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ブラックフライデー
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「ハイエイタス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ハイエイタスは英語の「hiatus」のことで、「中断」「停滞」などと訳されます。 「ハイエイタス」は気象学の用語としても、少し前からしばしば使われています。特に「地球温暖化の停滞」という文脈で使われことが多い言葉です。 地球温暖化は年々進行しているイメージがありますが、少し前には、進行が停滞していた時期もあることがわかっています。 この「地球温暖化のハイエイタス」について、最近、JAMSTEC(ジャムステック/海洋研究開発機構)および国立環境研究所(以下、国環研)から注目すべき発表がありました。それは何なのか、ウェザーニューズ気候テック事業部の吉良真由子の見解をまじえて解説します。 「人為的な温室効果ガスによる気候変動があってもなくても、地球の気候は一定ではありません。 毎年エルニーニョやインド洋ダイポールモードなど、地球規模の現象に
暦(こよみ)のうえではすでに立冬を過ぎ、温かいコーヒーを淹(い)れる機会も増えてきました。コーヒーを抽出した後に残るコーヒー粉を皆さんはどうしていますか? ウェザーニュースが2022年に実施したアンケート調査では、コーヒーをドリップしている人のうち61%が抽出後に残るコーヒー粉を捨てているという結果になりました。ついそのまま捨ててしまう人が多いようですが、これは実にもったいないといいます。抽出後に残ったコーヒー粉には、活性炭(かっせいたん)の5倍もの脱臭効果があるのだそうです。 抽出後に残ったコーヒー粉がもつ驚きの特性とその再利用法について、UCCコーヒーアカデミーに解説して頂きました。 抽出後のコーヒー粉には強い脱臭効果があると聞きました。それはなぜなのでしょうか。 「抽出後のコーヒー粉は『多孔質(たこうしつ)』といって、多数の目に見えない小さな穴(細孔=さいこう)が空いている素材です。
毎朝の寒さに、布団から出るのが辛くなってきました。最近なかなか寝つけない、眠りが浅くて日中に眠くなる、ということはないでしょうか。 睡眠コンサルタントの友野なお先生によると、「寒さが日々の睡眠の質の低下につながります。寝つきの悪さの裏には『冷え』があるかもしれません」。 睡眠不足は、疲れや体力が回復できないだけでなく、肌荒れや肥満、冬季うつになることもあるといいます。ぐっすり眠るための対策を教えていただきましょう。 » GPS検索 ピンポイント週間天気予報» ピンポイント週間天気予報 友野先生は、「健康な人なら目を閉じて10〜15分ほどで入眠できるもの」と説明します。 実は、夏だけではなく冬も睡眠にトラブルが起きがちな季節です。理由は、眠りのメカニズムと体温の深い関係にあります。 「睡眠に大きく影響する“体温”とは、脳や内臓の温度である深部体温のことです。 人の体は活発に活動する日中の体温
11月12日(火)9時の時点で、台風22号(インシン)、台風23号(トラジー)、台風24号(マンニィ)、台風25号(ウサギ)の計4つの台風があります。台風4つの同時存在は2017年7月23日以来で7年ぶり、11月としては1951年の統計開始以来初めてです。 このうち、台風25号は沖縄に影響の出る可能性があるため今後の進路に注意が必要です。 » 最新の台風情報» 最新の台風情報 ウェザーニュースアプリでお天気アラームを設定すると、今いる場所の天気・台風・地震・津波などの情報をいち早くプッシュ通知で受け取れます。 ▼台風25号 11月12日(火)9時 中心位置 フィリピンの東 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 西北西 30 km/h 中心気圧 996 hPa 最大風速 23 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 35 m/s 台風25号は発達しながら西寄りに進み、
日本時間の今日11月7日(木)12時すぎ、インドネシア・フローレス島にあるレウォトビ火山で大規模な噴火が発生しました。 オーストラリア・ダーウィンにある航空路火山灰情報センター(VAAC)によると、気象衛星ひまわり9号からの観測で噴煙が高度約1万6000m超に到達していると推定されます。 インドネシアには多数の活火山があり、たびたび規模の大きな噴火を起こしています。 (更新) 気象庁は13時41分に「遠地地震に関する情報」を発表し、2022年1月のトンガの火山噴火時のような津波が発生しないか監視するとしました。 (更新) 気象庁によると、海外及び国内の検潮所では有意な潮位変化は観測されておらず、21時30分に日本への津波の影響はないと発表がありました。 » お天気ニュース記事をアプリで見る» お天気ニュース記事一覧 レウォトビ火山(Lewotobi /標高1703m)は、インドネシアの小ス
9月下旬に太陽に最接近した「紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)」が、夕方の空に出現するようになりました。条件が良い所ではぼんやりと肉眼で見えるほどになっています。 見える方向や時間帯などを解説します。 【動画】花火大会中継のカメラがとらえた紫金山・アトラス彗星(きのう) 紫金山(ツーチンシャン)・アトラス彗星は昨年、中国の紫金山天文台と南アフリカのアトラス望遠鏡によって発見された非周期彗星です。今年9月28日(土)頃に太陽と最接近し、その後も尾を引く様子が観測されています。 (明るさ) 紫金山・アトラス彗星は10月前半が最も明るく見える時期で、明るさは3等以上になっている模様です。 今週からは彗星の明るさは次第に暗くなっていく見通しですが、地球から見たときの太陽方向から離れていくため、背後の空が暗くなって見つけやすくなりそうです。特に20日(日)頃にかけては背後の明るさと彗星の明る
東京湾は、房総半島西側の洲埼(すのさき・千葉県館山市)と三浦半島の剱埼(つるぎざき・神奈川県三浦市)を結ぶ線より北の水域で、湾奥に東京があります。 「東京湾のサンゴは昨年と比べても確実に増えている」というのは、東京湾に50年以上潜り続けているという、かっちゃまダイビングサービス(千葉県安房郡鋸南町)・ガイドインストラクターの魚地司郎さんです。 「東京湾でサンゴを見かけるようになったのは、30年ぐらい前からです。10年ぐらい前からどんどん拡がり、ここ5年は変化が急激です。半年ごとに増えていると感じるほどです」 魚地さんが東京湾でサンゴが増えている理由と考えているのが、温暖化の影響、特に冬期の海水温の変化です。暖かい海を生息域とするサンゴの卵などが海流にのって東京湾まで運ばれてくることがあっても、かつては冬を越せなかったといいます。 「冬に海水が冷たくなるので、生き延びられなかったのです。10
それでは、うっかり室温に置いてしまった鍋料理はどうすればよいのでしょうか。 「翌日まで置いてしまった鍋料理は、腐敗している場合を除けば、再加熱することで菌数を減らすことが可能です。そこで、電子レンジで再加熱、コンロで再加熱の2種類の方法で再加熱後の菌数を調査しました」(光安さん) 「どの料理も、再加熱することで菌数を減らすことができました。ただし、電子レンジとコンロで加熱したものでは菌数に差が出ていて、電子レンジはコンロより多めに菌が残っています。 これは電子レンジでは具材の種類や容器の上下で温度にムラができることがあるため、加熱しきれていない部分が出てしまうことによると思われます。 そこで、電子レンジを使う場合には、途中でかき混ぜてしっかり加熱することがポイントですが、できれば、コンロで時間をかけてしっかり煮ることをおすすめします」(光安さん) 菌の中には加熱しても死滅しない、熱に耐性を
今年の夏も、毎日、暑いですね。この夏の期間(6〜8月)の日本の平均気温は速報値で平年を1.76℃上回り、1898年の統計開始以降、これまでの記録を大幅に更新した昨年と並ぶ、過去最高となりました。 ウェザーニュースでも、「10年前と比べて夏の暑さはどう?」というアンケート調査を実施したところ、「かなり暑くなった」が圧倒的な多数を占めています。「少し暑くなった」(9.1%)を合わせると、97.5%の人が10年前よりも暑くなったと感じているようです。 暑くなっている根本は地球温暖化(気候変動)の問題ですが、それとは別に「ヒートアイランド現象」の影響もあります。 そもそも、ヒートアイランド現象とは何なのでしょうか。地球温暖化とどう違うのでしょうか。気候変動問題の専門家である江守正多さん(東京大学 未来ビジョン研究センター教授)の解説を交えて紹介します。
秋の味覚の代表ともいえる、梨。早いものでは7月下旬から出回りはじめ、今頃から10月にかけてが出荷の最盛期になります。 ウェザーニュースでは、2022年に梨が好きか嫌いか、アンケート調査を行ったところ、なんと好きという回答が96%! 男女や世代を問わず、みんなに支持される果物だということが分かりました。 シャキシャキした食感で水分たっぷりの梨は、スッキリした甘味が特徴です。よく見かける幸水や豊水の他にも、全国各地ではさまざまな種類の梨が栽培されており、それぞれ個性があるそうです。詳しい話を山形県天童市の果樹農園、hiro.smile.farmの後藤広美さんに伺いました。 梨は日本梨、中国梨、洋梨に大別されます。中国梨はあまり流通していませんが、洋梨は『ラ・フランス』などでもおなじみです。 「現在、日本で食べられている果物は、もともとは外国から入ってきたものがほとんどですが、日本梨は日本に生育
8月31日(土)15時現在、台風10号(サンサン)は和歌山県・潮岬の南東の海上を東南東へ進んでいます。この後は海上で動きが遅くなり、次第に北寄りに進む予想です。東海では激しい雨が続くおそれがあるため、特に警戒が必要です。 ▼台風10号 8月31日(土)15時現在 中心位置 潮岬の南東約60km 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 東南東 15 km/h 中心気圧 996 hPa 最大風速 18 m/s 最大瞬間風速 25 m/s » 最新の台風情報» 最新の台風情報 ウェザーニュースアプリでお天気アラームを設定すると、今いる場所の天気・台風・地震・津波などの情報をいち早くプッシュ通知で受け取れます。 台風の中心の東側では、南から非常に湿った空気が強く送り込まれているため、雨雲が発達しています。14時前には三重県で線状降水帯が解析されました。 雨の中心は愛知県や
8月21日(水)9時にマリアナ諸島で発生した熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。次に台風が発生すると台風10号と呼ばれることになります。 ▼熱帯低気圧 8月21日(水)9時 中心位置 マリアナ諸島 移動 西北西 ゆっくり 中心気圧 1008 hPa 最大風速 15 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 23 m/s » レーダー 台風モードをアプリで見る» レーダー 台風モード » 最新の台風・熱帯低気圧情報» 最新の台風・熱帯低気圧情報 熱帯低気圧の周辺は海面水温が30℃前後と高く、風の環境も台風の発達に適した状態になっています。台風になった後は発達しながら北西に進む見通しです。 現在は西日本を中心に高気圧に覆われているものの、週末以降は高気圧が勢力を弱めるため、台風が日本列島に近づきやすくなっていきます。来週は台風の影響が
8月10日(土)15時現在、台風5号(マリア)は日本の東の海上を北上しています。今後は徐々に進路を西寄りに変え、三連休最終日の12日(月・祝)にかけて東北を直撃する予想です。荒天に厳重な警戒が必要です。 ▼台風5号 8月10日(土) 15時 中心位置 日本の東 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 北 20 km/h 中心気圧 985 hPa 最大風速 25 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 35 m/s » 最新の台風情報» 最新の台風情報 ウェザーニュースアプリでお天気アラームを設定すると、今いる場所の天気・台風・地震・津波などの情報をいち早くプッシュ通知で受け取れます。 台風5号は、日本のはるか東にある太平洋高気圧の縁に沿って北上を続けています。ただ、今後は日本海の高気圧と太平洋高気圧がつながる形となって台風の北上を妨げる見込みで、徐々に進路を西寄りに変
8月9日(金)6時現在、台風5号(マリア)は日本の東の海上を北北東に進んでいます。勢力を強めて暴風域を伴うようになりました。進路の不確実性が大きいものの、三連休明けにかけて北日本に接近する可能性があり、注意が必要です。 ▼台風5号 8月9日(金)6時 中心位置 日本の東 大きさ階級 // 強さ階級 // 移動 北北東 20 km/h 中心気圧 980 hPa 最大風速 30 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 40 m/s » 最新の台風情報» 最新の台風情報 ウェザーニュースアプリでお天気アラームを設定すると、今いる場所の天気・台風・地震・津波などの情報をいち早くプッシュ通知で受け取れます。 台風は11日(日)にかけては発達しながら関東の東の海上を北上する見込みです。 三連休最終日の12日(月)以降は進路の不確実性が大きくなり、台風進路図の予報円が大きくなってい
気象庁は今日8日(木)19時15分に、南海トラフ地震臨時情報を発表しました。キーワードは【巨大地震注意】です。 今後1週間程度、地震が発生したらすぐに避難できる準備をし、通常の生活を行ってください。 » 関連記事 津波情報 » 地震情報一覧» 地震情報一覧 » 発表中の津波情報» 発表中の津波情報 ○「巨大地震注意」のキーワードの出る条件 評価検討会により、監視領域内においてモーメントマグニチュード7.0以上の地震が発生したと評価された場合 → 今回の地震は、モーメントマグニチュード7.0の地震と評価されました。今後は「南海トラフ地震関連解説情報」で地殻活動の状況等が発表されます。 気象庁による発表の内容です。 ** 見出し ** 本日(8日)16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の
日本各地でゲリラ豪雨や雷雨が多発するなか、7月末には山形県・秋田県を中心に記録的な大雨となりました。一方で関東甲信地方・東海地方は27日間と平年より短めの梅雨となり、今年は鬼怒川などで水不足が懸念されています。 「気候変動は水を通じて人間社会に悪影響をもたらす」と、東京大学大学院工学系研究科教授・沖大幹先生は説明します。 気候変動が天気から川や湖から海、地下水まで及ぼす影響について、水循環と気候変動などを研究し『水の未来――グローバルリスクと日本』(岩波書店)の著者でもある沖先生に教えていただきます。 近年、日本各地では気候変動が一因とみられる様々な異変が起きています。 例えば、諏訪湖(長野県)の御神渡り(おみわたり)。冬の寒さで湖が全面結氷し、夜の冷え込みよる氷の収縮と昼間の膨張を繰り返すことで氷が裂け、山脈のようにせり上がる現象ですが、2018年を最後に6季連続であらわれていません。近
連日暑い日が続き、エアコンの使用頻度が高まっていますが、電気料金の高騰もあってさまざまな「節電術」に取り組んでいる人も多いようです。 しかし、空調機器の大手メーカー・ダイキンが実施した調査によると、「約6割の人がエアコンの節電方法について何らかの誤解をしている」ことが判明したといいます。 日ごろ行ってしまいがちな誤ったエアコンの使い方と、節電に役立つ効果的な使用法などについて、同社コーポレートコミュニケーション室広報グループの重政周之(しげまさ・ちかし)さんに伺いました。 ダイキンでは2023年6月中旬、全国の20~59歳男女527人を対象に、「エアコンの節電に関する実態調査」を行いました。 「今回の調査では、効果的なエアコンの節電方法4項目と、実際には逆効果になりかねない方法4項目を回答者に示したうえで、それらのうち『夏場にエアコンを使う際、節電になると思うものは何ですか』と複数回答形式
梅雨明けしたところが多く、夏の猛暑に見舞われる日が増えてきました。熱中症予防のためにもエアコン冷房は必須です。 熱中症に配慮しつつも、電気代は可能なら安くしたいもの。室温の上昇を抑え、冷房費を削減する方法を、窓メーカーのYKK AP株式会社広報室に教えていただきました。 夏の室内は暑く、エアコンは必需品です。何とか室内温度が上昇しない方法はないものでしょうか。 「夏に室内が暑くなるのは、壁や屋根、窓から熱が流入してくるからです。なかでも窓は、熱の出入りが住まいの中で最も多く、直接入ってくる日差しが室温を上げています。 室温27℃、外気温34.8℃の場合、一戸建ての家屋に流入する熱の割合は、屋根4%、床4%、換気6%、外壁12%なのに比べ、開口部(大きなアルミ複層ガラスの窓など)からは74%もの熱が流入しています。 これを我慢していると熱中症のおそれもあるため、夏場はエアコン冷房が欠かせませ
この季節は部屋の中も高温多湿となり、不快な思いをすることも多くなっています。 そんな中でも部屋の中の湿度を効率よく下げる方法があるそうです。詳しい話を電気通信大学特任教授の石垣陽先生に伺いました。 ジメジメとした夏場は部屋の中にも湿気がこもりがちです。 「そういう時は、積極的に換気をすることで部屋の湿度は下がっていきます。換気で最も簡単なのが窓開けです。 屋外の湿度にもよりますが、6畳の部屋の中で湿度が80%近くあるとして、5分間、効率的な窓の開け方とサーキュレーターで換気をするだけで、20%以上も下がる可能性があるのです」(石垣先生) 窓もただ開けるのではなく、効果的に湿度を下げる窓開けの方法があるそうです。 「湿度を効果的に下げるには、対角線上にある2カ所以上の窓を開けることが重要です。 というのも、たとえば部屋の隅の直線上にある窓を2カ所開けた場合、その直線上にある空気は外へ逃げてい
今日7月18日(木)、気象庁は「関東甲信地方・東海地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。いずれも平年より1日早い梅雨明けです。 今年は梅雨入りが遅かったため、梅雨の日数は27日間となり、平年と比べると3分の2ほどの短い梅雨になりました(速報値)。 » 全国の週間天気予報» ピンポイント週間天気予報 太平洋高気圧が北への張り出しを強めたことで梅雨前線が北に離れ、今日の東日本は晴れているところが多くなっています。 気象庁は、この先1週間程度の天気予報を考慮して、梅雨明けの発表を判断しました。 ▼気象庁の発表 東海地方の梅雨明け 名古屋地方気象台発表 平年より1日早く、昨年より2日遅い 関東甲信地方の梅雨明け 気象庁発表 平年より1日早く、昨年より4日早い ・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。 ・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果
今日6月24日(月)、ウェザーニュースは2024年の夏の暑さの見通しを発表しました。 今年の夏(7〜9月)の気温は全国的に平年より高く、観測史上最も暑くなった昨年に匹敵する暑さとなる可能性があります。チベット高気圧と太平洋高気圧が上空で重なり合う“ダブル高気圧”で、35度以上の猛暑日が続いたり、地域によっては40度前後の酷暑になったりするおそれがあります。 7月になると太平洋高気圧が北へ張り出し、7月中旬に梅雨明けするところが多くなる見込みです。梅雨明け後は本格的な暑さが訪れます。 8月にかけてチベット高気圧の日本付近への張り出しが強まる時期がある予想です。このような時期には、猛暑日となる所が現れるなど、暑さが一層厳しくなるおそれがあります。 9月になっても太平洋高気圧の日本付近への張り出しは平年よりも強く、前半を中心に残暑が厳しくなる見込みです。このため、一時的に暑さの和らぐタイミングは
地球温暖化は自然現象でしょうか。それとも、人間の活動によって起こる事態でしょうか。 そのことを考える場合、主要な温室効果ガスであるCO2(二酸化炭素)に着目する必要があります。 CO2はいつから、なぜ大量に排出されるようになったのでしょうか。そして、地球にどんな影響を与えているのでしょうか。 気候変動問題の専門家である江守正多さん(東京大学 未来ビジョン研究センター教授)の解説を交えて紹介します。 ◆A/本当です。産業革命以降、化石燃料からエネルギーを作るようになり、CO2の排出量が一気に増えました。 人類の歴史は「狩猟採集社会」「農耕社会」を経て、「工業社会」に移ったといわれます。現在は「情報社会」といわれますが、物質的な基盤は工業社会を引き継いでいます。 工業社会に入るきっかけとなったのが「産業革命」です。 18世紀半ばから後半にイギリスで始まった産業革命は、その後、ベルギー、フランス
今日6月21日(金)、気象台から関東甲信地方、東海地方、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表がありました。それぞれ平年より2週間以上も遅い、梅雨入りの発表となりました。 関東甲信地方の梅雨入りは史上3番目に遅い発表です。 » 全国の週間天気予報» ピンポイント週間天気予報 今日は梅雨前線が本州付近にかかり、低気圧が前線上を東へ進んでいます。近畿では雨の峠は越えましたが、東海や関東甲信では雨が強まっています。気象庁は、この先1週間程度の天気予報を考慮して、梅雨入りの発表を判断しました。 ▼気象庁の発表 近畿地方の梅雨入り 平年より15日遅く、昨年より23日遅い 東海地方の梅雨入り 平年より15日遅く、昨年より23日遅い 関東甲信地方の梅雨入り 平年より14日遅く、昨年より13日遅い ・梅雨入りには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。 ・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮
6月3日(月)6時31分頃、石川県能登地方でM5.9の地震が発生し、石川県で最大震度5強の揺れを観測しました。この地震による津波による被害の心配はありません。 この地震について、気象庁は緊急地震速報(警報)を発表しています。携帯電話やスマホでエリアメール等の緊急地震速報の通知を受け取って驚いた方も多いかと思います。緊急地震速報が鳴る条件を解説します。 » 地震情報一覧» 地震情報一覧 緊急地震速報は、最初に地震の揺れが観測された直後に各地の揺れの到達時刻や震度を予想し、可能な限り素早く知らせる仕組みのことです。地震発生を予知しているわけではないため、震源に近いところでは速報が間に合いませんが、震源から離れた場所では強い揺れが到達する前に身構えることが可能になります。ただ、あくまで予測であるため、誤差が生じます。 実際に観測された震度の情報は、地震の発生から約1分半後に「震度速報」として発表
近年、「異常気象」という言葉を頻繁に聞くようになりました。特に去年(2023年)はWMO(世界気象機関)が「世界の平均気温が観測史上、最も高かった」と発表したほどの暑さで、世界中で異常気象が確認されました。 では、この異常気象は天災なのか、あるいは、人災なのか。気候変動問題の専門家である江守正多さん(東京大学 未来ビジョン研究センター教授)の意見を交えて紹介します。 ◆A/猛暑、豪雨、強い台風、干ばつ、山火事など、多くの気象災害が人間活動によって激甚化していると考えられます。 「異常気象」は、気象庁によれば、原則として「ある場所(地域)・ある時期(週、月、季節)において30年に1回以下で発生する現象」と定義されており、基本的には「気象が平均的状態から大きく偏(かたよ)った状態」のことです。 「異常気象は、起こることが信じられないような異変ではなく、たまにしか起こらないけれども、昔からたまに
気温変化の大きい時季ですが、暑い日など窓を開けるタイミングが増えているのではないでしょうか。 でも、だんだんと虫が増えていて窓から入ってこないか心配。虫の侵入を防ぐ網戸や窓の開け方・閉め方を見ていきましょう。 網戸は虫の侵入を防ぎ、快適な風を部屋に取り込んでくれます。最近は網戸も進化していて、丈夫で小さな網目の製品や、虫が寄りつきにくい素材で作られた製品も販売されていますが、それでも虫は部屋に侵入してきます。 網戸をしっかり閉め、しかも破損がないのに、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。窓メーカーのYKK AP株式会社広報室に詳しく伺ったところ、窓の開け方や網戸の位置が大きく関係していると言います。 下図は、網戸や窓を上手に使用している例です。窓を全開にしていますが、網戸と窓のフレーム部分が重なって虫の侵入経路を防いでいます。 一方、次の図は、窓を半開きにしているケースです。一見、窓を
5月11日(土)夜、島根県や鳥取県で夜空に輝く何本もの光の筋が出現しました。 これは「光柱」と呼ばれる現象で、サンピラー(太陽柱)などと同じ原理で発生します。 光柱は大気光学現象の一種です。大気光学現象とは、大気中の氷の粒が光の道筋を曲げることで、虹色の光が見えたり、特徴的な光の筋や環が見えたりする現象です。 光柱の場合、雲に含まれる氷の結晶の平面で光が反射して進行方向が曲げられています。このとき、氷の結晶が水平よりも少し揺らいだ状態で浮かんでいると、このように筋状の光に見えるといわれます。 今回見えている光柱は、沿岸で操業する漁船などの明かりが反射して出現したものとみられます。漁火光柱(いさりびこうちゅう)とも呼ばれます。 » 関連記事 2021年には北陸でも話題に 11日(土)夜は、島根県安来市のウェザーニュースアプリユーザーから光柱の写真が投稿されました。このほかSNSでは鳥取県から
気象庁は10日(金)に最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。エルニーニョ現象は急速に解消へ向かっており、春の間には終息して、平常の状態になる見通しです。その後、夏から秋にかけてラニーニャ現象が発生する可能性が次第に高まる見込みです。 4月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は+0.8℃で前月に比べて0.4℃下がりました。エルニーニョ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の2月の値は+1.7℃で、去年4月から11か月連続して+0.5℃以上となっているものの、12月までの最大の+2.2℃を下回っています。 太平洋赤道域の海洋表層の水温は中部と東部で平年より低くなりました。 太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年並で、中部太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は平年と同程度となりました。 このような海洋と大気の状態はエルニーニョ現象時の特徴が弱まりつつあることを示して
新年度や新学期が始まり、新たな生活にもやっと慣れてきた時季になりました。会社や学校、あるいは行楽にお弁当や水筒を持っていく機会も多いと思います。 こうしたお弁当、フタを開けるのも楽しいものですが、これから気温が上がってくると、おかずやごはんの傷みが気になってきます。 傷みの原因はもちろん調理法にもありますが、弁当箱や水筒にもあるそうです。詳しい話を、エフコープ生活協同組合機関運営・広報部の光安さんに伺いました。 「まず弁当箱は、汁漏れを防ぐためにパッキンがついていることが多いので、プラスチック製でパッキン付きの新しい弁当箱を対象に、洗う条件を変えて4箇所の菌数を調査しました」(光安さん) 【検査方法】 パッキン付きの新しい弁当箱をステンレスたわしで傷つけ、菌がいる液に1晩浸けてからパッキンを「外す」「外さない」と、洗剤を変えて洗ってから自然乾燥させた後、お弁当箱の4箇所(パッキン、ふたの溝
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