安倍晋三首相が国立大学の入学式や卒業式での国旗掲揚や国歌斉唱について「正しく実施されるべきではないか」と答弁したことに対し、民主党の細野豪志政調会長は14日の会見で「大学は自治がある。(学生が)大人で、社会の成熟さを表す機関だ。そこに強制力を及ぼしうるような発言は、非常に幼稚だ」と批判した。 首相は9日の参院予算委員会で、次世代の党の松沢成文氏から「国立大学の入学式卒業式に国旗国歌があるのは当然」と指摘され、「税金でまかなわれていることに鑑みれば、教育基本法の方針にのっとって正しく実施されるべきではないか」と答弁していた。