【ワシントン共同】2日付の米紙ワシントン・ポストは、実業家イーロン・マスク氏が昨年の大統領選や議会選で、トランプ大統領の返り咲きや共和党の議員候補らの当選を支援するため少なくとも2億8800万ドル(約447億円)を費やしたと報じた。連邦選挙委員会の書類を分析した。 マスク氏はトランプ氏と外国首脳らとの会談に同席するなど、外交にも関与。選挙を経ていない民間人だが、大統領直属の新組織「政府効率化省」のトップとして行政や歳出の無駄を削る取り組みを進めている。独特の存在感を見せており、影響力の強さから「共同大統領」と呼んで批判する声もある。