ナチス・ドイツが第2次世界大戦のころ、没収したり略奪したりした絵画およそ1500点が、ドイツ南部のアパートの1室で見つかったと地元のメディアが報じ、ピカソやシャガールといった有名な画家の作品も含まれていることから大きな話題となっています。 ドイツの週刊誌「フォークス」は3日、ナチス・ドイツが第2次世界大戦のころ、道徳から外れているとして没収したりユダヤ人から略奪したりした絵画、およそ1500点が南部ミュンヘンのアパートの1室で見つかったと報じました。 見つかった絵画の中には、ピカソやマティス、シャガールといった有名な画家の作品も含まれ、その価値は総額でおよそ10億ユーロ(日本円で1300億円余り)に上るとしています。 税務当局が2011年の春、80歳の男が住むこのアパートを脱税の疑いで捜索したところ、食料品などが散乱した薄暗い部屋の中に絵画があるのを発見し、現在、美術の専門家が所有者などに