三菱商事は1999年4月に「EXITルール」を導入。 投資先について3期連続赤字、または債務超過であれば原則撤退すべし。 というものだ。 三菱商事には1000社を越える投資先が今なおある。 新しい成長分野に出ていくためには何かを削らないといけない。 こうした背景の中で「EXITルール」を生み出した。 「EXITルール」は現場に説明責任を負わせるためのもの。 なぜ、必要なのかを証明する立証責任を、現場に負わせる。 「EXITルール」の導入後、反発がある一方で、想定以上に撤退が進んだのだ。 実は現場で行き詰まりを感じていても、事業の将来性や、費やした年数を 振り返れば言いだせなかったことも多かったんだろう。 やめる理由を作ってあげられたのかもしれない。日経より なかなか思い入れが強ければ強いほど、気持ちが深く入り、 撤退は厳しいと感じる。 ラインを引くことの難しさを、改めて感じるし、 まっ、引