外食チェーンの三光マーケティングフーズは、居酒屋「金の蔵」の直営店全10店について、年内にもすし店などに業態転換する方針を固めた。居酒屋の経営は新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けている。 【写真】新型コロナウイルスの終息を待つ、ワンちゃん、キツネ、キリンさん 長沢成博社長は読売新聞の取材に対し、「コロナ禍で甘い期待は抱けず、船を沈没させてはいけない。現在の財務状況を考えて、結論にいたった」と述べた。2021年6月期の業績予想は、合理的な算出が困難だとして、公表を見送っている。 金の蔵は同社の主力ブランド。安価なメニューが売りで、東京・渋谷や池袋など、駅前の繁華街で展開してきた。19年6月末には、「東方見聞録」や「月の雫(しずく)」なども含めて約70店あったが、金の蔵以外は撤退するなど、事業の見直しを進めてきた。
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