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Marxに関するfunaki_naotoのブックマーク (47)

  • ジョセフ・ヒース「学問としてのマルクス主義はなぜ凋落したのか」(2024年9月15日)

    先日投稿した「ジョン・ロールズと西洋マルクス主義の死」(原文はここ、邦訳はここで読める)という記事が、このブログ(In Due Course – substak)に投稿してきたこれまでのどのエントリより数倍も多くの読者に読まれた。私はこの事実を突き付けられ、最近の人が何を読みたがっているのかについて、自分が根的に何も分かっていないことを認めざるを得なくなった。これほどたくさん読まれると分かっていたら、このエントリはもうちょっと違った形で、カジュアルさを落として書いていただろう。 具体的に言うと、先のエントリは、私の人生の一時期に政治哲学の分野で起こった1つの論争を説明しようとしただけだった。西洋マルクス主義の運命について全般的な説明を行おうとしていたわけではなかったのだ。そこで私が述べたのはある意味で、(少なくとも哲学者の間における)マルクス主義理論へのとどめの一撃である。だが、マルクス

  • 『❝技術論❞の源流をたずねて』 市川 浩(著/文) - 広島大学出版会

    紹介 技術とは何か?1930年代,「唯物論研究会」に集う日の唯物論者たちにより,技術の哲学的・社会科学的把握を目指す知的営みが展開された.その分野は“技術論”と呼ばれた.しかし,それは“ソヴィエト・マルクス主義”の影響を免れてはいなかった。 書は,“技術論”の源流をたずねて,当時のソ連で“技術論”を担った論者たちの正体,背景,動機に迫り,過酷な政治史の裏面に消えていったオルタナティヴに新しい光を当てる。 目次 序章 問題の所在と課題 1.戦前わが国におけるマルクス主義技術論 2.“極度の客観主義”への不満 (1)転向後の相川春喜 (2)「適用説」のエートス (3)“技術の内的発達法則説”批判 3.「労働手段体系説」の隆盛 4.“源流”をたずねて (1)ニコライ・ヴォルコフ――相川技術論の源流 (2)“マルクス主義的技術史”のもうひとつの探究 (3)“物質文化史”――“マルクス主義的技術

    『❝技術論❞の源流をたずねて』 市川 浩(著/文) - 広島大学出版会
  • 『資本論』の翻訳|ちくま学芸文庫|鈴木 直|webちくま

    このほど『マルクス・コレクション』版の全面改訳を経て、『資論 第一巻』(上・下)が文庫化されました。この大古典の翻訳をめぐり、訳者の一人である鈴木直氏が日の翻訳史における興味深い一断面を切り取られています。ぜひお読みください。(PR誌「ちくま」より転載) 一度は読んでみたいと思っているのに、なかなか手が出ない。そんな著作ランキングがあれば、きっとマルクスの『資論』はいいところまでいくはずだ。 読んでみたいと思う理由はいうまでもない。なんといっても「資主義」を抜きにして現代は語れない。その「資主義」という言葉は、ほかならぬ『資論』の翻訳を通じて日に定着した。デジタル革命と手をたずさえて、世界中でふたたび「富の集中」と「貧困の拡大」が同時進行しているこの時代に、もう一度、この資主義論の源泉を訪ねてみたいと思うのは自然なことだろう。実際その分析は、今読んでもまったく輝きを失ってい

    『資本論』の翻訳|ちくま学芸文庫|鈴木 直|webちくま
  • マルクス解体──プロメテウスの夢とその先 | ele-king

    音楽でもそうだけれど、古典はときに現代の作品以上に刺戟的だったりする。古典というくらいだからそれが生み落とされた年代は古く、一見わたしたちの暮らす日常からかけ離れた世界や価値観が描かれているように映るかもしれない。にもかかわらず古典というやつは「これってまさに今日の問題じゃん!」と思わせる要素を少なからず含んでいるもので……長い年月をサヴァイヴしてきたがゆえにもつことを許された魅力というか、まあ、だからこそ古典は古典たりえているのだろう。かのマルクスもその代表選手のひとりである。 新しい解釈を誘発しない古典は古典とは呼べない。マルクスもまた一世紀以上にわたりさまざまに読み解かれてきた。たとえばフランスの哲学者ジャック・デリダ──宣伝しておくと、もうすぐその伝記をele-king booksから刊行します──はソ連崩壊後の1993年に『マルクスの亡霊たち』なるを上梓している。『共産党宣言』

    マルクス解体──プロメテウスの夢とその先 | ele-king
  • 支配者はイデオロギーでいかに人々の意識を操作するのか、マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』の書評|武内和人|戦争から人と社会を考える

    支配者はイデオロギーでいかに人々の意識を操作するのか、マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』の書評 19世紀の革命家カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルス(以下、マルクス・エンゲルス)の共著『ドイツ・イデオロギー』は未完に終わったこともあって難解な著作です。 しかし、『ドイツ・イデオロギー』は、イデオロギーを初めて政治学の概念として位置づけ、これを分析する視座を準備した文献であるため、素通りするわけにもいきません。マルクス・エンゲルスがこの著作で論じた支配の道具としてのイデオロギーの機能は、政治に対する理解を深める上で非常に重要な意味があったことは事実です。 この記事では、マルクス・エンゲルスの共産主義には特に触れていません。彼らのイデオロギー分析に焦点を絞って説明してみたいと思います。 そもそもイデオロギーとは何かもともとイデオロギーはフランスの哲学者アントワーヌ・デストゥット

    支配者はイデオロギーでいかに人々の意識を操作するのか、マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』の書評|武内和人|戦争から人と社会を考える
  • 福嶋聡「本屋とコンピュータ」第185回掲載 - 株式会社 人文書院

    福嶋聡「屋とコンピュータ」第185回掲載 /rmj/honyatocomputer185.htm ↓スマートフォンの方は下へスクロールしてください。 「屋とコンピュータ」TOPページ *57回までのコラムは当社刊『希望の書店論』に、2014年~2016年にかけての主なコラムは『書店と民主主義』に収録しています。 福嶋 聡 (ふくしま ・あきら) 1959年、兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。1982年ジュンク堂書店入社。神戸店(6年)、京都店(10年)、仙台店(店長)、池袋店(副店長) 、大阪店(店長)を経て、2009年7月より難波店店長。 1975年から1987年まで、劇団神戸にて俳優・演出家として活躍。1988年から2000年まで、神戸市高等学校演劇研究会秋期コンクールの講師を勤める。日出版学会会員。 著書:『書店人の仕事』(三一書房、1991年)、『書店人の心』(三一

  • 中国史を無理やりマルクス主義に合わせ解釈してた時代の話~メーメル氏のツイートから

    古代中国史研究が、「新中国」や「マルクス主義歴史学」の影響を受けて、それに当てはまるように研究する、という、そんなへんてこりんな時代が一時期あり、振り返ると笑えないような、或いは笑わざるをえないような滑稽なことごとが色々ありました。 中国の「国慶節」が近づいたことなどを機に、メーメル@memel_ko1 さんが語った連続ツイートが興味深いので、まとめました。 ついでに、自分がそれを読んで思い出した、、関連のツイートも便乗でくわえさせて頂きました(笑)。

    中国史を無理やりマルクス主義に合わせ解釈してた時代の話~メーメル氏のツイートから
  • マルクス(上・下) ジョナサン・スパーバー著 - 日本経済新聞

    トマ・ピケティ著『21世紀の資』が学術書としては珍しくベストセラーになった。その背景には世界的に経済格差が拡大しつつある現状があるが、タイトルに幻惑されて、ピケティを「現代のマルクス」と誤解する人もいるようだ。ピケティはもちろんマルクス主義者ではないが、ここ数年、マルクスへの関心が再び高まっているのは事実である。書の出版も実にタイムリーであると言えるだろう。だが、書は、副題「ある十九世紀

    マルクス(上・下) ジョナサン・スパーバー著 - 日本経済新聞
  • オランダ・社会史国際研究所(IISH)、マルクスとエンゲルスの論文をデジタル化して公開

    2015年8月11日、オランダの社会史国際研究所(IISH)が、マルクスとエンゲルスの論文をデジタル化して公開したと発表しています。 デジタル化資料は、同研究所のカタログやEuropeana等から閲覧でき、pdfファイルとしてダウンロードして利用できるとのことです。 アムステルダムにある同研究所は1938年以来マルクスとエンゲルスの論文を保存してきた機関とのことです。 Marx & Engels papers completely available online(IISH,2015/8/11) https://socialhistory.org/en/news/marx-engels-papers-completely-available-online Press release https://socialhistory.org/sites/default/files/pressrel

    オランダ・社会史国際研究所(IISH)、マルクスとエンゲルスの論文をデジタル化して公開
  • 區龍宇『台頭する中国 その強靭性と脆弱性』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    でかくて、分厚くて、おまけに税抜き4600円と大変高いではありますが、今や世界第2位の資主義大国である中国の労働問題を、ルポとかではなく理論的に分析したというのはほとんどない現在、それだけの代金を払ってでも読む値打ちのあるでした。 中国をめぐっては、あまりにも多くの解決すべき謎があり、中国を観察する人たちにとって、今後も驚くべきことが少なくなるのではなく、さらに多くなると覚悟しておく必要がある。書の目的は、もっと限定されている。論争を活発化することのほかに、階級、国家、国家官僚の役割にもう一度焦点を当て、それらの相互関係が近年および将来を規定することを示すことによって、中国のジグソーパズルの欠けたピースを埋めようとすることである。 私の主な関心は第2部の「中国における労働者・農民の抵抗闘争」でしたが、中国の体制イデオロギー諸派を分析した第3部も、少数民族問題を取り扱った第4部も、

    區龍宇『台頭する中国 その強靭性と脆弱性』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • マルクスを超えるマルクス 「経済学批判要綱」研究 :アントニオ・ネグリ / マルクスと息子たち:ジャック・デリダ

    アントニオ・ネグリ著   清水和巳・小倉利丸・大町慎吾・香内力 訳(作品社) ジャック・デリダ著 國分功一郎訳(岩波書店) やや私事にも関わるが、年は廣松渉が亡くなって10年目にあたる。かつて60年代の後半から始まった政治的昂揚の季節が70年代に入って後退へと転じた後、私、あるいは私の周辺で何らか活動に関わっていた人間たちのあいだでは精神的な混迷状況とともに、ある種のマルクス離れともいうべき傾向が生じていた。それはマルクス主義からの政治的離脱とか、転向とかとはちょっと違うものだった。一言でいえば、あらためてマルクス思想の源泉に立ち帰ってマルクスの意味を考え直してみたいという欲求と、マルクスと同時代、あるいは20世紀のマルクス主義運動と同時代の思想について知りたいという欲求というべきものだった。現在活字・活版印刷史の研究に従事するかたわら個性的な装幀と組版づくりでも知られている畏友府川充男

    マルクスを超えるマルクス 「経済学批判要綱」研究 :アントニオ・ネグリ / マルクスと息子たち:ジャック・デリダ
  • 初期マルクスを読む - 本と奇妙な煙

    ヘーゲル批判 『ユダヤ人問題のために』 第一章だけ読んだ。 初期マルクスを読む 作者:長谷川 宏岩波書店Amazon ヘーゲル批判 マルクスは近代批判としてヘーゲル批判をするわけですが、批判の対象となる書物としては『法哲学要綱』がもっともよく取り上げられる。もう一つ『精神現象学』があるのですが、これについては丁寧に全部読んだ上で、そこから問題を引き出すというようにはなっていないと思います。マルクスにとって、『精神現象学』は、人間の内面的な問題と、社会や歴史の問題とが混在していて、やはり扱いに困る書物であったようです。マルクスが近代批判を構想するとき、時代の社会状況、歴史的状況にこそ、最大のポイントが置かれる。そのことは、若いマルクスを考える上で、つねに留意すべき重要な視点です。 ヘーゲルの哲学体系のなかで、社会の近代性が一番豊富に盛りこまれている作品といえば、『法哲学要綱』ということになる

    初期マルクスを読む - 本と奇妙な煙
  • 大月書店版 マルクス=エンゲルス全集online

    『マルクス=エンゲルス全集online(オンライン)』は、 書籍版『マルクス=エンゲルス全集』全53巻4万ページを電子データ化し、 Webブラウザで自由に閲覧・検索できる総合文献データベースです。

  • 『マルクス 資本論の思考』熊野純彦(せりか書房) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋ウェブストアで購入 「時間のエコノミー、時間のテクノロジー」 今どき七百頁余のマルクス論を書き下ろす。しかもカントやハイデガーの主著の翻訳を完成させる片手間に、である、いや、ひょっとすると『純粋理性批判』や『存在と時間』の訳業のほうが片手間かもしれず、『資論』解釈こそ命かもしれない。著者はそんな自分の仕事ぶりを、「おそらくほとんど正気の沙汰ではない」と評している(「あとがき」)。そんな「錯乱」(同上)する哲学者の出現を、われわれは長らく待ち望んできた。 いよいよ熊野哲学の全貌が姿を現わす。書を手にとった瞬間、そういう期待というか、畏れが心をよぎった。ヘーゲルにメルロ=ポンティ、レーヴィットにレヴィナス、いや古代から近代、現代までの西洋哲学史の総体をも、ひいては和辻哲郎、埴谷雄高までも、自分の中に深く摂り入れた、オリジナルな思考がここに展開される。――そんな光景がこの国で繰り

    『マルクス 資本論の思考』熊野純彦(せりか書房) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • マルクスへ帰れ - 本と奇妙な煙

    キルケゴール、マルクス、ニーチェ マルクス マルクスへ帰れ (こぶしフォーラム) 作者:マクシミリアン リュベル発売日: 2010/04/01メディア: 単行 キルケゴール、マルクス、ニーチェ 19世紀のヨーロッパを背景として、発展する産業社会のための新しい価値のコードを備えたいくつかの野心的な企てが生み出された。それは、人間に、生きるための新たな理由を与え、近代的な生活方法に照応した新しい行動規範を与えるものだった。一言で言えば、そこでは、新しい倫理を生み出す様々な努力がなされたのである。 (略) 彼ら[キルケゴール、マルクス、ニーチェ]の誰もが、自身の思想的な経歴の開始時に、のちの成熟と発展にとって決定的な意味を持つ、ひとつの同じ現象に遭遇していた。ヘーゲルの「体系(システム)」である。(略)かつての師であった思想家に失望し、拒絶したことが、歩むべき大道の発見を彼らに容易にさせた。彼

    マルクスへ帰れ - 本と奇妙な煙
  • 『戦後日本の思想』 - Arisanのノート

    戦後日の思想 (岩波現代文庫) 作者: 藤田省三,久野収,鶴見俊輔出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/01/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る 鶴見  日の戦後は、第一次大戦後のドイツに非常に似ているんじゃないか。大江精三がはじめから、そういっていた。彼はワイマール共和国の研究をしよう、と盛んにいってたし、書きもした。彼は大体ノイラートの立場ですから。戦闘的な第二インターナショナルだな。この説をだれも聞く人がなかった。 藤田  石原慎太郎の『太陽の季節』において現われた行動主義みたいなものが、第一次世界大戦後では、ファッショに行く道筋だったわけでしょうが、これを反ファッショの方向に再組織する道筋がつくられる必要があると私は思います。(p220) 先日、アメリカ移住することになった友人が、長年住んだ家を引き払うというので

    『戦後日本の思想』 - Arisanのノート
  • 新訳 初期マルクス・その2 - 本と奇妙な煙

    バウアーの課題 政治的解放の限界 福音書 「革命的実践を正しい関係の〜」についての解説 前日のつづき。 的場昭弘による「ユダヤ人問題によせて」解説編。訳と解説が交互するので、区別できるように、冒頭に[訳]と[解説]をつけました。 新訳 初期マルクス――「ユダヤ人問題に寄せて」「ヘーゲル法哲学批判‐序説」 作者: カール・マルクス,的場昭弘 出版社/メーカー: 作品社 発売日: 2013/02/28 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る バウアーの課題 [訳] したがってバウアーは、一方でユダヤ人は国家市民として解放されるべく、人間はユダヤ教を、宗教一般をやめるべきだと主張しているわけである。他方でその結果的な形だが、彼にとって重要なことはもっぱら宗教をやめるために、宗教を政治的にやめることである。宗教が前提としている国家はもはや真の国家でも、現実の国家でもない。「当然

    新訳 初期マルクス・その2 - 本と奇妙な煙
  • なぜ、マルクスは『資本論』を書かねばならなかったのか - 本と奇妙な煙

    なぜ、マルクスは『資論』を書かねばならなかったのか。 新訳「ユダヤ人問題に寄せて」 国家の宗教からの解放は、現実の人間を宗教から解放するということではない 自由という人権は政治的生活と闘争に入るや権利であることをやめる 的場昭弘による4ページ程の序文がえらくわかりやすいので、ほぼ丸ごと引用。 新訳 初期マルクス――「ユダヤ人問題に寄せて」「ヘーゲル法哲学批判‐序説」 作者: カール・マルクス,的場昭弘 出版社/メーカー: 作品社 発売日: 2013/02/28 メディア: 単行 この商品を含むブログ (1件) を見る なぜ、マルクスは『資論』を書かねばならなかったのか。 言い換えれば、なぜマルクスは経済学を批判しなければならなくなったのか。その謎はすべて、1844年『独仏年誌』に掲載された書の二つの論文「ユダヤ人問題に寄せて」と「ヘーゲル法哲学批判――序説」にあるといってもよいだろ

    なぜ、マルクスは『資本論』を書かねばならなかったのか - 本と奇妙な煙
  • 「行動しない理由」を吹き飛ばす、突風のような言葉が欲しいか?:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン トマツタカヒロ、格闘家にしてアーチスト トマツタカヒロ。彼は格闘家、そして、アーチストだ。 ぼくは先日、二夜続けて行われた彼のパフォーマンスを観た。 空手衣に身を包んだトマツタカヒロは、の朗読と格闘技のトレーニングを同時に行った。 を朗読し、サンドバッグを突き、蹴る。 あるいは組手(スパーリング)に朗読の声を重ねて見せる。 パフォーマーの心と体のきしみが伝わって、観ている者の息が詰まる。それほど激しい表現だった。 しかし、誰が予想していただろう、あんなことが起こるなんて。 第二夜。トマツタカヒロは左手にを持ち、強い調子で朗読を続けながら、空手の試割りのように、足元に設置したブロックに右の拳を叩きつけた。しかし集中しきれなかったのか、バラ

    「行動しない理由」を吹き飛ばす、突風のような言葉が欲しいか?:日経ビジネスオンライン
  • マルクスの経済学哲学草稿メモ - 細々と彫りつける

    経済学・哲学草稿 (光文社古典新訳文庫) 作者: マルクス,長谷川宏出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/06/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (25件) を見る マルクスの経済学哲学草稿をかなり読んだ。あともう少しで終わるわけだが、驚いた。今までマルクスについて抱いていた先入観はかなり覆された。その印象を書いてみる。忠実な再現ではなく、私による読書メモと断っておく。つまりこれはマルクスのの内容を逐次書いた注釈ではない。マルクスのはたたき台なのだ。マルクスのを教義の書とするなら恐らく破滅が来るのではないだろうか。しかしそれはマルクスに限らずどんなでもそうではないだろうか。なんども学びなおすことこそが大事なのだ。 さて。疎外というと、仲間外れみたいなことかと勝手に思っていたが全然ちがう。それは自分の身体から自分の一部が引き裂かれるよう

    マルクスの経済学哲学草稿メモ - 細々と彫りつける