近畿日本鉄道が、フリーゲージトレイン(軌間可変列車)の研究開発に着手します。軌間の異なる京都線と吉野線で直通運転させることが目的です。新幹線で開発が頓挫しているフリーゲージトレインですが、在来線では実現するのでしょうか。 近畿車輌と協力 フリーゲージトレインは、新幹線とJR在来線の直通運転を目的に、国土交通省が中心となって開発してきました。九州新幹線長崎ルートへの導入を目指してきましたが、難航しています。 こうした状況で、近鉄がフリーゲージトレインの開発に名乗りを挙げました。グループ会社の近畿車輛の常務が近鉄の取締役に就任し、フリーゲージ開発推進を担当。近畿車輛、国土交通省と協力して研究開発に乗り出す方針です。 JR以外の私鉄が、フリーゲージトレインを本格研究するのは初めてです。 「京都・吉野特急」に導入目指す 近鉄は複数の鉄道会社が合併してできた歴史があり、吉野線は、旧吉野鉄道を近鉄の前
