「前進の法則(The Progress Principle)」って本を読みました。「やる気を出すのに一番大事なのは『前進』だ!」って内容で、著者はハーバード大のテレサ・アマビール教授。専門は職場のモチベーション研究で、凄まじく面倒な実験を行ってきた偉い人であります。 どれぐらい大変かというと、7つの会社から238人のビジネスマンを集めて、毎日のモチベーションの変動を12,000時間も記録し続けたレベル。ここまで徹底してデータを集めた実験は珍しいかと思います。素晴らしいですね。 ウソでもいいから前に進んでる感覚を得るのが大事 その結論は明快で、 「自分にとって意味のある仕事が前に進んでいるとき、人間はもっともモチベーションが高まる」というもの。著者いわく、 この結果を、私たちは「前進の法則」と名づけた。職場のモチベーションを高める要素はいろいろあるが、唯一ずば抜けてパワフルなのは仕事が前進す