2024年のアジア経済は電気自動車(EV)や人工知能(AI)など新しい技術の普及の影響を大きく受けました。車や半導体も盟主の座についた企業といえども、成功体験にとらわれたままでは新しい勢力に取って代わられます。24年に起きた変化の波は25年にどう広がっていくでしょうか。BYD、タイにEV新工場 「自動車王」と日本車の牙城攻略東南アジアの自動車市場で高いシェアを誇ってきた日本勢が、比亜迪(BYD)を筆頭とする中国勢に追い上げられています。シェアの差はなお大きいものの、EVを強みとする中国企業は24年に着々と販売を伸ばしました。EVの基幹部品である車載電池やその素材でも、中国勢はサプライチェーン(供給網)を築きつつあります。【関連記事】・・・「最強サムスン」にストの波、エリート成果主義曲がり角韓国を代表する半導体大手のサムスン電子が揺らいでいます。6月に創業以来で初のストライキが実施され、高性