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ブラックフライデー
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コブダイって、どんな魚か知っているだろうか? 大きいものだと1メートルを越えるという、ベラ科の魚だ。そんなコブダイに「頼子(よりこ)」と名付け、30年以上交流を続けている現役ダイバーの荒川寛幸(あらかわひろゆき)さんに、頼子との出会いや交流のきっかけについて話を聞いてみた。 写真:頼子と荒川代表 提供:波左間海中公園youtubeサイト
ずいぶん前に、ある仕事で初めて脚本を書いた。クライアントに呼ばれて行った大きなビルの一室。興奮しているのを悟られないようテーブルの下で拳を握りながら、オファーの詳細を聞いた。僕は「会話」というものが、するのも聞くのもめっぽう好きで、それを花束みたいに束ねていく脚本というものに、ずっと憧れがあった。 だから、まるで子どもがゲームを買ってもらった時のように、何日も執筆に没頭した。設定は「異性愛者と同性愛者の人口比率が逆転した世界」という凡庸なものだったが、当時の自分としては納得のいくものが書けた。 プロデューサーが査読する日。全身をこわばらせた僕の前で、彼は冷め切った表情でページをめくっていった。前回は広くてきれいに見えた会議室が、とても窮屈に思えた。「設定はいいと思いますけど、この主人公たちの何がどう大変なのか分からない。『困りごと』をクリアにしましょう」淡々とそう言われた。 書いたのはこん
千葉県を訪れた際、通りに設置されたワラ細工を目にしたことはありませんか? 突然視界に入る巨大なワラ草履や、橋の欄干に這うようにとり付けられたワラ細工のヘビなど。作られるワラ細工は地域ごとに特色がありますが、これらはいったい何のために設置されているのでしょうか。南房総在住のライターが実際に目にした道切りの写真とともに、お伝えします。 地域によって、「道切り」や「辻切り」、「綱つり」などと呼ばれていて、集落の境界線にワラ細工を設置し、出入り口から病気や悪霊などの悪いものが入って来ないようにする民俗行事の一つです。道切りを設置する日は、2月の初めて雨が降った日や、初午の日、立春など、それぞれの地域で決まっています。 富津市では、長さ1.5メートルもの立派なワラジを掲げて無病息災を祈る地区がありますが、他地域では敢えて未完成のワラジを掲げるところもあります。大きなワラジは疫病神に対して、「この集落
ユニークな物件を扱う『東京R不動産』のオフィスや、リノベーションに使う建材を販売する『toolbox』のショールーム、さらにシェアオフィスも入る、東京・新宿区にある『目白センター』。訪れた田中さんと浅田さんは地下の作業スペースのテーブルに座り、横尾忠則さんがデザインした「口開けマスク」をつけて、新型コロナウイルスが猛威を振るう2020年の日本と世界を振り返った。 アメリカ大統領選挙と大阪住民投票の結果、就任した菅首相の評価、デジタル庁の新設、日韓の現実まで。 サプライズを生んだアメリカ大統領選挙。 田中 ノムさんこと野村克也のセリフで有名な「負けに不思議の負けなし」は、随筆集『甲子夜話』で知られる肥前の松浦静山が平戸藩主を引退後に記した剣術書『剣談』の中で述べた至言だけど、11月1日の「大阪市廃止の是非を問う住民投票」、そして郵便投票6500万人を含む期日前投票が1億人を超え、当日投票者を
神奈川県の横浜駅から東横線で数駅離れた妙蓮寺駅に降り立つと、懐かしい空気が漂う商店街があります。その一角にある創業71年の書店の3代目は、地域の仲間と一緒に書店を残すために奮闘しています。 書店を続けるには、業態を変えないといけない。 妙蓮寺駅の改札を出てすぐに懐かしさを感じる商店街が始まり、歩いて数分の場所に『石堂書店』はある。店頭でコミック雑誌に手を伸ばす子どもや、ビジネス書や実用書が置かれた店内に入ってくる買い物や散歩途中の人の姿が見られ、のんびりとした時間が流れていた。 『石堂書店』は1949年に創業し、今年で71年目を迎える。現在店の経営を任されているのは、3代目の石堂智之さんだ。インターネット注文や電子書籍が身近になったこの時代、大型書店でさえ撤退を余儀なくされるなかで、『石堂書店』のような家族経営の”まちの本屋さん“は珍しい存在になってきた。風当たりの厳しい今、なぜ書店を継ぐ
ほっとするものが食べたい いろいろな食べ物がある中で、食べたときに「ほっとする」食べ物というと何が思い浮かぶだろう。 これは人それぞれだと思うが、今回はほっとする食べ物の一つ、カレーだ。 子どもから大人まで、カレーが嫌いという人は少ないだろう。 好みのお店があるとうれしい これは、カレーの聖地と呼ばれる東京は神保町にあるカレー屋さんのカレー。 この日は野菜カレー。お店のメニューとしては「野菜カリー」。その日の気分で辛さも変えられる。今日は25倍。 ちょっと辛くしすぎた気もするが、いつもどおりおいしい。 野菜も豊富に入っていて、ボリュームもある。気をつけないと昼からの行動に響くくらい。キノコもえのきが入っている。 次行く際は、また別の辛さにチャレンジしよう。こうやって辛さを変えていくだけでも味が変化して面白い。 自分なりのちょうどいい辛さを探したい。
北海道で見た風景をきっかけに、「風土学」を切り拓いた。「人間対自然」の二元論を超越し、人間と自然が相互に働きかけあうことで、多様な要素と可能性を持つ「風土」が生まれるとする「風土学」。オギュスタン・ベルク博士は、風土学を研究、提唱し、「2018年コスモス国際賞」を受賞した。従来の人間中心主義的な価値観では見えてこない、自然との持続可能な共生を可能にする「風土学」について話を聞いた。 50年前の日本で、 和辻哲郎の 『風土』と出合う。 オギュスタン・ベルク博士は、「風土学(mesologie)」と名づけられる学問領域を切り拓き、自然と文化の二元論や、環境倫理における人間中心主義といった近代西欧主義的価値観を批判的に克服しつつ、「自然と人間の共生」について独自の研究と提言を行ってきた。 「風土学」とは、自然、ひいては地球と人間の関係を新たな視角から捉え直そうとする、東洋的自然観を基盤に据えた環
京都にあった元・遊郭『五條楽園』の町家をリノベーションした宿泊複合施設『UNKNOWN KYOTO』を訪ねた田中さんと浅田さん。その昔、田中さんが「知られざる京都」で体験したディープな思い出を懐かしみながら、カルロス・ゴーン問題やアフガニスタンで亡くなった医師・中村哲さんのことについて語り合った。 『UNKNOWN KYOTO』から、 銃撃された中村哲さん、 日本政府の「冷たさ」、 日本の「人質司法」まで。 元・遊郭『五條楽園』は、まさに、知られざる京都。 浅田 今日は京都市の河原町五条の南東にあった元・遊郭『五條楽園』に新しくできた『UNKNOWN KYOTO』に来てる。1階にはコワーキング・スペースや飲食店、2階にはこの2月に営業開始予定のゲストハウスが入ってるとか。 田中 女将役の菊池怜子さんによれば、この建物は築100年以上。敗戦翌年の1946年にGHQが公娼廃止指令を出した後も、
吉本興業の「闇営業」から、 「あいちトリエンナーレ」、 日本の製造業の没落から、 イギリスのEU離脱問題まで。 東京・荒川区にある小さな立ち飲み屋『タバタバー』。 連日30度を超す真夏日が続く中、暑気払いにと塩味レモンサワーを注文した田中氏と浅田氏。「JR山手線でいちばん無名なのが田端駅」と、店長の櫻井寛己さんが自虐的に、でも笑顔で語るまちの話を聞きながら、世界のなかで「無名」になりつつある日本の現状を論じ合った。 あってないような、コンプライアンス? 田中 吉本興業の岡本昭彦代表取締役と藤原寛代表取締役副社長が7月22日、なんとかの一つ覚えのように「コンプライアンスとガバナンスの決意」を棒読みして都合5時間半も「ギネス世界記録」に挑戦した「冗談」のような会見には、誰もが呆れ果てた。「体制を一新せず、岡本さんが社長を続けねばならぬ理由は」と最後に質問されて、「みんなに後で聞いておきます」と
【今月の憂いゴト】 『日本国記』の批判から、 映画『主戦場』と『空母いぶき』、 川崎殺傷事件の番組コメント、 安倍政権の迷走まで。 東京・神田神保町の古書街にある『ブックカフェ二十世紀』は、映画や芸能、スポーツなどの本やポスターを扱う古書店『二十世紀記憶装置@ワンダー』の2階に設けられたカフェ。棚に並んだ古本を手に取り、昭和な雰囲気のテーブルに腰をかけ、コーヒーと紅茶を飲みながら対談を行った田中・浅田両氏。田中氏がツイッターをブロックされた件から話が始まった。 『日本国記』、不都合な真実の指摘。 版元も作者もブロック逃走中!? 浅田 今日は神田神保町の古書街にある『ブックカフェ二十世紀』に来てる。ネット全盛時代だけど、こういう場所でゆっくり古本を眺めながらお茶を飲むのもいいね。ところで、『幻冬舎』社長の見城徹と百田尚樹からツイッターをブロックされた件はその後どうなったの? 田中 「言葉
山陰地方の食文化や手仕事を伝え走る、観光列車「あめつち」。 【地域×JR西日本の「地域共生」のカタチ。[第5回 鳥取県・島根県編]】
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