実質デュアルCPUなRyzenの構造AMD Ryzenは「価格革命」を起こしたCPUですが、決して赤字覚悟の値付けではなく、ちゃんと採算が取れる設計になっています。だからRyzenが売れたおかげでAMDの経営状況はかなり好調です。 じゃあ…その安く8コアや16コアを作れる設計とはどんなものなのかと言うと、「CCX」と呼ばれる1つのCPUを、殻の中に2つ入れてコア数を簡単に増やせる設計。 「CCX」の中にはCPUコアと、それぞれ専用のL2キャッシュ、そして最後に共有L3キャッシュがあります。「CCX = 4コアCPU」と思って構いません。 この4コアCPU(= CCX)を、2つセットにして8コアCPUのRyzen 7が安く作られています。そして、2つのCCXを接続するために「Infinity Fabric」というインターコネクトを使っている。 そのため、何らかの処理を実行する時に必ずインター