SONY BMGの「rootkit」入りCDをめぐる集団訴訟の和解案を、米連邦裁判所判事が5月22日に最終承認した。電子フロンティア財団(EFF)が明らかにした。 この訴訟は、SONY BMGがCDに組み込んだDRM(デジタル権利管理)技術にセキュリティ上の問題があるとして音楽ファンが起こしたもの。1月に、問題のあるCDを購入した顧客に無料の音楽ダウンロードを提供するという和解案が予備承認を受けていた(1月10日の記事参照)。 この和解の下、SONY BMGはFirst4InternetのXCP技術およびSunnCommのMediaMax技術を組み込んだCDの製造を中止する。問題のCDを購入した顧客は、DRMなしの同じ楽曲を受け取ることができる。一部顧客はそれに加えて少額の現金(7.50ドル)を受け取るか、ほかの曲をCONNECT Music、f.y.e.、iTunes、またはWal-Ma