原価率35%の時代 みなさん、こんにちは。編集部の水野です。 あらためて思うのですが、世の中で「常識」だと思われていることって、意外にあっさり覆りますよね。飲食店の場合、「原価率は30%」というのが、それに当たるんじゃないか、と最近よく思います。 「原価率30%では、舌の肥えたお客様に喜ばれる料理を提供できない。時代遅れだと思うんです」。最近取材したある店のオーナーのコメントです。このお店は、お得感のある料理とワインでリピート客を集めていて、原価率はフード・ドリンクのトータルで35%にもなります。 そのユニークな地元密着の戦略は、2月1日発売号の特集「悪立地でも売る!」をご覧になっていただければと思うのですが、考えてみると、取材先でも「この店の料理美味しい。私の自宅の近くに店を出してくれないかな」(笑)と思う店は大抵、原価率が30%を大きく上回っている気がします。 1月号の特集で紹介した均