印刷 関連トピックスリニア新幹線リニア新幹線の新発電のしくみ JR東海は13日、2027年に開業予定のリニア中央新幹線の排ガスがゼロになる新技術を採用すると発表した。コイルを使った「誘導集電」で、浮き上がっている車体に電力を発生させる。空調や照明のためガスタービン発電機を車両に積む計画は中止。排ガスで環境に悪影響を与える恐れはなくなる、という。 もともとガスタービン発電機を使って発電する計画は、強力な磁石の力で浮き上がって走るリニアの特性から生まれた。普通の列車と違ってパンタグラフから電気を取り込めないため、「苦肉の策」で発電機を積んだというわけだ。 しかし、タービンから出る排ガスが路線の大半を占める地下トンネルに充満したり、排気口から集中的に排出されたりするなど環境汚染の懸念が出ていた。