厚労省は20日、新型コロナウイルス感染症について、最新の発生状況を発表した。 全国約5千の定点医療機関からの新規感染者報告数(9日~15日)は1万9233人。1医療機関当たり3.89人で、前週(2日~8日)の1万5163人、1医療機関当たり3.07人から増加。 埼玉県の新規感染者報告数は...
Published 2024/11/19 16:18 (JST) Updated 2024/11/20 23:39 (JST) 新型コロナウイルスオミクロン株の新たな変異株「XEC」が世界的に広がりつつある。東京大医科学研究所の佐藤佳教授(ウイルス学)らの研究チームは、XECが現在主流の「KP・3」よりも広がりやすく、過去の感染で得られた免疫から逃れる能力も高いとの分析結果を19日までにまとめた。 世界保健機関(WHO)によると、XECは欧州や米国、ブラジルなどのほか、日本からも報告がある。佐藤教授は「コロナはこれから冬にかけて流行が再拡大すると考えられる。マスクを着用するなどの感染対策がより重要になる」と話している。 チームによると、XECはKP・3と他の株との遺伝子組み換えによって生まれた。
<今年前半に出た報告書や科学論文によって、この複雑な慢性疾患の解明が進んだ。かかる確率は以前より下がったが、何年にもわたり複数の身体機能に健康影響を引き起こす可能性もあり、決して油断はできない> 2020年以降、新型コロナウイルスの後遺症は世界中で大きな問題になっている。何百万人もの人々の健康や生活の質(QOL)に影響を与えただけでなく、労働生産性や労働力全体の低下をもたらし、経済に数十億ドルの損失をもたらしてきた。 コロナ後遺症は科学的にもかなり注目されており、これまでに2万4000本以上の論文が発表されている。人類史上、4年間でこれほどまでに集中的に研究が行われた健康状態は他に例を見ない。 SARS-CoV-2ウイルスへの感染によって引き起こされる、長期的な健康への影響の総称が新型コロナウイルス後遺症(long COVID)だ。 息切れなどの長期的な呼吸器症状から、衰弱性疲労やブレイン
新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」※1に移行されてから1年以上が経過しましたが、今年の夏も再び感染拡大する懸念があります。厚生労働省、国立感染症研究所によると、新型コロナウイルス感染症「第9波」 以降の令和6年5月より全国で新型コロナウイルス陽性者が再び増加傾向にあります※2。「第9波」のピークが昨年の夏季(8月末から9月上旬)であったことを踏まえると、今後も感染者が増えることが見込まれます。感染症の警戒を怠らず、家族と自分を守るために最善の準備をしておきましょう。
監修にあたって 新型コロナウイルス感染症の位置づけは、令和5年5月8日から「5類感染症」(厚生労働省発表)となりましたが、今なお、罹患後症状がみられる方、重症化される方がおられます。今後も一定の流行が続くと予想されており、新たな変異株が出現した場合の対応も含め、最新の正しい情報を得て、大切な人々と自分自身を守るためにも、感染対策の基本を守っていきましょう。
マスクなしで「薬ください」新型コロナ感染拡大で医療現場から寄せられる阿鼻叫喚…増加する “常識外れ” の患者たち ライフ・マネーFLASH編集部 記事投稿日:2024.07.15 11:00 最終更新日:2024.07.15 11:00 またまた緊急事態宣言、なんてことになるのか――。 厚生労働省は7月12日、全国に約5000ある定点医療機関で、1日から7日に報告があった新型コロナウイルス感染者数が全国で3万9874人となり、1定点あたりの感染者数が8.07人だったと公表した。先週の約1.39倍から9週連続の増加だ。 都内に勤務する内科医はこう語る。 「新型コロナの患者さんは、6月からじわじわ増えてきた印象です。少し増えて、学校や家族でさらに感染が広がることでまたさらに増えるという拡大フェーズに入った印象です。お子さんから家族全員感染というケースも散見されます。 【関連記事:子供の“夏風邪
厚生労働省は12日、全国に約5千ある定点医療機関に1~7日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は計3万9874人で、1定点あたり8・07人だったと発表した。前週(5・79人)の約1・39倍で、9週連続で増加した。昨年の同時期は1定点あたり9・14人だった。 都道府県別の最多は沖縄の29・92人で、鹿児島23・13人、宮崎19・74人と続く。東京7・14人、愛知9・73人、大阪6・40人、福岡11・28人だった。全47都道府県で増加した。 7日までの1週間に定点医療機関に報告された新規入院患者数は2340人で、前週(1708人)から632人増加。3月末以来、約3カ月ぶりに2千人を超えた。集中治療室(ICU)に入院した患者は102人で、前週(72人)から30人増えた。(藤谷和広) ■定点あたりの新型コロナウイ…
週プレNEWS TOPニュースIT・科学「新型コロナウイルス学者」、ついに新型コロナウイルスに感染する【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】 うっすらと「T」のところに線が......! 連載【「新型コロナウイルス学者」の平凡な日常】第49話 2023年に入って海外出張に行く機会も増え、いつかは新型コロナウイルスに感染しても仕方ないかなと感じていたという筆者。そしてついに、その日が来た......。 * * * ■2023年6月29日、COVID-19発症 2023年6月29日、ついにCOVID-19を発症してしまった。 2023年になってから、1月にフランス(40話)、2月にシンガポール、3月上旬にフィリピン、3月下旬にドイツ(19話)、6月にオランダとチェコ(41話)と、海外出張をしまくっていた。ワクチンは当時4回接種していたが、海外ではマスクをしていない人が大半だし、内心、そろそ
プレスリリース 研究 2024 2024.02.05 人はなぜワクチン反対派になるのか ―コロナ禍におけるワクチンツイートの分析― 発表のポイント ◆ コロナ禍で初めてワクチン反対派になった人の特徴を分析し、陰謀論やスピリチュアリティに傾倒している人がワクチン反対派になりやすく、さらに参政党への支持を高めた可能性を示した。 ◆ ワクチン反対派などの特徴を分析した研究は多く存在するが、本研究ではどのようにワクチン反対派に転じるに至ったかを時系列的な分析に基づいて明らかにし、さらにその政治的含意も示した。 ◆ 公衆衛生に対する脅威となりうる反ワクチン的態度の拡散を食い止めるための手がかりが得られ、将来のパンデミックに対して重要な教訓を得た。 パンデミックを経て新たに高い反ワクチン的傾向を持つようになったアカウントの特徴 発表概要 東京大学大学院工学系研究科の鳥海不二夫教授と、同大学未来ビジョン
ワクチンは重要な公衆衛生戦略の1つであり、事前に免疫をつけて感染症の重症化を防ぐことができます。2019年末から猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も、ワクチンが急ピッチで開発され、世界中で接種が行われました。そんな中、新型コロナウイルスワクチンを29カ月間で217回も接種した男性が、学術誌・Infectious Diseasesに掲載された論文で報告されています。 Adaptive immune responses are larger and functionally preserved in a hypervaccinated individual - The Lancet Infectious Diseases https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS1473-3099(24)00134-
約1億人を調べた結果です。 デンマークの国立血清研究所(SSI)をはじめとした国際研究によって、新型コロナウイルスワクチンの健康リスクが示されました。 9900万人を対象とした史上最大規模の研究で、主としてファイザーとモデルナの開発したmRNAワクチンおよびアストラゼネカが開発したウイルスベクターワクチンの3種類でみられた、副反応13種が調べられています。 なお今回の記事はワクチンの有害性を強調するものではありません。 また最終的な結論として、ワクチン接種の利点が健康リスクを上回っていたことも、あえて先に述べてさせて頂きます。 その上で、新たに判明した副反応を報告します。 対象となる副反応は、心臓にかんする「心筋炎(MYO)、心膜炎(PER)」。 脳脊髄や末梢などの神経系にかんする「ギラン・バレー症候群(GBS)、横断性脊髄炎(TRM)、顔面麻痺(BP)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、熱
新型コロナウイルスの感染は昨年11月下旬から年が明けても増える傾向が続き、流行の「第10波」の兆しも見せている。理化学研究所(理研)と京都大学の共同研究グループは昨年末、症状が収まった後もウイルスが心臓に残存すると心不全のリスクが高まる可能性があると発表した。同5月に感染症法上の位置付けが5類に移行し、人々は「コロナとの共生」の日常に戻っているが、流行ウイルスの性質が大きく変わったわけではなく、油断はできない。厚生労働省は今冬期の流行拡大に注意を呼びかけている。 国内初感染確認から4年でまた増加傾向 新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから1月15日で4年が経過した。5類移行後は感染実態の把握方法は全数把握から全国約5000の定点医療機関による定点把握に変更された。厚労省によると、定点把握の感染者数は移行後も増え続け、昨年8月末から9月上旬には1医療機関当たり約20人になり流
Covid-19に関わる科学を代表する技術といえばmRNAワクチンだろう。そして、これを支える技術が昨年ノーベル賞を受賞したカリコさん達の修飾RNAといっていい。私もこのワクチンの開発スピードと効果について何度も紹介した。 シュードウリジンはmRNAに対する自然免疫反応を抑える目的で使われるが、私だけでなく、これまでそれを取り込んだmRNAは翻訳の鋳型としては問題がないと考えてきた。 本日紹介する論文 しかし、今日紹介するケンブリッジ大学からの論文は、シュードウリジンを取り込んだmRNAには、フレームがずれたペプチドを翻訳してしまうという思わぬ落とし穴があることを示し、今後シュードウリジンを取り込んだmRNAを使うために必要な塩基配列デザイン法まで示唆した重要な研究で、12月6日 Nature にオンライン掲載された。 タイトルは「N1-methylpseudouridylation of
東京都の定点観測データを見ると、今年8月に感染者数が急増している。この第9波は、過去最大規模だった第8波に近い値を推移しているが、社会へのインパクトは大きくなかった。すでにピークは過ぎており、現在の感染状況は落ち着いている 中国・武漢での最初の感染から約4年が経過し、10月の訪日外国人観光客はコロナ禍前を超え、仕事もプライベートも以前の生活に戻りつつある。でも、これって5類移行によって報道が減り、僕らが気づいてないふりをしているだけで、実は医療の現場はヤバかったりする? というか、この夏の第9波は来ていたの?この「コロナが終わったような感じ」は本当に信じていいんですか......? ■第9波は来ていた! そして去っていた! 2019年末、中国の武漢からコロナ禍が始まってから約4年。繰り返されるパンデミックの波を乗り越え、今年の5月8日に、新型コロナの感染症法上の分類は季節性インフルエンザな
ここ数回、帯状疱疹ウイルスと片頭痛の関連性についてお話ししてきました。今回はコロナワクチン接種が始まって以来まことしやかに囁かれるようになった「コロナワクチン接種で、帯状疱疹になる人が増えている」という件について、私なりの見解を述べたいと思います。 コロナワクチン接種がスタートしてからというもの、患者さんから「コロナワクチンは打つべきか、打たないべきか」という相談を多く受けてきました。接種するかしないかは、ご本人の決断です。医師の立場から明言はできません。 現時点ではこのワクチンが「100%安全」と言い切れる段階ではありません。なぜなら医学的確証が確立されるまでは、最低でも5年以上の臨床的経験が必要とされているからです。コロナワクチンの一般接種が始まったのが2021年の4月ごろですから、何らかの答えが出るのはまだ少し先のこととなるでしょう。
■新型コロナ後遺症,あるいはCOVID-19罹患後遷延症状(long-COVID,PASC:post-acute sequelae of COVID-19,PCC:post-COVID condition)とセロトニンの関係について貴重な研究がCell誌にpublishされたので紹介するとともに,Abstractの下に詳しい内容の解説をつけた.ウイルス感染後の後遺症におけるセロトニン減少 Wong AC, Devason AS, Umana IC, et al. Serotonin reduction in post-acute sequelae of viral infection. Cell 2023; 186: 4851-67.e20 PMID: 37848036 https://doi.org/10.1016/j.cell.2023.09.013 Abstract COVID-19
米CDCは生後6カ月以上の全ての人に、「XBB」株に対応した新型コロナ・ワクチンの接種を推奨する勧告を出した。だが、同ワクチンを接種することで本当に恩恵を受けるのは誰なのかを見極める必要がある。 by Cassandra Willyard2023.09.19 2 4 6月中旬以来、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者数は米国中で増え続けている。そのため、アップデートされた新型コロナウイルス感染症用ワクチンがようやく利用できるようになったというニュースに安堵している人も多いだろう。新たな新型コロナウイルス感染症用ワクチンの第一弾はモデルナ(Moderna)およびファイザーが製造しており、「XBB」として知られるオミクロン変異株を対象とする。米国では、新たなワクチンの初出荷分は、早ければ9月13日の時点で一部薬局での使用が始まっており、今後数日中にさらに多くのワクチンが流通する予
宮内庁によりますと、悠仁さまは13日、学校から帰ったあと発熱の症状が見られたため、抗原検査を受けられました。 この時は陰性でしたが、14日朝、再び検査した結果、新型コロナウイルスに感染していることがわかり、今月18日までお住まいで療養されることになったということです。 秋篠宮ご夫妻は検査の結果、陰性だったということです。
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