【独占告白】安田純平 外務省“出国禁止の刑”で拷問の悪夢旅券発給を拒否されたジャーナリストの独占インタビュー。紛争地での取材を「迷惑」と考える風潮に一石を投じる 「寝ていると、シリアの武装勢力から拷問を受ける人々の声が聞こえてきます。『ギャー! ギャー!!』という悲惨な声です。ハッと目が覚め、自分が自宅にいることに気づいても不安は収まらない。武装勢力から解放されて徐々に体重も増え、体調も回復していました。こういった悪夢を見るようになったのは、外務省に旅券再発行を拒否されてからです」 こう話すのは、ジャーナリストの安田純平氏(45)だ。 安田氏は、シリアの武装勢力から3年4ヵ月にわたり拘束されパスポートを没収された。解放されたのは昨年10月のことだ。だが外務省は7月10日、同氏の旅券再発給申請を拒否すると宣告。「出国禁止の刑」と自身のツイッターに書き込んだ異常事態の内幕を、安田氏が明かす。