ロシア軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」と兵士ら=2022年2月、モスクワ近郊(タス=共同) ウクライナ空軍は21日、東部ドニエプロペトロフスク州の州都ドニプロの企業や重要インフラを標的として、ロシア軍が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む複数のミサイルによる攻撃を実施したと発表した。2022年2月のウクライナ侵略の開始後、露軍によるICBMの使用が確認されたのは初とみられる。ウクライナ空軍は犠牲者や重大な被害に関する情報は入っていないとしている。 ウクライナ空軍は露軍が発射したICBMの種類に言及していない。ただ、ICBMは核弾頭の搭載を前提として設計されている。ウクライナが米国や英国から供与された長射程ミサイルによる露国内攻撃に踏み切ったと伝えられる中、ロシアは核兵器による反撃を警告するためにICBMを発射した可能性がある。 プーチン露大統領はこれに先立つ今月19日、ロシアの