「最近のBL小説って新顔少ないよねー」 そう? 「10年選手削ったら新刊半分位になるんじゃね?」 根拠は? 「勘」 ……。 「……。」 見える化しなさい。 「あい。」 というわけで電波の指令によりさくっと…やるつもりが3晩もかけてDBMS作っちまったよ! しかも、せっかくだから12月のデータ追加しようとしたところでデータ飛ばすし! バックアップ忘れてたよ!(←馬鹿) えー、というわけで、「BL小説の新人の少なさを、見える化しよう」という話です。 とりあえずBL新刊リストはこちらからゲット。 BL作品一覧 | BL情報サイト ちるちる んでAmazon先生からさくっとデータ補完して、さくっとデビュー年を割り出して……Amazon先生100件以降教えてくれないとか!! ベテランBL作家は100冊書くとかザラなのに!! 仕方ないので国立国会図書館サーチから著者名をキーに最古の本を……って納本状況
4月の正式公開時に発表した「違法絶版マンガファイル浄化計画」ですが、実は結構実績が上がっており、何人もの漫画家先生から感謝のお言葉を頂いております。*1 しかし、浄化計画には「異様に手間がかかる」という問題点があり、実際かなり大変な目に遭っています。(^^;) ★「違法絶版マンガファイル」を浄化するまでの流れ 市民が発見した違法なzipファイルを、報告またはアップロードしてもらう。 Jコミのスタッフが、そのマンガの作者先生の連絡先を探す。(ツイッターやmixiやブログなど、見つかる確率は3割程度。個人情報なので出版社に訊いても教えてくれません。) 運良く作者の連絡先が見つかったら、Jコミにお誘いするメールを送る。(8〜9割はOKしてくれます) 絶版であるかどうか、編集部に問い合わせて確認してもらう。(しかし絶版は4割程度だったりします) 画質をチェックしてもらう。(最近の違法zipは高画質
出版デジタル機構はなぜ必要なのか ポット出版では2010年年明けから、紙の本の新刊発行と同時に.book形式の電子書籍の販売をボイジャーストアで始めた。だけど、結果はカンバシくない。だいたい二桁の実売だ。まあ予想通りではある。負け惜しみでもある。 なにがたりないのか? 電子書籍のタイトルが少なすぎるということにつきると思う。これまでも何度か書いてきたように、数十万のタイトルが必要だ。ジュンク堂なみの品揃えがあって、はじめて読者は電子書籍を一つの本のカタチとして受け入れるのだろうと思う。だからまず自社から取組みを開始したし、仲間たちと一緒にやってきた版元ドットコムでも取組みはじめた。 とはいえ、出版界の大手から零細までの出版社の既刊本を電子化しなければジュンク堂なみにはならない。ちなみに、一年間に発行される本のタイトル数は1位が講談社で千と数百、1000位の出版社で年間10タイトルくらい(ポ
世界最大のインターネット書店、米アマゾン・ドット・コムの「オススメ機能」として知られる「レコメンデーション」機能があります。購入履歴から顧客の消費動向を分析して、同じ商品を買った別の顧客がほかにどのような商品を閲覧したり、購入したかという情報を基に、商品をオススメする仕組みです。 確かに、関連する商品を見つけるには便利でしょう。でも、それはあくまで他人の行動の統計の結果であって、「自分の欲望に基づいた将来行動の予測」ではないんです。 私が考えているのは、本の著者やジャンルといった概要で分けるのではなく、中身や文脈から分類して、これまでの分類を超えて「近い文脈の本」を薦めること。「千夜千冊」と名付けた書籍紹介の企画もあり、私は30年近くにわたって、あらゆる本を分類してきました。その過程で、独自の「目次録」という分類コードを作っています。 目次録は親コードから孫コードまで3階層に分かれます。大
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 2010年は日本の「電子書籍元年」と呼ばれた。この年の前半にアップルがiPadを発表・発売した。後半には、日本メーカーが独自の電子書籍リーダーを競って発売した。紙の書籍が新刊として発行されると同時に、あるいはそのちょっと後に、電子書籍が発売されるケースが増えた。 電子書籍の登場で出版界は「価格の自由」を手に入れた こうして日本でもぼっ発した電子書籍戦争が、日本の出版ビジネスに与えた最大のインパクトは何だろうか? 私は「価格変更の自由」だと考える。日本の出版業界は、長い間再販制度の下にあり、一度発売した本は同じ定価で売り続けるというやり方に慣れきっている。その定価の設定も、初版の発行部数を前提に、コストを積み上げて決めることが一般化している。こ
これから紙の本とデジタルの本とは、どういう関係になるのか。その問題を考えるにあたって格好のたたき台となりそうな「基本宣言」が、新潮社のウェブサイトに公開されています。4月28日にオープンした新潮社の電子書籍ポータルサイト「Shincho Live!」の「新潮社電子書籍基本宣言」がそれです。 まず、その全文を以下に引用します。 一、 電子書籍は、情報が氾濫するネット環境においても「作品」であり、長い年月に耐えうるものを目指さなければならない。 一、 電子書籍は、人々の豊かな知的生活に貢献するものであり、ネット習熟度の高低や機器の差異がそれを妨げるものであってはならない。 一、 電子書籍は、人々と書籍の偶然かつ幸福な出会いをもたらす書店とも共存共栄を図らなくてはならない。 一、 電子書籍は、紙の書籍と同様に、作品を生み、広め、読む人々の環の中で育まれるべきものであり、外部の論理に左右されてはな
珍奇なものをこよなく愛するライター・北村ヂンが、気になったことや場所にNGナシで体当たり取材していく【突撃取材野郎!】。第8回は、SM雑誌だらけの図書館に行ってきました。 ■風俗資料館ってなんぞや……!? 「風俗資料館へ取材に行きませんか?」サイゾー編集部に行った際に、編集Kさんからこんなお誘いを受けた。 高校三年間、カピカピの男子校生活を送ってしまった後遺症で、いまだに女子から声を掛けられると必要以上に緊張してしまうボクは「は、はい……」とテキトーに返事をしてしまったのだが、「風俗資料館」って一体なんなの!? まあ、女性の編集さんが提案してきたネタなので、ピンサロやソープランドの資料が満載の”性風俗”資料館とかじゃなくて、民俗学的な意味での”風俗”なんだろうな……とは思っていたものの、実際に訪れた「風俗資料館」はその予想のはるか斜め上をゆくすごい場所だった。 飯田橋駅から徒歩4分の雑居ビ
1995年の震災 1995年1月17日から数日たったある日、編集部にかかってきた電話の受話器をとると、いつもの調子の聞きなれた声が耳に入ってきた。「神戸のナカイですが」。中井久夫先生がご無事だったことにひと安心し、大震災に見舞われた神戸の様子をうかがいながら、おそるおそる「このようなとんでもない時になんですが、被災地内部からの記録をまとめて少しでも早く本にしませんか」と言ってみた。しばしあって、「そうしましょう」との声が返ってきた。頼む側もつらかったが、引き受ける側がもっとつらいのは当然であった。ただ、おたがいニュアンスは違っても、たとえば関東大震災後にみられたように、噂と虚構と事実が綯い交ぜになってその後の歴史で恣意的に浮き沈みするようなことを二度と繰り返してはならないという思いがあった。 1月末から2月はじめにかけてファックス送信と電話での聞き取りを併せて、まずは『みすず』誌2月号に「
いつのまにかAmazonでオンデマンド印刷が始まっていたよ!! 注文してからAmazonで印刷される。在庫無しの無限供給システムがお急ぎ便で即日対応。これは神かもしれない。 現在、対応書籍は洋書のみ・・・というのが残念ですが、それでも素晴らしい。洋書はストックがない場合、海外発送で数週間かかるのもザラですが、オンデマンド印刷ならまさに即日配送。 オンデマンド印刷とは オンデマンド印刷、あるいはPOD(Print on Demand)とは、注文が入ってから1部だけを印刷して配送するという、デジタル時代の受注生産手法。 PODとは オンデマンド印刷技術により、お客様の注文に応じて1冊からでも迅速に印刷し、出荷します。このプログラムが適用された書籍は常に出荷可能な「在庫あり」の状態になります。 出版社側のメリットは、流通や書店などの中抜きをすっ飛ばし直接販売できること、また受注生産の為、紙や印刷
グーグル社が、過去の本も現在の本もひっくるめて、人類がつくりだしたすべての本を網羅的に電子化し、かれらの全文検索サービスの対象にするという「グーグル・ブックス」計画をスタートさせたのが 2005年。これに対してアメリカの作家ギルドや出版社団体が「あきらかな著作権侵害だ」と集団訴訟をおこし、いろいろあったすえに一応の和解にたどりついた――。 この件について私が知っていたのはそのあたりまでです。その後、とくに最近は大地震と大津波、福島原発の崩壊と、すさまじいできごとがつづき、日本のジャーナリズム同様、そとの世界で起きていることがらに関心をもつ余裕をすっかりなくしていた。そんなとき仲俣暁生氏から一通のメールがとどいた。「ニューヨーク・タイムズ」と「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」の電子版にロバート・ダーントンの新しい文章がのっている。それを読んで感想をのべよ、というメールでした。 ダーン
フィクションのようなノンフィクション ハッカー集団によるサイバー攻撃に国家が関与し、企業や敵対勢力を狙ってテロやスパイ活動を繰り広げる――まるで映画のような話が今まさにこの現実で行われているという。そして、状況はかなり悪そうだ。 かつてハッカーの腕試しやスクリプトキディによるいたずらが中心だったサイバー犯罪は、金銭を目的としたものからテロリズムを志向する攻撃へと高度に組織化されてきたと言われる。これを聞いて「どうせセキュリティ企業が“啓蒙”と称してユーザーの不安をあおり、自社製品をアピールするお決まりの“売り文句”でしょ」、そんなふうに考える人がいるかもしれない。しかし、そのセキュリティ企業の最高責任者が自ら、Stuxnetに代表されるターゲット型攻撃を指して「ハイレベルな技術者が長い時間をかけてプロジェクトを進めた国家規模の攻撃に対抗するのは非常に難しい。できるのなら、忘れたほうがいい」
FlipboardやPaper.li、Ziteといった「パーソナル・マガジン」をご存じだろうか。ユーザーの「関心」に応える記事を集め、雑誌や新聞のようなプロっぽいレイアウトで、毎日提供してくれる「擬似メディア」のことだ。ユーザーがフォローしている情報と情報源は、TwitterやFacebookなどから抽出されたプロファイルで定義し、記事は一定のロジックでボットが自動的に集め、CSSテンプレートに流し込んで表示する。「そこそこ」役に立つ内容の記事が「それらしく」見えるのが特徴だ。これは「ソーシャル編集」とも言われる。 便利さに瞠目し「これがあれば…」と感動する人がいる。「著作権侵害」と怒る人も、ショックを受けて暗然とする人もいるだろう。外国製サービスがいとも容易に「日本語の壁」をクリアしているのにも驚く。しかし、Webの様々なサービスをフォローしてきた人は、これがさほど画期的でもないことを知
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