夫婦間で一方が不機嫌になったときに、謝ったりご機嫌を取ったりする傾向は若い男性ほど強い――。そんな実態が、中央大の山田昌弘教授(家族社会学)たちが行った調査から浮かび上がった。パートナーが恒常的に不…
従来説明されてこなかった1846年と1906年の「ひのえうま(丙午)」世代に見られる男女比の歪みの地域間の違いが、地域間の浄土真宗の影響度の違いと関連することを統計的に検出。性選択的嬰児殺は男女比の歪みを起こす一因であり、歴史学・人口学で知られる「浄土真宗は嬰児殺を戒めた」という仮説を初めて統計的に裏付けた。宗教の社会経済変数への影響に関して、各宗教の諸宗派の教義の違いを踏まえた検証が必要であることを示唆。 大阪大学大学院国際公共政策研究科の石瀬寛和准教授は、浄土真宗の寺院が他の宗派の寺院に比して多い県で1846年と1906年の「ひのえうま」世代の男女比の歪みが小さいことを統計的に示し、「浄土真宗は嬰児殺を戒めた」という歴史学・人口学の仮説を裏付けました。 「ひのえうま」伝承はその年生まれの女子を避ける迷信で、近世近代において広範に見られた嬰児殺の習慣も手伝って、1846年「ひのえうま」世
男性の未婚率については、年収と密接に関係する。これは紛れもない事実です。年収が低くなればなるほど未婚率は高いし、年収の高い男性から結婚していきます。 もちろん、年収が高ければ結婚できるという因果はありませんが、少なくとも年収が低すぎれば、結婚相手として女性から選ばれることはないでしょう。 以前、こちらの記事で、妻の年齢29歳以下の子無し夫婦について、それぞれの年収が夫>妻、夫=妻、夫<妻のいずれにあたるかを2022年の就業構造基本調査より明らかにしたことがあります(参照→「結婚できる高所得層・できない中間層の残酷格差」)。それによれば、夫>妻が7割、夫=妻が2割、夫<妻が1割という結果でした。 女性は結婚相手の経済力をシビアに見る その是非はともかくとして、結婚というものは、基本的に夫が妻より年収の高い「妻の経済上方婚」になるのです。これはあくまでまだ子のない夫婦ですので、子が生まれた場合
11月、発表された大臣政務官の人事。その直後、政務官に就任した女性議員たちに対するSNSの投稿が急増しました。 目立ったのは「女性を出世させる逆差別」などといった否定的な投稿で、中には「○○女」などと人格を否定したりおとしめたりする投稿も。 議員は公職で、批判を受ける立場にありますが、女性議員の場合、SNSでひぼう中傷をより受けやすいという調査結果もあります。 なぜターゲットになるのか、議員や、実際にSNSでの書き込みを行っていた人を取材しました。 どう対応したらいいか分からなかった 自民党の衆議院議員、英利アルフィヤさん。 11月、外務政務官に就任した後、SNSでは「女なら誰でもいいのか」といった投稿や、人格をおとしめるような内容の投稿がみられるようになりました。 中国の新疆ウイグル自治区出身の両親のもとに北九州市で生まれた英利さんは、小学生の時に日本国籍を取得しているにもかかわらず、国
国民民主党・玉木雄一郎代表、不倫報道認める「おおむね事実」と頭下げ謝罪 夫人から「大事な時期になにやっているんだ」と強く叱責 3枚 国民民主党の玉木雄一郎代表が11日、一部報道で、「高松市観光大使」の元グラビアアイドルとの不倫デートを報じられたことを受けて、緊急記者会見を開いた。 玉木氏は冒頭で「大変お騒がせをして申し訳ありません。今朝報道された内容については、おおむね事実です。家族のみならず、期待を寄せていただいた全国の皆さんに心からおわびを申し上げます」と謝罪した。 続けて「妻には全て話しました。『こんな大事な時期にこんな報道されてなにやっているんだ』と強く叱責を受けました。全くその通りで、謝罪しても謝罪しても許されるものではありませんが、謝罪を続けたいと思っております」と明かした。 玉木氏は、この日報じられた写真週刊誌「FLASH」のウェブ版「Smart FLASH」で、元グラドルで
恋愛ができない。 もう一文字目で躓いてる。 みんなが当たり前に習得していく英語の授業。アルファベットは理解しても単語習得や文法でわけがわからなくなった自分は知ったかぶりして英語で話されても「あーね笑」って生きてきた。気がついたらアラサー。 多分"愛"の部分は分かる。 友人だとかペットに対しては愛を感じるし、大事にしたいし幸せであってほしい。 でも友人に対して"恋"の字を当てがうのは違うと思う。複数人に対して愛を感じているし、なによりそれ以上の関係になりたいとは望んでいない。ただ、何気ない連絡を取り合ったり、たまに会ったり、そういう関係をこれからも続けていけたらとても嬉しいと思っている。 一応趣味や飲み屋で出会った異性の友人もいる。でも同じく、今のこの関係を続けていきたいと願っていてそこに発展も性行為も望んでいないものだからこれもまた恋愛感情ではないと思う。 ちなみに性欲は普通にある。 小柄
35年ぶりにアニメとしてよみがえった格闘ラブコメの傑作『らんま1/2』。作者の高橋留美子は、「LGBTQ(性的少数者の総称のひとつ)」という言葉が存在しない1980年代からジェンダーが曖昧なキャラクターを描き続けてきた。代表作に登場するキャラクターを振り返り、時代とともに変化してきた性の“境界の揺らぎ”を考察する。 男と女を行き来する斬新な設定の主人公 「おれは男だーっ!」 声優・林原めぐみの“雄たけび”に、胸を熱くしたファンも多いだろう。 10月5日、『らんま1/2』の「完全新作的アニメ」が放送開始となった。漫画家・高橋留美子による格闘ラブコメの傑作が、35年ぶりにアニメとしてよみがえったのだ。山口勝平・林原めぐみ・日髙のり子をはじめ、声優のメインキャストがほぼ続投ということもあり、大きな話題を呼んでいる。 主要キャラクターが勢ぞろいする完全新作的アニメ『らんま1/2』のイメージ画像。日
米大統領選挙が終わり、女性へのハラスメントやヘイトがオンラインにあふれ出した。過激思想と闘う非営利団体、戦略的対話研究所(ISD)によると「おまえの体、俺の選択」や「キッチンに戻れ」といったフレーズがX(旧ツイッター)やTikTok(ティックトック)といったプラットフォームで爆発的に増えた。 トランプ前大統領がハリス副大統領を破って当選したことを受けて、「マノスフィア」と呼ばれる女性嫌悪の各種プラットフォームが入り交じったオンラインコミュニティーでは、インフルエンサーらが勇み立っている。リプロダクティブライツ(性と生殖に関する権利)とジェンダーの平等が、トランプ氏の勝利によって打ち消されたと受け止めているという。 Hate and Harassment Toward Women Volume of misogynistic posts online skyrocket after US e
画像 : 毒薬を盛る女性のイメージ イーヴリン・ド・モーガン作『The Love Potion』 public domain 17世紀のイタリアに、男性の支配やDVに苦しむ女性たちを、毒薬で密かに救った女性がいた。 彼女の名は、ジュリア・トファーナ(Giulia Tofana)である。 ジュリアは「アクア・トファーナ」という毒薬を調合し、化粧用ボトルに入れて販売していた。 この毒薬は、1633年から1651年までの約18年間買われ続け、600人以上の男性たちが毒殺されたという。 ジュリアは、暴力的な男性にとっては恐怖の存在であったが、抑圧から解放された女性たちには「救世主」と称賛された。 母の公開処刑をきっかけに毒薬師になったジュリア 画像 : ジュリアが生まれたシチリア島・パレルモの街 cc Tango7174 ジュリア・トファーナは、1620年にイタリアのシチリア島パレルモで生
小学2年生の女児が6年生の男児に性的被害を受けた問題を巡り、保護者の質問に対しての茅ケ崎市教育委員会の回答書。「他の児童から性被害の相談・情報提供もなかったため、未然に個別指導はできない状況」と説明している 茅ケ崎市立小学校で5月、2年生の女子児童が学校内で複数の6年生の男子児童に下半身を触られる性的被害に遭い、保護者が学校側の対応に不信感を募らせている。学校側は被害を認識しながら、その後の学校行事で女児と加害者を鉢合わせさせるなど配慮に欠く対応を重ね、女児が心の傷を負う2次被害にも発展した。児童間の性的被害が表面化するケースは珍しく、性暴力問題に詳しい専門家は「学校現場が被害者保護だけでなく、加害者指導にも責任を持たなければ再犯する恐れがある」と指摘している。 女児の保護者によると、女児は休み時間に友人と学校の図書室にいたところ、6年生の男児3人が近づいてきて、服の上から下半身を複数回に
『武士道』を著した新渡戸稲造と、日本での女子教育の草分けであった安井てつを創設者とし、竹下景子、多部未華子などを卒業生とする東京女子大学が今年6月、挑戦的な車内広告を掲載し話題となった。同大学では来る2025年に学科再編を計画しており、この機に “ブランド変革”を行おうと「問いプロジェクト-TONJO QUESTION-」とするキャンペーンを開始した。 この広告もその一環で、その内容は学内から集まった合計196のアイディアをもとに、各学科の教員と学生により選定された7つの「問い」を示し、広く社会と共有し、共に議論しようというものだ。 この7つの「問い」、またその見せ方についてSNS上では大きな議論が巻き起こった。肯定的な意見の一方、SNSでは批判的な声も多く寄せられ、炎上を意図的に狙った「炎上マーケティングではないか」との声さえも上がった。事態を見かねて、関係者や教鞭をとったことのある研究
大手焼肉チェーン「牛角」が、2日から女性限定の半額キャンペーンを始めました。これに対し、SNS上では一部で「男性差別だ」という声が上がり議論を呼んでいます。 【画像】女性半額は男性差別か SNSに賛否の声 牛角の担当者に聞いた ■「牛角」担当者「男性差別の意図は全くなく」SNSの反応 「牛角の女性半額、昨今は映画館も軒並みレディースデイとか取りやめてるのに、大手にしては価値観のアップデートが遅れてるねとは思った」 「牛角の女性半額、別によくね…?誰も損せんやん」 大手焼肉チェーン「牛角」が打ち出したのは、食べ放題のコース料理が女性のみ半額になるという内容です。例えば、通常3580円の「牛角コース」が、女性は半額の1790円(税別)で食べることができます。 SNS上でグルメ情報発信アカウントがキャンペーンについて取り上げたところ、10万件以上の「いいね」が寄せられ大きな反響を呼んでいます。
起業で「社会課題の解決」をしたかったのに・・・ セクハラ被害を受けたという女性が「業界の現状が変わってほしい」と実名で取材に応じました。 カウンセリングなどの事業でスタートアップを目指していた松阪美穂さんです。 夫婦間の関係悪化が仕事のパフォーマンスにも影響を与えている実態を知り、課題解決につなげたいと考えていました。 「アメリカでは夫婦で悩みがあるとカップルカウンセリングに行くというのが主流ですが、日本では軽視されていて、どんどん離婚率が増えています。日本で普及させたいという思いで事業展開を目指していました」 革新的なビジネスを生み出そうとする「スタートアップ」は、リスクを取って短期間での成長を目指すため、金融機関よりも個人投資家やベンチャーキャピタルなどから資金を調達するのが一般的です。 しかし、松阪さんが事業計画について投資家に説明する中で、耳を疑うような言葉を投げかけられたと言いま
Published 2024/08/27 22:40 (JST) Updated 2024/08/28 14:50 (JST) 政府が、地方への移住支援金を拡充し、東京23区に在住・通勤する女性が結婚を機に移住する場合を対象に加えることを検討している。関係者が27日、明らかにした。金額は、現在の支援金の1人最大60万円を軸に、さらなる加算金も検討している。若い女性の東京への流出が続く中、「移住婚」を支援し、過度な一極集中に歯止めをかける。内閣官房が2025年度概算要求に関連経費を盛り込む。 女性に限定することが議論を呼ぶ可能性もあり、年末の予算編成に向けて詳細を詰める。内閣官房は25年度、移住対象として複数の市町村を選び、モデル事業を実施すると想定している。 現在の支援金は東京23区の居住者か、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)から23区に通勤している人が対象。男女問わず引っ越し先での就業
彩サフィーヤ @Agiasaphia 映像のついたフィクションにイスラム教徒の女性を出そうと考えている人へ(定期) 1、服装の露出度の異なる女性同士がグループに分かれて反目している、関らないようにしている、そもそも関わりのないグループであるかのように描かない 彩サフィーヤ @Agiasaphia 2、露出の多い服装の女性の方がより積極的、知的、行動的、友好的、おしゃれ、容姿に自信がある、露出の少ない女性は抑圧されている、無知、猜疑心が強い、閉鎖的、おしゃれを悪いことだと思っているかのように描かない 彩サフィーヤ @Agiasaphia 3、仲良くなると頭巾を取って髪を見せてくれたりはしない(相手が男性なら結婚しない限り見せないし、女性なら特に仲良くなくても見せていい) 4、解放された、知性を身につけた、フェミニズムに目覚めた、戦う決意をしたなどの表現のために頭巾を取らせない 彩サフィーヤ
「これは作家性のある原稿だから、そのつもりで扱うように」 編集者になって間もないころから、上司や先輩に時おりそう注意された。言われたのはそれだけのことがほとんど。「作家性とは?」と自問しながら、印刷所に原稿を渡すための指定と呼ばれる作業を進めた。 「作家の原稿だから、気をつけて扱うように」ではない。では、どのような人が、どのような思いで書いたものが「作家性のある原稿」なのか。いまあらためてこの問い掛けをしたいと考えたのは、日本テレビが制作・放送したドラマ『セクシー田中さん』が、漫画原作者の芦原妃名子さんの死という、あまりに不幸な結果を招いたことに関し、関係者にこの「作家性」ということについての根本のところでの認識が乏しいのではないかと思えたからだ。5月から6月にかけて、日本テレビと原作漫画の刊行元である小学館は、相次いでこの出来事の「調査報告書」を公表した。それぞれ91ページ、86ページも
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13178606318 ヒトを含め、哺乳類のほとんどが平均的に雌より雄の方が体格や筋力で勝っているのには理由があります。それをきちんと理解することが生物学的に有意義です。 なお、哺乳類の中で雌の方が体格や筋力で勝る種は、ブチハイエナ、ヒョウアザラシ、シロナガスクジラなど僅かです。 本来は卵子と精子の関係のように、子どもを産む性の方が栄養分を蓄えるために体が大きくなりやすい性質を持っています。しかし、雌は大型の配偶子を作るために繁殖にかかる時間やコストが大きくなりやすいという性質も併せ持っています。そのぶん、雌は潜在的繁殖スピートにおいて遅くなりやすいために、一方の性である雄が配偶者獲得の場面においてあぶれ易くなるのです。 そうすると、雄同士で配偶者獲得をめぐって争う度合いが強
パリオリンピックのボクシング女子で金メダルを獲得したアルジェリアの選手が、インターネット上でみずからの性別をめぐるひぼう中傷を受けたとして、検察当局に告訴したことを明らかにしました。 アルジェリアのエイマヌン・ハリフ選手は、東京大会に続く2回目のオリンピック出場となった今大会、ボクシング女子66キロ級で金メダルを獲得しました。 しかし、去年の世界選手権で女子選手の出場資格を満たしていないとして、IBA=国際ボクシング協会から失格処分を受けたことから、SNS上には「男性だ」などといった書き込みが相次ぎ、IOC=国際オリンピック委員会が出場には問題ないという立場を再三にわたって示す事態となっていました。 ハリフ選手は9日、金メダルを獲得したあとの会見で「私は女性として生まれ、女性として生きてきた」と話しましたが、弁護士は10日「正義と尊厳、名誉のために新たな闘いを挑むことにした」とする声明を発
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