特許からも企業が進もうとしている方向性は分かる。ただ特許を取得した技術を製品化するかどうかは、そのときの市場の状況とも関係するので、実際には分からない。製品化するにしろ、いつになるのかも予測できない。しかし人材の流動性が高い米国では、企業が特定のスキルを持つ人材を雇用すれば、そのスキルに関する製品・サービスにプロジェクトが本格的に始まったことは間違いなく、クビにすればそのプロジェクトが終わったこともほぼ間違いない。 Appleがヘルスケアに興味を持っていることは、これまでに同社が取得したヘルスケア関連アプリなどに関する特許で明らか。ところが最近同社が雇用したヘルスケア関連人材の顔ぶれを見れば、Appleがかなり本気でヘルスケア領域に進んでいこうとしていることがうかがえる。健康管理のアプリや時計型デバイスを開発するためだけに、これらの人材を集めたとは到底思えない。Appleは、より大きな市場
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