関連トピックス北朝鮮金正日韓国の弾道ミサイルの射程 韓国が、弾道ミサイルの射程制限を現在の300キロから800キロに拡大することで、米国と基本合意に達した。韓国政府関係者が6日、明らかにした。近く正式に発表する。北朝鮮の全域が射程に入るため、北朝鮮側の反発は必至だ。 韓国の弾道ミサイルは現在、「米韓ミサイル指針」で射程は300キロ以内、弾頭積載重量は500キログラム以下に制限されている。朝鮮半島の緊張を高めたくない米国が、韓国に技術提供をする条件として求めた。 ただ、韓国側には弾道ミサイル開発の制限にかねて不満があり、2009年4月の北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射を受けて米国に指針の改定を非公式に求めたが、米国はいったんは拒否。しかし、翌10年に韓国哨戒艦沈没事件や大延坪島砲撃事件が起き、北朝鮮のミサイル開発も続いていることなどから、米韓が10年末から改定をめぐり協議を続けてきた