東京都は、都心と臨海部を結ぶ地下鉄新線の事業化に着手する。始発は首都の玄関口・東京駅とし、銀座や築地、豊洲などを経由して有明まで全7駅を新設する。開業は2040年代前半の見通し。羽田空港から臨海部に至るJR線と接続する計画もあり、東京五輪・パラリンピックを機に開発が進む臨海部の利便性を高め、国際ビジネス都市としての発展を目指す。 【図表解説】「臨海地下鉄」は都が優先的に整備を進める路線の一つ 小池百合子都知事が近く計画を公表する。複数の関係者によると、新線「臨海地下鉄」の総延長は約6キロ・メートル。東京駅の北東側に新駅「東京」をつくり、約1キロ・メートルごとに「新銀座」「新築地」「勝どき」「晴海」「豊洲市場」「有明・東京ビッグサイト」(いずれも仮称)の各駅を設ける。 東京駅を起点とすることで、新幹線などの広域鉄道網との乗り継ぎが容易になる。日本有数の商業地・銀座や旧築地市場跡地の再開発を控
川本真琴の訴えサブスクでの利益がどれだけ少ないかを知ってほしい。 (「川本真琴 on Twitter」2022年9月20日) 先日投稿された、シンガーソングライター・川本真琴のツイートが波紋を呼んでいる。「サブスク」とは、Apple MusicやSpotify、LINE MUSICなど定額制の音楽ストリーミングサービスのことだ。 それはこの2日前のシンガーソングライター・七尾旅人のツイートを受けてのものだと思われる。七尾は「もし生き残らせたい『推しミュージシャン』が居たら、コスト回収率の高いCDを一応買ってあげて(略)」と呼びかけていた。 つまり、ここ5年ほど日本でも生じてきたCDからストリーミングへの移行によって、アーティストの経済的な問題が生じつつある──と、ふたりは暗に訴えた。 果たしてサブスクは“地獄の入り口”なのか?──現在の音楽状況を考えていこう。 成長し続けるグローバル音楽産
山下達郎は今年、69歳を迎えた。1975年、シュガー・ベイブの中心メンバーとしてデビューし、翌年にソロシンガーとしてスタート。半世紀近く経った今も新作を世に送り出し、ライブツアーで全国を回る。「制作方針は、風化しない音楽」と語る通り、代表作の「クリスマス・イブ」をはじめ、多くの曲が時代を超えて愛されている。青春時代の苦労、自身の音楽表現、夢を追う若い世代への思い。歩みを振り返りながら、存分に語ってもらった。(文中敬称略/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 「僕らの世代は、日本のロックミュージックの黎明期で、『DON'T TRUST OVER THIRTY』の時代だったことも相まって、30歳から先のロックシンガーの展望なんて全くなかった。僕に限らず将来に関してはみんな探りながら悩みながら、何とか30代40代と、がんばってくぐり抜けてきたんですけど、でもまさか70近くになって、現役
東京・銀座に本店を構える資生堂パーラーのショッピングバッグなどで知られるグラフィックデザイナーの仲條正義(なかじょう・まさよし)さんが26日午前1時45分ごろ、肝臓がんのため東京都の自宅で死去した。88歳。東京都出身。葬儀・告別式は30日午前10時から東京都杉並区清水3の5の9、妙正寺会館で。喪主は長男一哉(かずや)氏。 1956年に資生堂宣伝部に入社。61年に仲條デザイン事務所を設立し、92年に毎日デザイン賞を受けた。98年に紫綬褒章、2006年に旭日小綬章。
塗装のアルバイトで訪れた映画館で、ポスターを見つけて記念撮影する堀貴秀監督(C)2021 MAGNET/YAMIKEN “異例づくし”の映画が話題を呼んでいる。その名は『JUNK HEAD』。全編ストップモーションアニメで、1コマずつ撮影され、総コマ数はおよそ14万。監督の堀貴秀(49)が全作業を手掛け、7年の歳月をかけて作りあげた。堀の本職は内装業で、映像の制作経験はない。映画作りは独学だ。途中、ハリウッドからのオファーを受けても引き受けず、黙々と制作現場にこもった。「才能があるわけじゃなくて、あきらめなかっただけ」。なぜ作り続けられたのか。無謀な挑戦の理由、執念の制作について聞いた。(取材・文:塚原沙耶/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部、文中敬称略) 『JUNK HEAD』のエンドロールには、ひたすら「堀貴秀」の名前が並ぶ。監督、原案、キャラクターデザイン、編集、撮影、照明
「逆襲」「反撃」「大復活」……ファンにそう称えられる、日本初のバーガーチェーンの勢いが止まらない。独自路線をひた走り、創業50年にしてヒットを連発している。仕掛け人は、ユニークな経歴を持つ女性経営者。「政治家の妻」から「SHIBUYA109のショップ店長」「居酒屋オーナー」まで、介護と二足のわらじをはきながら突き進んできた挑戦人生は、今なお続く。訪れた人を幸せに、驚きと喜びを味わってほしいから──。 【写真】政治家の夫の隣でほほ笑む、専業主婦時代の藤崎社長 観光客の少ない時期に、なぜ浅草に出店? 猛暑もおさまり、過ごしやすい気候に恵まれた9月19日のシルバーウイーク初日。少し賑わいを取り戻しつつあった東京・浅草で、朝から3密を避けながらの行列ができていた。観光名所・花やしきにドムドムハンバーガーの新店舗がオープンするからだ。 「いらっしゃいませ!」 10時の開店時に陣頭指揮をとっていたのは
「キモカワイイ」と評され、そのキャリアをスタートさせたアンガールズ・田中卓志(44)は、時代ごとに様々な側面を見せながら生き抜いてきた。最近では芸人やタレントの強みや処世術を解説するような「批評芸」でも注目を浴びる。芸歴20年、田中はなぜ「求め続けられる」のか。(取材・文:てれびのスキマ/撮影;殿村誠士/Yahoo!ニュース 特集編集部) 年を重ね円熟期に達した田中。ネットで検索すると「意外とイケメン」などと出てくるが……。 「たぶん、40代以上になると、ストライクゾーンが広くなって、こういう人もいるよねって許容してくれる人がいるんですよね。『意外とイケメン』なんて書いてくれる人は、そういう人たちで、20代ではないと思います。20代までは俺のことなんて、マジでそのへんにいるムカデと同じように見えてると思います(笑)。だって20代の自分も、女性に外見を求めてたような気がするし。だから俺はムカ
新しいジャンルにハマってしまいましょう。 巣ごもり中でずっと見ていたドラマを見終えてしまったとか、見たかった映画は見尽くしちゃったとかありませんか? ではではSF映画なんていかがでしょう? Netflixにある外国SF映画を5つ、おすすめしますね。 【全画像をみる】とにかくSFが見てぇ! Netflixおすすめ作品5選 オムニシエントは今年1月にリリースされたブラジルのSF。虫のように小さなドローンが全市民を監視している近未来のお話。ハイテク企業の実習生Ninaは自分の近親者が殺害されたと知ります。監視システムは起こることすべてを録画しているはずなのに、その殺害だけは撮影されていないのです。その謎を追うNinaは監視システムの裏の真実を知ることとなり、戦うことを選ぶ...。 この映画が好きな人におすすめ → マイノリティレポート、ウエストワールド OSMOSIS/オスモシス (フランス)近
東京・山谷地区は、大阪の釜ケ崎、横浜の寿町と並ぶ労働者の街だった。1960年代に1万5000人がひしめき合った山谷はいま、「都市型限界集落」と呼ばれるほど高齢化した。一方では、しゃれたゲストハウスも増え、国際化が進む。宣教師として来日したカナダ人のルボ・ジャンさん(74)はここで40年近く、生活困窮者らを見守ってきた。その目に映った山谷の人々と街の変遷、そして日本とは。(文・写真:後藤勝/Yahoo!ニュース 特集編集部) JRや地下鉄が交わる南千住駅から南へ10分ほど歩くと、漫画「あしたのジョー」で有名な泪橋交差点に着く。さらに路地に入ると、いつも男たちが集まっている一角がある。建物には「山友会」「クリニック」という古い看板。たいていジャンさんもここにいる。
決壊 国の伝達なく上流で排水[写真] 行員嘆く ゆうちょの営業実態[写真] スノボ 国母和宏容疑者を逮捕[写真]NEW! 羽田国内線Tの断水 一部復旧[写真]NEW! トレンドマイクロで情報流出[写真]NEW! 私が勝ちますよ ドネアの自信[写真]NEW! 侍J 冷静なる「セパ四球王」[写真] 「Matt化」流行に本人も喜び[写真]
ある著名な映画監督が今年4月、拳銃の不法所持で逮捕された。警察署に移送される姿をテレビカメラの放列が待ち構え、ワイドショーや雑誌で大きく報じられ、根拠のない憶測情報をさんざん流されたあげく、SNSで無数の誹謗中傷を受けた。 真実は違う。だが自分は映画監督だ。記者会見で弁明するのではなく、自らのメッセージを作品の形で世に伝えようと、急きょ短編映画を作った。その名も「狼煙(のろし)が呼ぶ」。監督は語る「この世は不条理にあふれている。そこにもの申す。みんな立ち上がろう!」 そう、矛盾に満ちたこの世の中に狼煙を上げるのだ。世の不条理に作品で立ち向かう一人の男の意地を描く。(敬称略) 時代を撃つ 狼煙を上げる(提供・イマジネーション)有名映画監督の突然の逮捕劇 映画監督、豊田利晃(とよだ・としあき)、50歳。千原ジュニア演じる若者が次々にやくざを刺殺するバイオレンス映画「ポルノスター」、松田龍平主演
1913年(大正2年)の建築というから、京都大学「吉田寮」の建物は今年で築105年になる。現存する学生寮としては日本最古でありながら、今も200人ほどの学生が生活している。庭にはニワトリが放し飼いにされ、クジャクやヤギの姿も見える。玄関には鍵もない。小説家の故・梶井基次郎、ノーベル物理学賞受賞者の赤崎勇氏など、個性豊かな文化人や学者もここで育った。今はいったい、どんな「個性」が暮らしているのだろうか。建物が古くなりすぎたとして、大学側は9月末までの全員退寮を求め、寮生と対立を続けているが、そうした話はしばし休題。きょうは、時代に逆行するかのような寮生たちを紹介しよう。(文・写真:野村幹太/Yahoo!ニュース 特集編集部)
現役最高齢の芸人・内海桂子は大正11年生まれの95歳。漫才コンビ内海桂子・好江で人気を博した、お笑い界の重鎮だ。今も月に6度、東京・浅草にある老舗演芸場・東洋館の舞台に立つ。今年1月、転倒して大腿骨骨折の大けがを負った。しかし3カ月後、手術とリハビリを乗り越えて復帰。なぜそこまでして舞台に立つのか。その気概に触れるために、東洋館の舞台裏を訪れた。(作家・伊勢華子/Yahoo!ニュース 特集編集部)
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