フィギュアの指導者を目指す選手は少ない スポーツニュースや新聞での扱いも大きい。つい20年前には大会のテレビ中継さえ満足になかったことを考えれば、隔世の感を覚える。 しかしそんな中で、1つ不思議に思うことがある。競技を引退したあと、指導者を目指す選手が少ないことだ。 たとえばプロ野球では、「引退したら監督、コーチになりたい」と話す選手は多い。チームの数、コーチの席は限られているので誰もがなれるわけではないが、引退した選手の進路として指導者はかなり優先度が高い職種だ。 これはプロ野球に限った話ではなく、アマチュアスポーツでもトップ選手が引退して指導者になるルートは“主流”と言えるものだ。 織田信成もトラブルで退任 しかしフィギュアスケートの場合、引退して「指導者を目指します」という選手は多くない。 特にフィギュアスケート人気が高まってからの選手はその傾向が強い。思いつくのは2017年に関西大