東京オリンピックに出場したベラルーシ陸上代表のクリスチナ・チマノウスカヤ選手の亡命劇。今月1日に羽田空港で帰国を拒否し、5日に亡命先のポーランドに到着するという異例のスピードで展開しました。 ベラルーシ人の知り合いから、いち早く選手の亡命の意向を知らされた私は、その一部始終を取材。 “スピード亡命”の舞台裏には、政権による迫害でベラルーシを逃れた人たちのネットワークが深く関わっていました。 (政経・国際番組部ディレクター 町田啓太)
6月24日に反乱を起こしたロシアの民間軍事会社「ワグネル」は首都モスクワまで200kmまで迫った時点で進撃を停止し、撤退して行きました。ワグネルが制圧したロストフ州の南部軍管区司令部など各施設からも撤退が開始されています。 こうしてワグネルとロシア政府は交渉の末に全面衝突を避けましたが、その交渉結果はワグネル側の降伏に近いものでした。責任者のプリゴジン氏はベラルーシに亡命させられ国外追放となります。 責任者プリゴジンの罪は問わないが、ベラルーシに亡命させるワグネル兵士の罪は問わない(衝突で正規軍に死者が出ている)反乱不参加のワグネル兵士で希望者は国防省との契約ができるショイグ国防相などの人事について交渉の題材に上らなかった ※TASS プーチン大統領が6月24日に行った緊急演説での「国家反逆罪として全員処罰する」という方針は全面撤回という形で譲歩したことになりますが、プリゴジン氏は失脚して
「声を上げるのをやめたくなる。しかし声を上げなければ悲しみが生まれる。だから声を上げ続けなければならない」 こう語ったのは、ノーベル文学賞作家で、ベラルーシとウクライナにルーツを持つ、スベトラーナ・アレクシェービッチ氏です。 彼女が3月9日、NHKのインタビューに応じました。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、今、世界に伝えたいメッセージを聞きました。 (国際局 World News部 ディレクター 町田啓太) ベラルーシの作家、アレクシェービッチ氏はウクライナ人の母とベラルーシ人の父のもと、ウクライナで生まれ育ちました。 代表作に第二次世界大戦に従軍した女性たちの証言をまとめた「戦争は女の顔をしていない」のほか、「ボタン穴から見た戦争」「アフガン帰還兵の証言」など、国家に翻弄されてきた旧ソビエト諸国に暮らす人々の感情や記憶を聞き取り、著述してきました。 2015年にはチェルノブ
ベラルーシ・ミンスクで記者会見するアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(2023年2月16日撮影)。(c)Natalia KOLESNIKOVA/ AFP 【2月16日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は16日、ウクライナ軍が先に攻撃を仕掛けてきた場合に限って、ロシアと共にウクライナへの攻撃に加わるとの考えを示した。 ルカシェンコ氏は首都ミンスクで行った外国人記者向けの会見で、「私はロシアと共に戦う用意がある。ただしそれはただ一つの場合に限られる。(ウクライナの)兵士が1人でも銃を携えて、わが国民を殺害するために国内に来た場合のみだ」と述べた。 さらに、「これは他の近隣諸国にも適用される。もし彼らがベラルーシを侵略するなら、われわれの対応は極めて無慈悲なものになる」と強調した。 ベラルーシは昨年2月に始まったロシアによるウクラ
Belarus Ramps Up Border Patrol After Saboteurs Destroy Rare Russian Plane <ベラルーシに駐機していたA-50が、ウクライナを支援するベラルーシのパルチザン2人のドローン攻撃で破壊された。全部で9機しかないうちの1機が破壊されたのも問題だが、A-50はウクライナ空爆の拠点になるベラルーシ駐留ロシア空軍の「目」でもあった> ベラルーシが、国境周辺の一部でパトロールを強化していると報道されている。直前には、ロシアの貴重な早期警戒管制機が、同国領内で破壊されるという一件があった。 RFE/RL(自由欧州放送)は2月27日、一部のベラルーシ人からの情報として、リトアニアおよびポーランドと接する国境地帯の警備体制を同国が強化したと伝えた。 「出国口でチェックを行い、あらゆる物を振って確かめ、すべてを綿密に調べている」。27日に国
旧ソ連ブロックにひび ベラルーシ核配備に批判―廃絶訴えるカザフ 2023年05月26日07時08分配信 カザフスタンのトカエフ大統領=2022年5月、ビシケク(EPA時事) ロシア主導の旧ソ連圏経済ブロック「ユーラシア経済同盟」の一連の会合がモスクワで開かれ、加盟国の亀裂が一瞬、表面化した。中央アジア・カザフスタンのトカエフ大統領は24日のフォーラムで、連合国家創設を視野に入れるロシアとベラルーシに言及。「今や核兵器まで共有しようとしている」と述べ、経済や安全保障での対等な関係を害していると苦言を呈した。 サミット非難、新興国注視 戦闘機供与の影響見極め―ロシア ◇ウクライナと同じ ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は3月、対立する北大西洋条約機構(NATO)を威嚇すべく、緩衝地帯に当たるベラルーシに戦術核兵器を配備することでルカシェンコ大統領と合意したと公表。トカエフ氏はこの「
ロイター通信は1日、東京五輪陸上の女子200メートル予選に出場を予定していたベラルーシのクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手が同日、コーチを批判したとしてチームを外され、帰国させられそうになったと報じた。羽田空港で帰国便への搭乗を拒否し、オーストリアかドイツなど第三国への亡命を希望しているという。 ロイター通信によると、ツィマノウスカヤ選手はSNSで「(5日の)女子1600メートルリレー予選の参加に必要なドーピング検査を複数の選手が十分に行わなかったことで出場資格を得られず、自身がリレーメンバーに入れられた」とコーチ陣の不手際を批判した。すると1日、コーチ陣から荷物をまとめるよう指示され、空港に連れて行かれたという。ツィマノウスカヤ選手はロイター通信に「ベラルーシには帰らない」と話しているという。 ◇ 警察幹部によると、同選手は羽田空港を管轄する警視庁東京空港署で一時保護された。「国に帰りた
ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領が、JNNの単独インタビューに応じ、「ウクライナがロシアの提案に応じなければ“降伏文書”に署名することになる」などと述べ、脅しとも取れる強い言葉でウクライナ側をけん制しました。 ベラルーシ ルカシェンコ大統領 「ロシアはこの戦争に負けません。条約がまとまるまでは、ロシアが軍事作戦を停止することはない」 ロシアの同盟国であるルカシェンコ大統領が17日、ロシアの軍事侵攻後、初めて“西側メディア”としてTBSテレビ『報道特集』の単独インタビューに応じました。 ベラルーシ ルカシェンコ大統領 「ウクライナがロシアの提案に応じなければ、“降伏文書”に署名するしかない。このチャンスを逃してはいけない」 ルカシェンコ大統領はこのように述べ、「降伏文書」という脅しとも取れる強い言葉を使って、ウクライナ側をけん制しました。 また、ルカシェンコ大統領はロシアが占拠し
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(2022年7月21日撮影、資料写真)。(c)Alexander NEMENOV / AFP 【10月7日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は6日、急激なインフレを抑制するため、値上げを即時に禁止すると発表した。 1994年から旧ソ連構成国ベラルーシを厳しく統治しているルカシェンコ氏は、風変わりで過激な言動で知られる。2020年には1日1杯ウオッカを飲めば新型コロナウイルスを予防できると主張していた。 ルカシェンコ氏は政府の会合で「10月6日から、あらゆる値上げを禁止する。あすではなくきょうから禁止だ」と述べた。 ルカシェンコ氏は消費者物価について、前年比18%上昇で「常軌を逸している」と指摘した。 さらに「肉類も乳製品も値上がりしている。ミンスクではここ数日、卵が不足している」
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(2022年7月21日撮影、資料写真)。(c)Alexander NEMENOV / AFP 【8月24日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は24日、声明を出し、独立記念日を迎えたウクライナに対して祝意を示すとともに、「現在の矛盾」によって長期的な隣国関係が損なわれてはならないと訴えた。 この日はロシアによるウクライナ侵攻から半年にも当たる。ロシア軍は、ベラルーシ領を含めた複数の方向から侵攻を開始した。 ルカシェンコ氏は声明で、「現在の矛盾が、数世紀に及ぶ2か国の人々の心の底からの良好な隣国関係の基礎を壊すことはないと確信している」と述べた。 その上で「ベラルーシは全領域においての調和や友好関係の発展、お互いに尊重し合う関係を支持し続ける」と強調した。 ベラルーシは、財政的、政治
ベラルーシの反政権派スベトラーナ・チハノフスカヤ氏。米首都ワシントンで(2022年4月29日撮影)。(c)Brendan Smialowski / AFP 【4月30日 AFP】リトアニアに亡命しているベラルーシの反政権派スベトラーナ・チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏は29日、米国がベラルーシ民主化運動に対する技術的な支援の強化を検討していると明らかにした。 チハノフスカヤ氏は、ベラルーシを強権支配しているアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領に2020年の大統領選で勝利したと主張している。 チハノフスカヤ氏は米首都ワシントンでアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官らと会談。国務省記者協会(State Department Correspondents' Association)に対し、「(米国
急死したベラルーシのマケイ外相/Abdulhamid Hosbas/Anadolu Agency/Getty Images (CNN) ベラルーシ外務省によると、同国のマケイ外相が26日に急死した。64歳だった。 外務省が同日、フェイスブックの公式アカウントで発表した。死亡した状況の詳細は示していない。 マケイ氏は1958年に同国西部グロドノで生まれ、2012年8月に外相に就任した。 ルカシェンコ大統領は大統領府のウェブサイトを通し、遺族らに弔意を示す声明を出した。 隣国ロシアの国営RIAノーボスチ通信によると、同氏は28日にラブロフ・ロシア外相と会談する予定だった。 ロシア外務省は声明で「深い衝撃」を表明。さらに、マケイ氏は外相として両国間の関係強化に大きく貢献したとたたえ、同氏の死は「重い、取り返しのつかない喪失」だと述べた。
(CNN) ウクライナの駐イスラエル大使は25日夜、CNNに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領がイスラエルのベネット首相にウクライナとロシアの交渉の仲介で支援を要請したと明らかにした。 コルニチュク大使は「我々の大統領はイスラエルがロシア、ウクライナ両国と良好な関係を持ち、交渉を促進するのに活用しうる唯一の民主主義国家だと考えている」と述べた。 コルニチュク氏は、以前の停戦交渉が行われた隣国ベラルーシの首都ミンスクよりもエルサレムの方が好ましいと述べた。ベラルーシはロシアの緊密な同盟国であり、またウクライナがベラルーシのルカシェンコ大統領の正統性を信じていないことを理由に挙げた。 コルニチュク氏は「開催地を変える必要があることは明らかで、エルサレムは適切な場所になりうると考えている」とも述べた。 要請に対するイスラエルの反応は「同意も否定もしておらず、検討中だ。これはいい兆候だ」と述べた
ベラルーシ・ブルズギとポーランド・クジニツァの国境検問所付近で、ポーランドの警官隊と衝突する移民(2021年11月16日撮影)。(c)Leonid SHCHEGLOV / BELTA / AFP 【11月17日 AFP】隣国ベラルーシから多数の移民が押し寄せているポーランドの国境地帯で16日、投石した移民に対して治安当局が催涙ガスや放水銃を使用した。ベラルーシは、ポーランドが問題を悪化させていると非難した。 ポーランドは欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国。ポーランド国境警備当局によると、同国とベラルーシの国境では現在、最大4000人の移民が極寒の過酷な状況下で野営している。 欧米諸国は、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領がEUの分裂を狙い移民を国境に送り込んでいると非難。ロシアの関与も疑われているが、ベラルーシとロ
ロシア・ソチで、ウラジーミル・プーチン大統領(左)と握手するベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(2022年9月26日撮影)。(c)Gavriil GRIGOROV / SPUTNIK / AFP 【10月10日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は10日、ウクライナがベラルーシへの攻撃を準備していると主張し、ロシアと合同部隊を配備することで合意したと明らかにした。 国営ベルタ(Belta)通信によると、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の盟友であるルカシェンコ氏は「ウクライナはベラルーシの領土への攻撃を議論するだけでなく、計画している」と発言。「ロシア連邦とベラルーシ共和国の地域的な合同部隊を配備することで合意した」と述べた。 合同部隊の編制は2日前に始まったとしているが、この部隊
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏=24日、ロシア・ロストフ州ロストフナドヌー/Alexander Ermochenko/Reuters (CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルの武装蜂起を受け、ロシア下院は同社に対する規制法案を検討していることが分かった。ワグネル自体に加え、反乱を率いた創設者エフゲニー・プリゴジン氏の行方についても臆測が飛び交っている。 ロシア下院のカルタポロフ国防委員長は25日、国内経済紙ベドモスチとのインタビューでワグネル規制法案に言及。同社の今後の扱いはまだ決まっていないが、禁止する必要はないとの見方を示し、問題があるのは戦闘員でなく指導者だと述べた。 プリゴジン氏はルカシェンコ・ベラルーシ大統領の仲介でモスクワへの進軍中止に同意したと伝えられた後、24日夜にロシア南部の軍本部から出たのを最後に、姿を見せていない。交渉の内容について、本人
ウクライナ北部のロシア・ベラルーシ国境の近くの拠点で望遠鏡を見る国境警備兵(2022年11月3日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP 【11月18日 AFP】ウクライナ北部の森の端。雨が降り、雲が低く垂れ込める中、目出し帽をかぶった兵士が、望遠鏡で数キロ先のロシア、ベラルーシとの国境を監視する。 ウクライナ最北の拠点にはロシアの無人攻撃機も飛んでは来ない。33歳の兵士は、対戦車ミサイル「NLAW」を誇らしげに見せた。「新たな侵攻を防ぐのが主な任務だ。再びここから侵攻が始まったら、国境で敵を食い止め、これ以上進ませない準備はできている」と語った。名前は明かさなかった。 近くにはセニキウカ(Senkivka)の検問所がある。ここで道がY字に分かれ、北西に進めばベラルーシに、北東ならロシア、南ならウクライナに続いている。 ロシア軍の第90機甲師団は2月24日、セニキウカ検問所
中国とロシアが主導する枠組み、上海協力機構の首脳会議がオンライン形式で開かれ、核開発をめぐってアメリカなどと激しく対立するイランの正式加盟が承認されました。 中国とロシアが主導する安全保障や経済協力の枠組み、上海協力機構の首脳会議は4日、オンライン形式で開かれ、中国の習近平国家主席のほか、ロシアのプーチン大統領も出席し、ロシア国内で武装反乱が起きてから初めての国際会議の参加となっています。 会議の冒頭で、議長国インドのモディ首相は「インドは議長国として、多方面にわたって上海協力機構の協力関係を強めようと絶え間ない努力を続けてきた」と述べ、この枠組みを発展させていく考えを示しました。 閉幕後に会見したインド外務省は、これまでオブザーバーとして参加してきたイランの正式加盟が承認されたほか、ベラルーシも加盟に向けた文書に調印したとしています。 イランは核開発をめぐってアメリカなどと激しく対立して
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(2023年2月16日撮影)。(c)Natalia KOLESNIKOVA / AFP 【3月8日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は7日、先月に起きたとされるロシア軍機への攻撃をめぐり、20人以上を拘束したと発表した。 亡命中のベラルーシ反体制派は先月26日、非正規部隊パルチザンが首都ミンスク近郊の空軍基地でロシア軍機を破壊したと発表した。 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の盟友ルカシェンコ氏は、A50早期警戒管制機が攻撃を受けたが損傷は軽微だったと説明。攻撃に関与した疑いでこれまでに国内で20人以上を拘束したが、まだ潜伏している者もいると述べた。 さらに、主犯格とみられる人物について、ロシアとウクライナの二重国籍者で、「2014年にウクライ
ポーランドの首都ワルシャワで、指に入れたタトゥー「Born Free(生まれながらに自由)」を見せるグレブ・グンコさん(2022年3月7日撮影)。(c)Pavel KRITCHKO / AFP 【3月20日 AFP】18歳のグレブ・グンコ(Gleb Gunko)さんにとって、ウクライナは最初の戦場になる。だが、大義名分は目新しいものではない。ベラルーシ人として自由のために戦うとはどういうことかよく分かっている。 ポーランドのグルイェツ(Grojec)に住むグンコさんはAFPに「ウクライナのためだけではなく、ベラルーシのためにも戦いに行く」「なぜなら私たちの自由も、ウクライナの状況とこれからそこで起こることに左右されるからだ」と語った。指には「Born free(生まれながらに自由)」の文字が入れ墨で書かれている。 ベラルーシの首都ミンスク出身のグンコさんは、アレクサンドル・ルカシェンコ(A
(CNN) ポーランド国防省は1日、隣国ベラルーシの軍のヘリコプターが同日ポーランドの領空に入ったとみられることから、ベラルーシとの国境の警備を強化すると発表した。 国防省は声明で、1日に領空侵犯があったとの報告を受け、ブワシュチャク国防相が国家安全保障・国防問題委員会を招集したと明らかにした。ブワシュチャク氏は同委員会の委員長も務める。 声明によると、国境近くで訓練を行っていたベラルーシ軍のヘリ2機が1日、ポーランドの領空を侵犯したことが確認された。ベラルーシはこれより前にポーランド側に訓練について通告していたという。「領空侵犯はビャウォビエジャ地方で発生し、かなり低空飛行だったためレーダーシステムによる検知が難しかった」と声明にはある。 また、ブワシュチャク氏は国境に配備する兵士の増員と、部隊や戦闘ヘリなどの追加配備を命じたという。 ポーランドは領空侵犯事案について北大西洋条約機構(N
ポーランド・グルイェツの公園で、AFPの取材に応じるベラルーシ人の元ウクライナ義勇兵グレブ・グンコさん(2022年10月18日撮影)。(c)Wojtek RADWANSKI / AFP 【10月25日 AFP】ベラルーシ人の義勇兵グレブ・グンコ(Gleb Gunko)さん(18)は、砲撃で両脚を負傷しウクライナの前線を離れた。毎晩悪夢にうなされ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しみながらも、志願してロシア軍と戦ったことを後悔していない。 「(戦場に)残りたかったが、医師に駄目だと言われた」と穏やかな口調で語る。「戦場で多くの友人を失った。指揮官も死んだ」 ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領はロシア政府と近く、ベラルーシ国民にはウクライナ防衛に命を懸けることを選んだ人も多い。首都ミンスク出身のグンコさんも、その一人だ。 ルカシェン
国連人権理事会にビデオ参加したベラルーシ担当特別報告者のアナイス・マラン氏(2020年9月18日撮影、資料写真)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP 【7月5日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)のベラルーシ担当特別報告者、アナイス・マラン(Anais Marin)氏は4日、同国の人権状況は「破滅的」であり、さらに悪化しつつあると警告した。 マラン氏は人権理の会合で、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)政権は市民社会から反政権的な言論を意図的に一掃しようとしていると指摘。「(人権)状況は破滅的だ。しかも不幸なことに悪化の一途をたどっている」と語った。 その上で、「ベラルーシ政府は既に制限されている市民の自由を剥奪することを狙い法改正した。その結果、政治的な動機に基づいた訴追や判決言い渡しが
2020年にベラルーシから亡命した野党指導者スヴェトラナ・ティハノフスカヤ氏は、ロシアの「ミサイルと爆弾」がベラルーシ国内に到着したとアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が発表したことについて、核兵器が「狂った独裁者の手に渡った」と危険性を強調するとともに、西側が「沈黙を守っている」と批判した。ルカシェンコ氏は受け取った「爆弾」について、広島や長崎へ投下された原爆より「3倍は強力」だとロシアのテレビに話している。 ポーランド・ワルシャワでBBCの取材に応じたティハノフスカヤ氏は、ロシアの戦術核兵器がベラルーシに配備されたことについて、1991年にソヴィエト連邦が崩壊して以来、ロシアの戦術核兵器がロシア国外に初めて配備されたにもかかわらず、西側諸国の政治家は沈黙していると批判した。 ルカシェンコ大統領は、ロシア国営テレビの司会者と共に、ベラルーシの田園地帯で番組に出演し、「ロシアから受け取った
ポーランドのベラルーシ国境に設置されたフェンス(2022年6月8日撮影、資料写真)。(c)Wojtek RADWANSKI / AFP 【8月9日 AFP】ポーランドの内務副大臣は9日、記録的な数の移民が入国を試みていることを受け、東部のベラルーシ国境に兵士2000人を追加で派遣すると発表した。 マチェイ・ワジク(Maciej Wasik)氏は国営ポーランド通信(PAP)に対し、「1000人ではなく2000人を増員する」と話した。国境管理当局からの要請を受け、国防省が増員を承認したという。 兵士らは今後2週間以内に派遣される予定。ベラルーシ国境沿いにはすでに2000人が配備されている。 ポーランドは最近、ベラルーシが挑発を繰り返していることや、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の戦闘員がベラルーシ国内に滞在していることによる潜在的な危険性について警鐘を鳴らしてきた。 政府はまた、
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