北朝鮮は13日、国際社会の懸念と中止を求める声を無視し、「ロケット」発射を強行しました。「ロケット」発射について、北朝鮮政府は、「衛星の打ち上げ」であり、宇宙空間の平和的開発と利用は、宇宙条約でも認められた「主権国家の合法的権利」などと合理化。安保理決議違反というのは根拠がないと反発してきましたが、この主張は通用しません。 (小林拓也) 安保理決議に違反 人工衛星でも弾道弾でも 安保理決議1874(2009年6月)は、北朝鮮に対し、「いかなる核実験または弾道ミサイル技術を使用した発射もこれ以上実施しないことを要求」。また、「弾道ミサイル計画に関連するすべての活動を停止」することを求めています。 決議の文言に、「衛星の打ち上げ」や「ロケット発射」は直接には書かれていません。しかし、衛星打ち上げのためのロケット発射技術と、決議が使用を禁止している「弾道ミサイル技術」は、同一であるというのが国際