このグラフは熟練のピアノ調律師が調律した時の 平均律の理論値からのズレを [セント] (半音の1/100)で表したものである。 ピアノの調律師は、楽器の基音と倍音を同時に聴いて調律しているため 低い音は より低く、高い音は より高く聴こえるように調律するといわれている。 このような音程を拡げる調律をストレッチ チューニング (Stretch Tuning)と呼び 平均律のストレッチしない調律と比べたときの実際の調律の音程の変化を示したものを 調律曲線 (Stretch Curve)という。 ウッドベースの倍音構成はピアノのそれと全く同じではないので ピアノの調律曲線と全く同じにはならない。 しかし、ヒトの聴覚の性質を鑑みれば、ウッドベースの音程も 「低い音はより低く、高い音はより高く聴こえる曲線」になることが容易に推察できる。 但し、複数弦のあるウッドベースの場合、各