をする「高岡本店」(神保町すずらん通り) その小売り部「高岡分店」(神保町すずらん通り) 小売りの店「高岡書店」(小川町靖国通り沿い)ここは「高岡支店」とも呼ばれた の3つがあったのぢゃ。 詳しくは年表を見られたいが、まとめると… コミック高岡の歴史 高岡安太郎(1864-?)が大垣から本屋の親戚を頼って1877(明治10)年に上京。1880年に独立して、しばらくセドリをしてお金をため、18
このまえの総論の続きね(o^ー')b 総論感想のほうにフェイスブックからさかんにリンクがはられ―どうやらフェイスブックに著者たちがゐるらしい―「万機公論に決すべし」と思ふとるわちき的には、あまり気が進まんのぢゃが、それを気にして出さぬといふのも腹ふくるるわざなれバ、書きつくる也。 商売も学界も関係ない自由の天地が言論空間と思ふがゆゑに。 現代思想2018年12月号 特集=図書館の未来 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3237 各論の感想 岡本真【インタビュー】「私は、時に図書館の世界では革新的な立場だえると捉えられますが」へー(・o・;) 『市民の図書館』よりCIEを「思想の原点」とするとあるのは、端的に言ってイギリス式公共図書館でなくアメリカ式を重んじる、ということかしら。 猪谷千香+鎌倉幸子【討議】無料貸本屋批判がある理由に学校教
雑誌『現代思想』の図書館特集、あらあら読了。 https://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%80%9D%E6%83%B3-2018%E5%B9%B412%E6%9C%88%E5%8F%B7-%E7%89%B9%E9%9B%86-%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5-%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E7%9C%9F/dp/4791713745 全体の感想としては… 総論や前書きがないのは困る 総論が無いので議論の新しい段階が見えづらいなというもの。「図書館の未来」という総括タイトルはちょっとワイドすぎる。各論タイトルをみると「民主」とか「公共」とか多いので、図書館と民主制、公共性がお題のようにも見えるが… 基本、1970年代の中小レポート的、市民の図書館的な貸出至上主
昨日、ツイッターで気付いたんだけど… へー、こんな処分通知書、初めてみた(・o・;) / “15/02/20:「カバーしかない本」国会図書館収蔵不可 :暗黒通信団” URL 2015-04-12 21:29:14 via Hatena どうやら、同人誌出版者たる任意団体?暗黒通信団が、その刊行したブツをば納本したら、これは要らぬ、という処分を受けたらすぃ〜(´・ω・)ノ 〔2015〕15/02/20:「カバーしかない本」国会図書館収蔵不可 国会図書館では書籍を収集する際にカバーを捨ててしまうということが 問題視されていますが、是非を確かめるため「カバーしかない本」と称して カバーにだけ印刷をし、本文は真っ白の本を作って納本したところ、 下記に示すように、執務参考資料として「一般の利用には供しない」という 決定が下されました。 この問題を広く周知するため、決定文書を公表します。 http:/
図書館本をゲットo(^o^o) いやサ、この本、ずっとまへから出ることは知っとったんだケド、実は出たことを知ったのは数日まへだったりもする(o・ω・o) ありゃ出たのか(^-^;)学史的な指摘をすると、各論の主題的な広がり(おそらく執筆者の館種の広がり)と編者3名の専攻の広がり(利用者研究、分析書誌、英国図書館政策)が被記念者を代表しているのでは(σ・∀・)σ / “図書館は市民と…” URL 2015-03-15 23:20:29 via Hatena ん?(・ω・。) いいのかわちきがそんなことでc(≧∇≦*)ゝアチャー図書館は市民と本・情報をむすぶ 作者: 池谷のぞみ,須賀千絵,安形麻理出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2015/03/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る一見するに意外にも現代的かつオールラウンドな論文集(・o・;) 内容細目はこちら ht
ネット上にある 古書流通 新聞 http://paper.li/sumida01/1322374512?edition_id=c602cb70-cb58-11e4-8807-0cc47a0d1605&utm_campaign=paper_sub&utm_medium=email&utm_source=subscription は結構役立つものなんだけれど、ここで図書館ネタを拾った(´・ω・)ノ 図書館を学ぶ相互講座「新しい図書館を作る」常世田良(立命館大学教授) http://togetter.com/li/794838 んで、浦安市立からJLA経由で立命大に移った常世田先生のご講演要旨がわかる。図書館業界の言説空間は、首都圏(JLA、図情学会)、関西(日図研)、その他(図問研)といった3つに分立していて、首都圏にいると関西圏のことがわかりづらいのでありがたし。 ちやうど昨日、クルマんなか
ひとつにジャンルごと、主要雑誌の存続表を作るというのもいいだらう。 樋口隆一, 林淑姫, 岡部真一郎, 天沢退二郎, 倉田喜弘, 塚原康子, 森本美恵子, 末永理恵子 編著. 五線譜に描いた夢 =. 明治学院大学, 2013.10. 255p ;kd191-l8 これに附属の表「日本の音楽雑誌1890-2013」は良い例。 第1次雑誌統合 1941.10 第2次雑誌統合 1943.10 といった線で区切ってあるのも、オシャレ。
出たばっかりのコレ。文化情報資源と図書館経営: 新たな政策論をめざして: 柳与志夫 文化情報資源と図書館経営: 新たな政策論をめざして 作者: 柳与志夫出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2015/02/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 本朝初の… この本は「図書館経営と文化情報資源政策に関するわが国初めての*1理論的な論集である」と序文p.iii*2にある(・o・;) 読後の感想はいくつかあるけど、いちばん重要なのは、意外と――といふのも初出は1980s初頭のものあるので――今の議論だなぁといふこと。この原因は2つあって、著者にもともとそのやうなスタンスがあることと(これは序文でも指摘されている)、著者自身が指摘するように(日本の)図書館情報学における経営論の理論的蓄積がほとんどないことによる。 インテグラル… あと技術的なものとして、論集にもかかわらず、最
てっちゃんいふやう、 春秋会事件についてのウワサ 『支部図書館外史』をまとめた時、スガイさんなどからいろいろ書けないようなことを中森強さんが聞いたようだナ。 ほほぅ(゜〜゜ ) 実際、 酉水, 孜郎, 1904- || スガイ, シロウ - の回想には肝心なことはなんーんも書いてない。しかし中森, 強, 1931- || ナカモリ, ツヨシ - 氏も数年前鬼籍に入られた(´・ω・)ノ こんなことならインタビューするんだったよ。 http://researchmap.jp/read0039180/ みんな墓場までもってっちゃったんだのぅ…(*゜-゜) まあ事件の構造についちゃあ、ある程度理解できたんで、図書館業界史的な位置づけは、新たな事実が出てきてもあまり変わらんと思ふが、やはり同時代人にはいろんな情報がながれてをったのだねぇ(゜〜゜ ) https://twitter.com/shomo
NHK「プロフェッショナル:仕事の流儀」でコンシェルジュの回を撮ってあったのを見た。 阿部佳(2015年2月16日放送) - NHKオンライン www.nhk.or.jp/professional/2015/0216/ 7 日前 - 去年、日本を訪れた外国人観光客は、過去最高の1,341万人。2020年東京オリンピックに向けて、今後ますますその数は増えると見込まれる。そんな中、日本の窓口となって外国人をもてなすのが、ホテルのコンシェルジュだ。東京・六本木 ... http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0216/ 図書館業界でいふと、閲覧係員といはんか、レファレンス・ライブラリアンとかが近似の職位にならん。 なれど、現状ではとても及ぶべくもないのー(*´д`)ノ それはともかく、番組中、中堅のコンシェルジュに熟練者――といふか主人公たるカリスマ――がア
土曜深夜に読んだ古書通信、川島幸希論文のつづき。このまへの拙エントリでははしょっちゃった川島論文のすごいとこをズバリ古本ブロガーたる漁書日誌さんが指摘してゐる(σ・∀・)σ 川島幸希「『月に吠える』の論文」が出た http://d.hatena.ne.jp/taqueshix/20150215/1424021760 削除命令されたあとの再製本はタイヘンだったか 本来の論点は『月に吠える』が何月何日に「納本」(法定納本)されたのかということなんだけど、それを想定する全体スケジュール上、「便宜削除」の指示がでて、再製本タイヘーンといってた萩原朔ちゃんの証言の真偽についても問題になっていた。 牧説は、削除してお知らせを挟んだだけだからさして大変ぢゃないし再製本ぢゃないよ、としていた。牧氏は帝国図書館本(法定納本の副本にあたる)のお知らせが、貼り付けられてなかったよといふのを理由にしている。 これ
まさか組織的に納本拒否を貫いてゐるわけでもあるまいが…(゜〜゜ ) 中川右介『購書術』が「コンビニでしか買えない本」について言及。「コンビニ本の全体像を把握している人はいないのでは。将来、高値のつきそうなモノもある」と。そうそう、俺も手に入りにくくなる時期が必ず来ると踏んでいるからシコシコ集めている。 URL 2015-02-13 22:58:35 via Twitter Web Client いま兵務局さんのツイートに触発され、NDLサーチにて16点ほど所蔵調査をしてみたところ、これが惨憺たる有様…( -Д-)ノ 林喜一郎 × 山口組VS工藤組 × 激戦 中野会 × 山口組 若頭暗殺事件 × 実録四代目山口組若頭中山勝正 : 遊侠ヤクザ伝鯨道史上最大の抗争編 / 池田鷹一画,正延 哲士原作,天龍寺弦脚本 竹書房 2006 (バンブーコミックス) × 高知県立図書館のみ 山口組抗争史 ×
世にも珍なる目録がでるとて、それに合わせてか知らずか、先週末、千代田区立千代田図書館(九段下)で「目録読書の愉しみ」なるトークショーがあったので遊びにいってみたヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャ ついに出ました!『日本古書目録大年表 』全3巻(金沢文圃閣)。千代田図書館のコレクションをもとに国内で発行された古書目録のデータを編年順に掲載。資料編には貴重な古書目録や書物雑誌の復刻も。解説は国会図書館の鈴木宏宗さん。 URL 2015-02-05 16:27:32 via Tweetbot for iΟS 詳細はHPを見ていただくとして参加記をば。 報道陣が詰めかける古書目イベント!?Σ(゚◇゚;) バイト先の都合で遅れざるを得んかと思ふてをったが調整が成功し、定刻に行けることにo(^-^)o 帝都高速度交通に乗りテ、九段下駅へ。ここから千代田図へはオモテどほり(軍人会館のあるはう)でなく、ウラを
いま、「水沢不二夫のブログ 発見の手帳 PART Ⅲ」を見たらΣ(・ω・ノ)ノ! なんとΣ(゚◇゚;) ハッキンの示達書命令書ぢゃないすかっ!(*ω*;)´´ スゲーなぁ…ごがいなもんが、残ってゐたとはとは…(・o・;) 上記ブログによれば、「徳富蘇峰記念館」にあったのを数年まへに水沢さんが見つけたのが、やうやくHPで見られるやうになったとのこと(。・_・。)ノ おそらく現存最古の*1発禁処分の命令書。 1921(T10)年6月16日『国民新聞』 「水沢不二夫のブログ 発見の手帳 PART Ⅲ」http://blogs.yahoo.co.jp/kafuka1964/26252825.html まあ、この当時、つまり対象期はまだ、「発禁:はツきん*2」なる略語は通用されてをらんで、「発売頒布禁止」といはれとったに相違あるまいが…(はツきん、は昭和初期にできた略語だと、尾佐竹猛はチャーナリズム
これで気になったものをメモ 「今年の執筆予定」『出版ニュース』(2367) pp.20-57 (2015.1.上中旬) 佐藤卓己 『ヒトラーの呪縛』の増補版を中公文庫新書で。『「図書」のメディア史』(岩波書店) 鈴木貞美 『日本における「日記」および「随筆」』(和泉書院) 藤井淑〓 『江戸川乱歩大事典』(勉誠出版) 大衆文化、モダニズム事典の性格も。日本近代文学大事典の新聞・雑誌編を「しのぐものになると自負」 高宮利行 「英国愛書家の系譜」(『書物学』連載)を1冊に 中野三敏 『師恩江戸文芸研究者列伝』 井上俊 永井良和と『現代ニッポン・ことばの風景(仮題)』(ミネルヴァ書房) いちばんの期待は『「図書」のメディア史』。まだ執筆中なら、資料送りつけちゃほうかすら(σ・∀・) 誰かがブログで佐藤卓己批判を展開中に、鈴木庫三などスメラ学がらみでトンデモなのを佐藤は知らんだろう、といふカキコがあ
オタどんついーとで知ったΣ(゚◇゚;) 伏字の文化史:検閲・文学・出版 / 牧義之[著] A5判/448頁 本体4800円(+税) ISBN978-4-86405-073-9 http://www.shinwasha.com/073-9.html 伏字の文化史―検閲・文学・出版 作者: 牧義之出版社/メーカー: 森話社発売日: 2014/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見るこれ、タイトルで伏字をうたってをるが、内容をみるに、ウラ主題は内閲だねぇ(゜〜゜ ) ない‐えつ 【内閲】 〔名〕 内々で閲覧・検閲すること。非公式に見たり調べたりすること。 日本国語大辞典
これ(。・_・。)ノ 源流から辿る近代図書館: 日本図書館史話 作者: 石山洋出版社/メーカー: 日外アソシエーツ発売日: 2015/01/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 内容紹介 日本の近代図書館の源流として4つの流れ−「博物館からの流れ」「米国公共図書館の無料制からの流れ」「都市型公共施設からの流れ」「新聞縦覧所や地方の読書施設の発展からの流れ」−を提示し、時代に沿って並列的に記述することにより、公共・大学図書館の歴史を辿る。 著者について 1927年生まれ。東京大学理学部卒。国立国会図書館奉職。図書館・情報学に留まらず、科学史、地理学、博物学までも専門とする。同図書館研究所長を経て、東海大学教授、公益社団法人東京地学協会日本地学史委員長等を歴任。著書に『科学史研究入門』『日本の近代化をになった外国人』『目録作成の技法』(共著)など。ほか論文多数。
採録モレがあるとか、記述形から引けんとかいふ批判があるが、それでも便利なヨミダスぢゃ。 いままた、採録対象が「地方版」がリリースされたが、こりゃ、すばらし。 正確には「昭和の地域版1933-2001」とて、限定的なものぢゃが、それでも、たとへばキーワード「図書館」で検索をかけると、次のやうな記事がでてくる。 1941.09.27 興風会図書館竣工 10月下旬開館/野田町 千葉 朝刊 ※写真あり 対米戦まへの(本土は)平和な時代。記事によれば、 野田町財団法人興風会の二千六百年記念事業図書館〜は〜同町中町に建築中のところ〜職員は従来の三名を九名に増員、主任には米国々立図書館日本部に在職してゐた仙田正雄司書を招じ〜 おお、米国議会図書館(LC)にいた仙田正雄! 仙田は増田七郎のかはりにLCに派遣されたのぢゃった。そして、こんどこそ、増田のシチローたんが、「図書館員の聖地」LCに派遣されるはづだ
田坂, 憲二, 1952- || タサカ, ケンジ氏の、 「菊池信義と神奈川近代文学館」『日本古書通信』79(10)=(1023)p.4-6(2014.10) を読んだ。この記事は前半、標記文学館(以下、カナ文とする)で開かれた「装丁=菊池信義とある「著者50人の本」展」の感想なんだけど、2つオモシロいことが書いてあったのでメモ。 古本の保存には北海道がよい? 日本の古本屋を通じて古本を買った際、田坂氏が感じたことには「北海道の古書店はどんな本でも丁寧に保存している」ということと、かつて古本をたくさん見た際に「北海道の古書店から購入したものが圧倒的に保存がよかった」とも。 これは、北海道の気候と外地的性格によるものではなかろうか。 先月の札幌古本行脚にて、たしかにそのやうな感触をもったことである。 装丁家から本を見つけるには 著者や編者からなら、OPACやらで引けるが、装丁者から引ける書誌
すぐれて金儲け的な側面をもったマーケティングが、非営利組織にまで応用されるようになり、その購買者が「public(公衆)」にまで及んだこと、一方で、日本では常に手段と目的がとりちがえられるPublic Relationsは、まさしくpublicを対象としてきたことで、図書館におけるマーケティングとPRは融合する可能性大と説いたのは、1991年の柳与志夫論文ぢゃった。 柳与志夫「図書館におけるマーケティングとパブリック・リレーションズの適用(1)(2);その理論的枠組と図書館経営上の意義」『図書館学会年報』37(4),1991,153-165,38(1),1992,1-18 わちきは、ネットで話題になった「つながる図書館」の講演会に、つながるばっかでもダメで、コア・コンピタンスの涵養せねばとちゃちゃを入れたが… ほんらいの意味での公衆関係(Public Relations)にいそしむ(=つな
台風一過で絶好のドライブ日和→フルホン 台風一過で絶好のドライブ日和ぢゃヾ(*´∀`*)ノ゛なれば郊外の古本屋さんまはりとしゃれこまうかの(*´▽`) ポランさんあたりにいかうかな とてポランさんに着いた(。・_・。)ノ のんきに筋斗雲をころがして、途中すしにて腹をととのへ、大泉学園まへなるポラン書房さんに着いたのハ、はて、一時半ごろだったか。 そのまへにコーシーでも飲むべぇとて、すぐとなりの喫ちゃ店にしけこむ。 しばらくもへもへしてから、おもむろにお店へ。 ん?(・ω・。) なんだか広い? あれ、なんかまへ来たときより、やっぱり広くなってるやうな…(゜〜゜ ) といっても、まへ来たのは、あっちからこっちへ移転した時だから7年もまへ? まへの、今ンとこよりずっと北に離れてたころに行ってたのは拙ブログを検索すると2005年ごろだね。2005/8/24(水)とか。 ぐるーりとまはる。 ん?(´
都内で世界マーケティング大会なるものがあったんだと。米人がいふには日本の会社は技術力あるのにマーケティングでけてないんださうな。これは営利会社にかぎらずさうなりとおぼゆ。 たとえば赤ちゃんおむつのパンパース。これ最初、こんなに吸水率が上がりましたよと機能ばかりを宣伝して失敗してたんだが、途中から、夜泣きが減りますよと宣伝して売れるやうになったとか。 かやうなことを聞いていつも思ふのは図書館業界もまったく同じダメさで逼塞しとること。 カーリルの成功がよい例なり。 あるひはまた、図書館にしてはめづらしく自力でプログラム開発できる国会さんがいろいろやっとるが、それらが個々の機能はまあまあだったりもするのに、売り込みがまったくぜんぜんあほらしいほどだめで、よいデータが全然普及しないことだったりもする(-_-; NDLサーチなんかその象徴で、あれぢゃあ、固有名から検索する意味しかない。せっかく分類や
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