前回,前々回と使いやすいURIの設計のポイントについて見てきました。今回も引き続き,使いやすいURIにするにはどうしたらいいのか,ということについて考えていきます。 URIの使いやすさについては,いろいろと考える話題が多いのですが,ここで話題として取り上げるのは「ページをリソースとして考える」ということについてです。リソースとは,そのまま日本語に訳せば「資源」という意味になります。 リソースという言葉はいろいろなところで使われています。例えば「これだけの仕事をこなすにはチームのリソースが足りません」といったときには,人的資源というか,そのチームが持っている作業可能量のようなものを意味しています。コンピュータのリソースといえば,処理を行うために必要なメモリー量とかCPUパワーとか,もしくはネットワークの帯域などもリソースと呼ばれます。 これらの例を見ると,リソースは「限りある資源」という感じ
