バングラデシュで日本人の男性が銃で撃たれて死亡した事件について、警察庁は、日本人が海外で殺人などの事件に巻き込まれた場合の、刑法の「国外犯」の規定を適用した捜査に向けて、外務省や地元の捜査当局と連携するなど、情報収集を進めています。 海外で日本人がテロに巻き込まれたり、武装勢力に襲われたりして死亡するケースは相次いでいます。 ことし3月には、チュニジアの博物館で、日本人3人を含む外国人観光客など22人が殺害されるテロ事件が起きました。チュニジアの治安当局は、犯行グループが、過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓ったイスラム過激派組織の一派と、つながりがあったと断定しています。 去年には、湯川遥菜さんと、知人でフリージャーナリストの後藤健二さんが、ISに拘束され、ISはことし1月になって、インターネット上で、日本政府に合わせて2億ドルの身代金を支払わなければ、2人を殺害すると脅迫する