吉本興業でもあった追放 ジャニーズと同様に、独占的な業界支配力を持つのが吉本興業である。 今や吉本所属の芸人は6000人もいるとされ、年々、お笑い業界に対する影響力が増している。ところが先ごろ、事務所を通さない「闇営業」を反社会勢力との間で行った問題で「雨上がり決死隊」の宮迫博之と「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮が行った謝罪会見で吉本への不信感と吉本幹部から圧力を受けていたことを明かし、大騒動に発展している。 宮迫はすでに吉本との契約を解除され、田村は吉本所属だが、無期限謹慎中の身。2人とも吉本と敵対している中で今後の芸能活動への展望は開けていない。 吉本を辞めた芸人はどうなるのか。典型的なのが漫才コンビの「太平サブロー・シロー」のケースだ。 サブロー・シローがデビューしたのは1976年のこと。2人はもともと松竹芸能に所属していたが、吉本興業制作の『ヤングおー!おー!』(毎日放送)に出演