『タント』が切り拓き、『パレット』が伸ばしたモアスペース市場2月13日、日産自動車と三菱自動車はそれぞれ新型軽自動車『デイズ ルークス』『eKスペース』を発表した。このモデルにより、両社は軽自動車マーケットで急激に拡大する「モアスペース」(「スーパーハイトワゴン」とも呼ばれる)クラスへ本格的に参戦することになる。 モアスペースというジャンルを開拓したのは、言うまでもなく2003年に登場したダイハツの『タント』だ。全高1700mm超という背高パッケージを採用し、ホイールベースも長くとることで室内空間を最大限に大きく、なおかつ、ボンネットを持たせ商用1BOXバンとは異なる乗用テイストを前面に押し出したことで、子育てママやファミリーに絶大な人気を集めるジャンルだ。最近のモデルは、両側スライドドアが当たり前になっており、使い勝手を非常に高いレベルで競いあっている。また、充実した内容に応じて価格も軽