前回の記事が約1年前。 その間に私は双極性障害(以下躁うつ病)と診断され、無職になった。 先日、二子玉川で行われた本屋博に行った。2日間で約40店舗もの今をときめく本屋たちが参加していた。よく晴れた比較的暖かい日とはいえ2月の寒空のもとで開催されたにも関わらずそこは熱気に溢れていた。 大型書店にも並んではいるのであろうその本が、あの場所ではじめて手に取られ買われていく。その現場を目撃した。私はその模様を見て本屋の希望を見た。力強さを感じた。 その一方で、私はその力強さに打ちのめされた。おそらく彼ら彼女ら情熱はこれからも続いていくであろうし、拡大していくだろう。その担い手たちの顔を見た。私には想像もつかない苦労があるに違いない。違いないが私には、その情熱を抱く彼らを妬んだ。 私には、その情熱を保てないのだと気づいてしまった。 躁うつ病はたぶんそういう病気なのだと思う。 躁というのは、書いても
