自身の性被害をテーマにしたドキュメンタリー映画「Black Box Diaries(ブラック・ボックス・ダイアリーズ)」で、映像提供者や被写体に許諾のない映像を修正して差し替えるとした同作品の監督伊藤詩織さん(35)の声明に対し、無断で映像を使われた集会の参加者からは「修正の話を聞き、ほっとした。映像の問題を巡って記者会見した元弁護士らの要請にも今後、真摯(しんし)に向き合ってほしい」などの声が聞こえた。 20日の声明で伊藤さんは「承諾が抜け落ちてしまった方々に、心よりおわびする」などと陳謝。同日予定されていた伊藤さんの記者会見や「日本版」「海外向け再編集版」の上映は本人の体調不良を理由に見送られたものの、一部の関係者には該当部分を修正したなどとの連絡が伊藤さん側からあったという。 修正対象には伊藤さんを招いて性被害やジェンダー格差などを議論した2017年12月の集会の映像も含まれるとみら
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