若田光一さんらを乗せて地上に着陸した宇宙船ソユーズ。「帰還モジュール」と呼ばれるカプセル部分で高さ約2・1メートル、重さ約2900キロ。表面には黒い焼け焦げた跡が見える。若田さんら3人の飛行士は、上部のハッチから運び出された。 着陸した中央アジア・カザフスタンの草原地帯は、周辺に山や林も見あたらない。ソユーズの周辺には、救援部隊のヘリコプターや水陸両用車が見える。着陸から約5時間後、作業員がカプセルをつるしトラックに乗せて運び出した。(ジェスカズガン近郊〈カザフスタン〉=北林晃治、福留庸友撮影)