防衛費増額の財源を確保するため、岸田首相は与党に対し、増税の具体策を検討するよう指示しました。 岸田首相「令和9年度以降、防衛力を安定的に維持するためには、毎年度約4兆円の追加財源の確保が必要となります。約4分の1の約1兆円強については、国民の税制でご協力をお願いしなければならない」 岸田首相はこのように述べ、防衛費を増やすための財源は毎年およそ4兆円必要で、まず歳出の削減などでまかない、足りない1兆円程度は増税でまかなう考えを明らかにしました。一方で、来年度は増税を行わず、2024年度から段階的に増税する方針を示しました。 この増税について、岸田首相は所得税では行わない考えを示し、与党に年末までに具体策を検討するよう指示しました。 与党は、法人税を軸に検討する方針で政権幹部は「たばこ税も候補の1つ」と話しています。
沖縄県那覇市ではマスクの無償配布イベントで長蛇の列ができ、もみ合いが起きるなどして警察も出動する騒ぎとなりました。 １８日、那覇市の広場では、沖縄県出身の男性が１万枚のマスクを配布するイベントを行いましたが、受け取ろうとする人々が歩道まではみ出して長い列をつくりました。 「出せよ！ あるもの出せよ全部！ 持って行けっておまえが言っただろ」 開始予定時間にはすべてのマスクを配布し終えたため、もらえなかった人たちから怒号があがり、警察官が割って入る事態になりました。 マスクを配った男性「にぎやかになってしまって、本当に申し訳なかったです」 沖縄県は、「並んだ中に感染者がいたら大変なことなので、できれば密集にならないように、検討してほしかった」としています。
ギリシャで１２日にスタートした東京オリンピックの聖火リレーについて、ギリシャオリンピック委員会がさきほど、リレーを中止したと発表した。 東京オリンピックの聖火リレーは１２日の採火式でスタートしたが、ギリシャオリンピック委員会によると、沿道の観客が殺到したため新型コロナウイルスの感染の恐れがあると判断し、ギリシャ国内でのリレーを中止すると発表した。 来週１９日に行われる東京への聖火引き継ぎ式は、予定通り行われるという。 ギリシャオリンピック委員会は、引き継ぎ式までの聖火の扱いについて東京大会の組織委員会と協議していて、合意が得られれば、詳細を発表するとしている。
気象庁によると、１３日午前２時１８分ごろ、北陸地方で最大震度５強の地震があった。この地震による津波の心配はない。 映像は地震発生直後の石川県輪島市の様子。輪島市では震度５強を観測した。 各地の詳しい震度。震度５強を観測したのは輪島市、震度５弱を観測したのは穴水町、震度４を観測したのは富山市、氷見市、舟橋村、七尾市、志賀町、中能登町、能登町。震度３は石川県や富山県のほか、新潟県や岐阜県でも観測された。 震源地は石川県能登地方。震源の深さは１０キロ。地震の規模を示すマグニチュードは５．４と推定される。この地震による津波の心配はない。 震度５強を観測した輪島市の輪島警察署によると、今のところ住民からのけが人の情報は入っていないという。 また、石川県の原子力安全対策室によると、現在停止中の志賀原子力発電所は、異常が発生したなどの情報はないという。
北方領土について「戦争で島を取り返すしかない」という趣旨の発言をした丸山穂高議員が、国後島で他にも問題行動を起こしていたことが明らかになった。 訪問団に参加していた清水征支郎さん「テーブルたたいて、コップで。そういううるさい所で話もできないでしょ。それほどのうるささだった」「『女買いに行く』とか騒いで、大きい声を出してやってたと聞いた」 北方領土の視察を終えて宿舎に戻った丸山議員は食堂で酒を飲み、騒いでいた他、何度も外出しようとし、そのたびに関係者に制止されていたという。 訪問団・大塚団長「外に飲む所があったら飲みに出たい、散歩したいと言い出した。それはだめだぞ、禁じられていると（止めた）」 北方領土ではトラブルが生じた場合、拘束されてロシアの法律が適用される恐れがあるため、宿舎からの外出は禁止されていた。 こうした中、衆議院・議院運営委員会の理事会では２４日、丸山議員を呼んで話を聞くこと
友人による国政介入事件をめぐり、韓国の検察は３１日午前３時過ぎ、朴槿恵前大統領を逮捕した。 朴容疑者は、３１日午前５時前に、拘置所に移送された。支持者らが朴容疑者の名前を叫ぶ中、身を隠す様子もなく、背を伸ばしたような状態で車の後部座席に座り、拘置所へ入っていった。 友人の崔順実被告による国政介入事件をめぐり、検察は、朴容疑者に対して収賄などの容疑で逮捕状を請求。裁判所は３０日、朴容疑者の出頭を求め、逮捕が妥当かどうか判断するための審査を行った。 朴前大統領は、休憩を挟んで９時間にわたって容疑を全面的に否認し、逮捕の必要性もないと主張したとみられる。 その後、裁判所は検討を続けていたが、３１日午前３時過ぎ、「捜査で主な容疑が確からしいと推測され、証拠隠滅の恐れがあり、逮捕の理由、必要性、相当性が認められる」として、逮捕状の請求を認めた。 検察の庁舎内で待機していた朴容疑者はただちに逮捕され、
稲田防衛相は３日午後に来日するアメリカのマティス国防長官との会談に向け「同盟関係をさらに確固たるものにしていきたい」と期待を寄せた。 稲田防衛相「日米同盟の抑止力、対処力の強化や米軍再編など日米同盟の諸課題について率直な意見交換を行い、同盟関係をさらに確固たるものにしていきたいと思っております」 アメリカのマティス国防長官は３日午後、トランプ政権の閣僚として初めて来日し、安倍首相や稲田防衛相と会談する。会談では北朝鮮の核・ミサイル開発などアジア太平洋地域の安全保障環境が議題となり、日本とアメリカの役割をあらためて確認する見通し。 また、強引な海洋進出を進める中国を念頭に沖縄の尖閣諸島がアメリカによる日本の防衛義務を定めた日米安保条約第５条の適用対象であることを確認し、日米同盟の重要性を示したい考え。
７日夜、ＪＲ名古屋駅近くで歩道が約５メートルの深さまで陥没した。けが人はいなかったが、付近で行われていた高層ビルの建設工事が引き起こした可能性があり、警察が原因を調べている。 ７日午後８時前、名古屋市中村区で「道路が陥没した」と工事現場の関係者から警察に通報があった。警察が確認したところ、地上２５階建てのビルの建設工事現場の前で、歩道が約４メートル四方、５メートルあまりの深さまで陥没していた。けが人はいなかった。 ビルの建設を請け負う竹中工務店によると、陥没の直前に地下水が突然工事現場に流れ込み、その後陥没が始まったという。 現場は、ＪＲ名古屋駅から４００メートルほどの場所で、警察は周辺を規制し、陥没の原因などを調べている。
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