NHKは、番組をネット配信する「NHKオンデマンド」のPC向けサービスを来年4月からFlash Video方式に切り替える。現行では視聴環境がWindowsとInternet Explorerに限定されているが、Flash化でMacintoshやIE以外のブラウザにも対応可能になり、ユーザー数の拡大を図っていく。 Flashへの切り替えに伴い、配信ビットレートに384Kbpsを追加し、比較的低速な回線でも視聴できるようにする。従来は1.5Mbps、768Kbpsの2種類。また「見逃し番組」の一部に字幕サービスを導入。開始当初は4~5番組で行い、拡大を検討する。 関連記事 PC向け動画配信、市場はまだ「ない」? JASRACシンポで議論 動画のネット配信ビジネスのトライアルはさまざまに行われているが、国内ではこれといった成功例がない。コンテンツのネット配信ビジネスは今後どうなるのか――JAS